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2017年2月20日月曜日

完成・COMPASSION@数馬の岩場から、鳩ノ巣ダイノ

快晴の良い日、前回の試登で前進のあった数馬の岩場1峰正面のラインを完成させに、奥多摩に向かいました。

まずはトップロープでプロテクションとムーブの確認。前回の反省から、今回はキャメC3を持って行きました。出だしの抜けそうなマスターカム紫にかえて、C3赤。不安だった核心部のプロテクションにマスターカム紫を回し、安心して登ることができるようになりました。

C3赤はマスターカム紫と青の間のサイズ。奥行きも狭いので、使えます。奥多摩トラッドでは特に有効。昇仙峡のセンチュリー・フォー・カラーズでも活躍しました。

プロテクションの不安がなくなったことで、最初のRPトライで成功し、ルートを完成させました。

COMPASSION

下部の厳しい1ムーブと、ヒールフック、トーフック、ニーバーを駆使して登る上部ランナウト。なかなかのルートだと思います。多分5.11くらい。

松氏はトップロープで3度。プロテクションに自信が持てれば、登れそうです。

この岩場には、7本のルートが設定されています。ほとんどがピトンとボルトのエイドです。最初に登ったSOLIDARITYは、そのうち2本をつなげてフリー化したもの。今回のCOMPASSIONは、その上部にあります。2Pをリード&フォローで登っても楽しいでしょう。

他にも岩峰があと5本。フリーのルートを作れるかどうか、再訪が楽しみです。この岩場は日当たり良く、RPトライ時はフリースもいらないくらい。逆に、木の葉の生い茂る春以降は木陰になって、涼しいです。晴れの日にまた行きたいと思います。

下山後は、例によって鳩ノ巣エリアでボルダリングです。


フィンガージャムをきめてランジ。ランジの一手が止まったら終わりかと思いきや、そんなことはなく、上部でホールドが消えます。最後は木にマントルを返して終わり。緊張感のあるクライミングでした。

この課題を、脚立も長ブラシも使わずに下から登れたことは、大変嬉しいことです。




だいたいこの辺にあります。

2017年1月30日月曜日

奥多摩トラッド@数馬の岩場から、フィンガージャム&ダイノ・ボルダー

久々に帰ってきました、奥多摩トラッド。長い長い花崗岩のシーズンがあけ、日当たりの良い岩場でヌクヌクとクライミングを楽しむべく、帰ってきました。

昨年6月にエイドルートをトラッドでフリー化し、SOLIDARITYというルートを作った数馬の岩場。そこにもう一本のルートを拓こうという算段です。半年前に続いて2日目。

まずは松氏がトップロープで試登。巨大なフレークを抱えたまま落っこちて来て大笑いでした。この岩は表面が風化していて、まだ安定していないところがあります。

さて僕の番。テラスから離陸して、まずはクラックからはみ出た木の根にデッド。それをマッチして、次のプロテクションをセット。

離陸時のプロテクションは、こんな感じでした。


マスターカム紫と、ストッパー#3。不安です。

次のプロテクションは、手前に引いたら飛び出しそうなマスターカム黄。とても不安なので、ナッツを一本入れたいところです。入れてる間に木の根が折れないかが不安です。

あとで前回の記録を確認したら、「核心部のプロテクションはマスターカム紫&C3赤でなんとかなりそう」と書かれてました。これは離陸時のプロテクションの話なのか、それとも次のプロテクションの話なのか、すっかり忘却の彼方です。次回はC3を持っていきましょう。

ムーブ的な核心部は、両足を壁面スメアで右手のデッド。それが決まればしばらく安心。

休めそうで休めない中間部をこなした後、上部はリップまで4mのランナウト。カンテを絡めてヒールフック、トーフック、ニーバーなどを駆使してのバランシーなムーブが続きます。最後の最後のエッジを握る力が残っているか否かが、歓喜の瞬間と恐怖の数秒間の分かれ道です。笑が止まりません。


期待通りに暖かい日差しの中で楽しいクライミングでした。2人で2回ずつ試登して、終了。

あとは締めのボルダー。


フィンガージャムからランジです。ここに着いた時点ですでにヨレヨレでしたが、だんだん調子が出てきて、ランジには成功しました。しかし、それで終わりではなく、また次回。

2016年6月14日火曜日

エイドルートのフリー化@数馬の岩場から、ランジの課題@鳩ノ巣エリア

久々の奥多摩クライミング。午前中は数馬の岩場。午後は鳩ノ巣エリアでボルダーです。

数馬の岩場は、1970年代はじめに登られた岩場。ジョン・バーカーのミッドナイト・ライトニングが日本に衝撃を与えたのが1980年ですから、それよりはるか前のこと。ほとんどがエイドルートです。ホールドに乏しく硬いチャートには、随所に錆び付いたハーケンとリングボルトが残っています。いつまで登られていたのかわかりませんが、20年は人が訪れていないのではないでしょうか。

午後に訪れた鳩ノ巣エリアのボルダーは、冬の岩探しでたまたま発見した岩です。課題の脇には古いリングボルトが打たれていて、遥か彼方の昔に人口で登った方がいたようです。アプローチは人気のハイキングエリアになっていて、登っているとそのすぐ背後をハイカーが頻繁に通過します。ラインホルト・メスナーの第7級に刺激を受けて劔岳をフリーで登ったと言う方から声をかけられました。まだ「フリー」という言葉がなかった時代に、劔岳を今でいうフリーで登ったんだとか。それから、ボルダリングをやってみたいと思っているという女性も。

二つのエリアでクライミングの歴史を感じた1日でした。

数馬の岩場に行くのは4度目で、登るのは初めて。1峰下部左をTRで登りました。

下半分の正面フェースは思ったより傾斜がありホールドは極小で難しすぎ手が出ず、左スラブとのコンタクトラインの凹角を登り、上部は正面フェースのクラック&フレーク。久しぶりにフェースをグイグイ登って、気持ち良かったです。カムとナッツでリードできそうなので、次回試してみようと思います。



アプローチで疲れましたが、帰りは近道を発見。杉林に入って間もなくの右の倒木の5段くらい下を左にトラバース。

鳩ノ巣エリアのボルダーは、以前発見した課題です。思った通りのフィンガーからのランジ課題になりました。指の細い僕はフレアして抜けそうな第一関節ジャム。跳んだ先のホールドははるか遠く、外傾しています。何度かやって、0.5秒保持できるところまで行って、変則的なスタートホールドで右手の皮が破けて、終了。右手薬指第一関節横の小指側はテープ必須です。

超面白いので、また行きます。