Paradise Crack HVD 4a
まずはニックがParadise Crack HVD 4aを登った。登っている最中に隣でクラックを登っているクライマーがフォールして、ナッツが弾け飛んだ。グラウンドフォール。クライマーはルートの下に露出していた岩に側頭部を強打したが、ヘルメットをかぶっていたので頭は軽傷。ただ、腕を痛めていて、パートナーが救助を要請した。
ニックがリードを終えた段階でこちらのクライミングは中止して、救助の手助けをした。ほどなくしてヘリが飛んできたので、岩の上に上がって場所を知らせたり。
色々と学びは多かった。
・ヘルメットは必須
・レスキューは岩場の場所を把握していない
・駐車場の名前も把握していない可能性あり
などなど。
で、救助が終わった後は、ニックがリードして設置したプロテクションが残っていたので、僕がリードして、ニックがフォローで回収した。
Millsom's Minion E1 5b
次は、僕がMillsom's Minionを登った。この岩の下の目立たない場所に、最近設置されたばかりと思われる新しいプレートを見つけた。そこには、二人の人物の名前と、生年月日、亡くなった日。トポを見ると、一人はMillsom's Minionというルートの初登者、もう一人は奥さん?ルートは、Eastern GritのTop50。これは登らないわけにはいかないということで、やってみた。
出だしのハングを越えた後は、スラブ。数本の水平クラックが走っていて、プロテクションを設置できそう。クラックの間にはポケットホールドがちらほら。ここにプロテクションを設置できるかどうかで、危険度が大きく変わる。設置できますようにとお祈りをしてスタートした。
二つ目の水平クラックにカムを入れて、ポケットホールドを探ると、あんまりよくない。プロテクションセットなど無論不可能。というのがいくつか続いて、落ちたら確実にグラウンドというところで、次の水平クラックにカムをセットできた。
そこから右にトラバースして、次のムーブが難しかった。右手にほどほどの斜めカチ。左手は頼れるホールドはない。フットホールドは右。バランスが悪い。左上に斜上する岩の膨らみが見えるので、ここにホールドがあるはず、と思って左手で探るけど悪い。数度探ってもないので諦めた。これは悪いスロパーで耐えるしかないやつだと判断して、体勢を整えて、左手で耐えて右手を見えない部分に伸ばした。ぼちぼちのホールドを掴んで一安心。ちなみに、もっと右にトラバースしたらもう少し楽に登れる可能性もあって、それが正解という可能性もある。
後はまたランナウトしつつ、落ちたくないスラブを登って終了。オンサイト。
納得のTop50。素晴らしい。ニックも核心ムーブをこなしてフォローしてきた。
この時点で既に2時。ここから子供にトップロープを張ってあげたり、ご飯を食べたり。で、後はちょっとだけボルダリングをして終わり。
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