この先しばらく天気が悪そうだから最後のチャンスだろうかと思いつつ、雨の中傘を指して洞窟に向かった。洞窟の中は空気中を漂う水の粒が見えるくらいに湿気ていた。岩は染み出しと結露でびっしょり。
足抜きのあとでなんとかレストの態勢を作れないだろうかといろいろやってみたけどダメだった。つなげトライはなし。
よほどの好天が6月になって続かない限り、シーズンは終わりだろう。
4月以降、かなり頑張ったし、惜しいアテンプトもあったし、チャンスはあった。でもキメきれなかった。たいへん悔しい思いもあるが、久しぶりにこれだけ時間をかけて完登にこだわったクライミングができたことは良い体験だった。
ひとまず、洞窟を出て、渓谷に向かおう。
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