2017年11月28日火曜日

フラット・ホワイトday4、道端のスラブ、カジカが鳴いたら晴れだっちゃ

4日目のフラット・ホワイト(仮)。

ホールドが壊れてムーブが未決になっていた下部スラブの上のスラブのムーブを解決して、一歩前進。そのあたりのプロテクションも確認した。

核心となる中間部はまだまだ。


中間部の全容

一人でやるには荷が重すぎるので、次回は超強力な助っ人を得る予定。

一人でロープにぶら下がり続けるのは精神を消耗するので、お昼過ぎには下山してお気楽ボルダリング。宿題になっていた道端のスラブを登った。


道端のスラブ

小さな岩のしょぼいラインだけど、ガバどりのムーブが僕の実力では秀逸だった。

最後は薄暗くなる中、カジカが鳴いたら晴れだっちゃ



吉田さんとsjさんが遊んだと言うトラバース課題は、中間部のムーブがアクロバティックで超面白い。暗くなってフットホールドが見えなくなっちゃったので、また次回。

2017年11月27日月曜日

スチャラダ通信第10号「神戸大好き」

またまたあっきーと神戸ボルダー。

いつでも登れそうだったあっきーの電池切れはこの日の1回目で完登というあっさりとした幕切れだった。あまりの薄味にそれほど嬉しくないのかと思ったけど、とても喜んでいた。めでたい。

で、スチャダラ。

強い若者にコツを教わった。言ってることの意味は分かった。

最近ようやく気付いたことだが、スチャダラは人によって言うことが全然違う。やることも全然違う。どのムーブをとっても全部違う。人それぞれ自分にあったムーブが違って、それを発見しなければ登れないのだろう(たぶん)。

で、ルーフもフックもムーブの引き出しが少なくてしかも弱い僕がそれをやるには、日数をかけないといけないんだと思う。それに、自分にあったムーブに出会える様にたくさんの人から話を聞くことも。

神戸には強い人しかいなくて気後れするし、寒いし、あまり居心地が良いとは感じないのだが、とにかく行く回数を増やすことから始めないといけないのだと思った。例えば、暖かさに惹かれて通いつめたり用もないのに様子を見に行ったりした障子岩とか、紅葉を見るためだけに訪れる価値があると感じそこにいてコーヒーを飲むだけで幸せになれるナメクジの森の様に。

そこにいる時間を重ねることが必要だ。

まずは神戸を好きになることから。

2017年11月13日月曜日

スチャダラ通信第9号「お久しぶり!」


・・・誰ですか?
もうやめたと思ってた 
って言ったのは!バンバンバンッ!
(トリビュート)

久々に行ってきた、神戸ボルダー。例によって、あっきーと一緒。
弱い弱い。やっぱり何もできない。
ここには僕より弱い人間はいないのだ。

ムタンテを完登する若者の気合の入った登りを見た。筋肉ムキムキの引き締まった背中を見た。もりもりトレーニングするモチベーションを得た。

また来るよ!

あ、あっきーはいつでも登れそうな電池切れを今日も登り損ねていた。しめしめ、また一緒に行こう。

バイシクルダイク@小川山から、ナメクジの森



小川山でバイシクルダイク。これが2回目。


厳しかったー。この夏は天候不順もあり小川山でスラブを登りこむことができず、スラブの力は衰えてしまっているようだ。一年前のナメクジスラブに取り組んでいた時期ならばまた違ったかもしれないけれど、今の落ちた力では太刀打ちができない。下部はなんとかなるが、上部はにっちもさっちも。

早々に諦めて、瑞牆を通過してナメクジの森に移動した。


紅葉の時期には森全体が黄金色に輝くナメクジスラブの森。空気までが黄金色に染まる金色森。一年前は何度もその美しさを目にすることができたけれど、今年はタイミングを失ってしまったようだ。わずかなその名残を楽しんだ。


金色森は静かで、鳥の鳴き声が響く。この日はリスも出てきた。林道からわずか10m入っただけなのに、動物たちの世界にお邪魔させてもらっている感じがとても気持ちいい。

ナメクジ直上は一歩前進。まだまだ行くぞ。

2017年11月3日金曜日

瑞牆大橋ルーフクラック・完登


ようやく晴れたお休みの日。瑞牆ボルダー・エリアに向かった。狙いはもちろん、瑞牆大橋ルーフクラックだ。この日は久々にアッキーと一緒だ。

瑞牆大橋のエリアは、夏は鬱蒼としているが、頭上の木の葉があらかた落ちたこの時期は、明るく陽が差し込みとても気持ちが良い。岩もカラカラに乾いていてフリクションは抜群だ。岩の上に積もった木の葉をざっと取り払った後に、早速ルーフに潜り込んだ。

前回まで水が流れ込んで触れなかった出だしのリップが乾いている。毎回泥から掘り起こしていたエッジがいつでも握ってくれと言わんばかりに露出していた。ヌルヌルと抜けてきていたシンハンドがビシバシときまる。

ルーフクラック


数度のトライで体を温め、忘れかけていたムーブを思い出して、遂に岩の上に立った。

アッキーは右の3級らしいマントル。力と技術の両方を要求されるなかなかの課題のようで、僕は登れなかった。アッキーは左下のSDスタートでも登っていた。

右のマントルSD

左後ろの尖った岩の課題は面白い。僕が一抜け、アッキーも続いた。すぐ左のカンテをアッキーはさらっと登った。僕はどハマり。アッキーの助言と励ましを受けて、なんとか登ることができた。カンテ右のスラブをノーハンドで遊んで、移動。

左のカンテ

アッキーが言葉か物かをやりたいというので、言葉岩へ向かった。アッキーは早々に諦めた。僕は言葉岩とダブルカンテの岩の隙間を数年ぶりに登って、成長を感じた。それとともに、とても良い隙間だと再確認した。

隙間

皇帝岩に移動。スラブ面の4級の課題と6級の課題を二人とも登った。どちらも素晴らしい課題。それから、フリークエント・フライヤーズ。アッキーは一本指ポケットが痛い痛いと叫びながら頑張っていた。僕は初手が止まらなかった。

ピョンピョン跳びたいということで、山形県エリアの背骨岩に来た。ランジ3級をアッキーはさらっと登り、僕はどハマりした。初手からランジ一発。気合で初手を止めたら、足は切れなかった。

その上でもピョンピョン飛べるらしいということで、十六夜の下の岩。見た目に反して易しかった。跳び足りなかったので、左のカンテからリップまで跳んでみることにした。アッキーはさらっと登り、僕はどハマりした。最後の力を振り絞ってダブルダイノをとめた。

その下には見えたスラブが楽しそうだったので見てみたら、チップとデールの岩の右面スラブだった。8級と6級。どちらもポケットが気持ちいい、なかなかのスラブだった。マントルの緊張感もいい。

最後に適当な隙間にはさまって、おしまい。