西條さんと小川山。
朝、キャンプ場で行き先を相談したところ、西條さんがリバーサイドの2階のルートに関心があるということで、リバーサイドに行くことになった。リバーサイドの1階のスラブは過去に一度ひとりで登りに行ったことがあって、2階にはイチゴ農家の河野くんと行ったことがあった。今回で3回目だろうか?
この日のリバーサイドは大人気で、入れ代わり立ち代わりクライマーが現れ、7パーティー15人くらい。取り付きは木陰でそよ風も通りとても快適に登れた。もっとも、昼頃からは岩の上半分は木よりも高く直射日光を浴びており、登ると結構暑い。
《アウト・オブ・バランス》(5.9)、《マダム・バタフライ》(5.10b)、《ブラックシープ》(5.10b)を登った。自分は3本とも登ったことがあって、全部西條さんがオンサイト。なお、《マダム・バタフライ》は、ガイドブックではスタートは《アウト・オブ・バランス》と共通で3本目のボルトから右に移る設定になっている。現状は、2本目のボルトの後の右側にもボルトが設置されていて、2本目で右に移る設定もされているようだ。さらに、そのボルトの下はフレークにカムをセットできるので、地面からダイレクトスタートも可能。というわけで、今後は《マダム・バタフライ・ダイレクトスタート》が標準になっていくのではないかと思う。グレードはたぶん変わらない。カムがない人は従来の《マダム・バタフライ》で。
といったところで、今回取り組んだのが《ハーフカクテル》(5.10c)。短くも厳しそうなルートで、なかなか楽しそうだったので。しかも、ルートは壁の真ん中までの設定で、ルート全体が木陰に入っていて涼しそう。その上、右のルート(5.10d)が終了点をかすめて走っているので、回収にも不安はなし。厳しいルートに挑むには最適な環境だった。
ここでは、シングルピッチのボルトルートのシージング(ハングドッグあり)という自分の大好きな堕落したスタイルのクライミングを楽しんだ。
ボルトはガイドブックでは4本。しかし、現状は3本。地面に近い1本目のボルトはその跡が残るのみで、3本だけ打ち替えられたようだった。今回は、1本目のボルト跡の少し下のポケットに西條さんがトーテム青を入れてくれた。
トップは西條さんが担当し、トーテム青が刺さったポケットを踏んでの大胆なムーブで2本目のボルト(現状は1本目のボルト)に到達した。そこから数歩上がったところでストップ。ナイストライ。
2番手は自分。トーテム青を踏んだムーブは長リーチが幸いして安定したムーブになった。2本目のボルトにクリップしたらいきなりハングドッグを発動し、あーでもないこーでもないとこねくり回して、リーチーなサイドプルで突破した。3本目のボルト周辺でもまたもやハングドッグを発動し、こねくり回して、トポの記載通りに左に寄って、顕著なフットホールドに乗り込んで、4本目のボルトに到達。クリップしたところでノルマは達成しただろうと判断し、おろしてもらった。
そこから先は二人揃ってハングドッグによるムーブ探り。4本目のボルトから先は右にラインを取ろうとしたらものすごく難しくて、左のカンテを頼りに左のルートにかなり接近すると先に進むことができた。左上の顕著なカチをマッチしたところで行き詰まって、眼の前にあった左のルートのヌンチャクを掴んで、右に戻って、終了点に到達した。あとはトップロープ。
で、4本目のボルトから右寄りのホールドを使って壁の真ん中を突破するムーブを探ったんだけと、これはかなり厳しかった。遠い視界の端にガバポケットを捉えてるんだけど、ひたすら遠い。左手の竜の子どもの背みたいな縦ホールドを左手で保持して、足をなんとかして、遠いガバポケットに飛びつくみたいなムーブを想像したんだけど、この竜の背がヌメヌメなのもあり、フットホールドの向きや位置が絶妙に悪いこともあり、結局無理だった。
ガイドブックの記載によると4本目のボルトからは「やや左のルート寄りにホールドを求めて抜ける」とのことで、おそらくは左上のガバカチを目指すラインで正解なんだろう。最後はトップロープでノーテンで登って、終了。中央突破は現代の強いクライマーなら可能な気がするので、やってみてほしい。
大満足クライミングであった。
なお、《ジョコンダ》(5.10c)がガイドブックでは☆☆になっていて、見上げた感じだと結構面白そうなのだが、出だしの弓形フレークにカムを挿しっぱなしにしてトライしているグループがいて、他のクライマーは迷惑そうだった。あれはやめたほうが良いと思う。
あ、2階には結局いかなかった。
キャンプ場に戻ったら、本題の川泳ぎでフィニッシュ。
クライミングのみにとどまらず大満足の一日であった。
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