2026年5月18日月曜日

ニ度目の太刀岡山・下部岩壁

前回ものすごく楽しかったのでもう一度行ってきた。

まずは《これでもか》(5.10a/b)でアップ。右のクラック状カンテに吸い込まれそうになるけど、左のカンテに手を伸ばして両手の抱え込みで登ると、フットホールドをうまく拾えて、都合が良い。すべての岩場にこんなアップルートが欲しいと思うような良いルート。

次は《パクリ屋》(5.10c)。中間部のアーチ状クラックが印象的なルート。下から見るとその部分以外はホールドがはっきりせず、ムーブが読めない。しかし、登ってみると核心はそのアーチ状クラックのフットワークだったように思う。アーチ状クラックの上は右にも行けそうだったけど、左を選択した。結構リーチだよりのムーブになったので、リーチのない人は右が良いかもしれない。オンサイト。なかなか良いルート。

で、《太刀》(5.11a)。前に来たときに山森さんが登っているのを見て、左手の遠いホールドを取るのが良いと知っていたが、下から見上げてもそのホールドがどこにあるのかは見えなかった。右足の高いフットホールドを頼りに逆足で取りに行くことになりそうという目算を持って、取り付いた。下部からライン取りとムーブの選択に悩まされつつなんとか懸案の遠いホールドが視界に入るところまで来たら、やっぱりずいぶん遠かった。でも、手前のブラインドホールドは思ったより良いガバでありがたい。意を決して左手で何もないカンテをガストンでおさえて右足を蹴って遠いホールドに手を伸ばしたら、届いた。届いたは良いものの、次の足の置き場がいまいち。左足を高いところにクロス気味に入れるムーブを選択したけど、そのフットホールドにロープが引っかかっていて、置けない。しょうがないので、手前のブラインドホールドガバまで戻って、ロープをどけて、再度やり直し。今回はロープを避けて左足を置くことに成功して、その先もバランスが悪かったけどなんとか乗り上がった。あとは頑張って、オンサイト。これは良いルート。

なんだか、スポーツルートらしい動きが自然と出てくるようになってきたような気がする。

それから、トポにはない右の壁の《はじめの一歩》(5.11a)。比較的新しいルートらしい。でも終了点のロープは結構ボロくて、正体不明のルート。上部で傾斜が落ちた先がどうなってるかわからなくて嫌な予感がしたのでヌンチャクを多めに持っていったら、予感は的中し長いスラブが続いていて、ボルトは9本。まだ埃っぽいところは残ってるけど、結構面白くて良いルート。オンサイト。

最後はまだ登ってなかった右の方の《NEO新人さんいらっしゃい》(5.10b)ボルト2本目までが結構登りにくかった。上部はなんだか現代的な感じもして、面白い。アップには向かない気がしたが、もしかしたら2本目までももっと良い登り方があるのかもしれない。

といったところで終了。

気温25度、風は前回ほどは通らず、結構暑かったけど、楽しく登れて最高だった。

残るルートはボルト感覚が遠くてヤバそうな《ノット・アーティフィシャル》5.11aと5.12のルートのみ。

また今度。

2026年5月11日月曜日

太刀岡山・下部岩壁でいろいろ

太刀岡山の下部岩壁。ここは前にアラベスクの帰りにトップロープで一本だけ登ったような気がするが、ほとんど初めてみたいなもの。最近ボルトがきれいに打ち替えられて、終了点もカラビナ2枚の残置ありで、ありがたい。

《これでもか》(5.10a/b)

短いけど、良いルート。とても快適。朝の一本目にはすべての岩場にこんなルートがほしい。短さを度外視したら星をつけてもいいレベル。オンサイト。

《ビッグバード》(5.10d)

非常に良いルート。星付きも納得の面白さ。ボルト感覚は遠目で、慣れてない人は心細いかもしれないが、それを補って余りある面白さ。ライン取りを考えさせられるところとか、とてもいい。チョーク跡に助けられてオンサイト。

《大ちゃん?クンクン?》(5.10a/b)

100岩だと、左から《これでもか》、《ビッグバード》、《大ちゃん》、《クンクン》となっている。菊池さんの関東周辺の岩場では、《これでもか》、《ビッグバード》、《クンクン》。いずれも《クンクン》はその右の《カバチ》と終了点を共有する。現状は、100岩の《大ちゃん》は消滅しているようだ。登ったのは100岩と関東周辺の岩場の《クンクン》。山森さんはこれが《大ちゃん》だと言ってたような気がするが、どうだろう?

内容はこれも面白かった。上部は左のクラックに行くべきか右側だけでは登るべきか、迷った。結局使わず登った。終了点が下がっていて、終わり方が中途半端ではある。カンテ上のスローピーなフットホールドに両足で立って微妙な態勢で終了点でクリップして終了になった。本来はそこからスラブを数歩上がって終了だったんじゃないかと思う。現在はそのスラブは苔塗れ。

《カバチ》(5.11a)

これはとても良かった。右のコーナーと、左のカンテと、その間のフェースと。どこをどう登るか、ラインどりも考えされられる。山森さんは比較的左寄りを登っていたが、自分は右のコーナー寄りにラインを取った。終了点はクンクンと共通。もっと高いところまで登ったらなお良いルートになりそう。

《行けイノシシ》(5.11a?)

5.10cになってるけど、本当は5.11cなんだとか。で、登ってみると、中間部で大きく左に迂回してほとんど隣のルートに入るようなラインになり、それで5.11aくらいの感じか。下降中に見てみると、迂回したところは掃除すれば直上でも行けるかもそれないと思った。それで5.11cか?機会があればやってみたい。

《やめるじゃやめろ》(5.10d)

これもとても面白い。アンダーガバ角でニーバーをキメてノーハンドレストするのが楽しい。

《サイドワインダー》(5.10c)

これも面白い。

《NEO新人さんいらっしゃい》(5.10b)

このグレードにしては登りにくいが、ムーブがわかってしまえばグレードなりなのかもしれない。

というわけでモリモリたくさん登って楽しかった。これだけ登ってほとんど全部良いルートっていう岩場は稀なのではないか。また行きたい。

メモ:木陰で風が通り、非常に快適だった。午後は陽が入って、左側は暖かい。右側は緑が濃く、また風も通りやすいようで、ずっと涼しかった。


2026年5月7日木曜日

春日居砦の続きの兜山

兜山、二度目の春日居砦に向かった。

まずはアップで《一休さん》(5.10b)。オンサイトしたんだけど、身長が170cm以上あるとリップの先のスローパーに手が届く。170cm未満だとフィンガージャムから捨て身の逆手ハンドジャムになるらしい。どっちのムーブで5.10bなのか分からないのがグレード音痴の苦しいところ。

次はCragInfo山梨で紹介されている《落ち葉の囁き》(5.10d)。オンサイトしたんだけど、あとから見たらトポには「ぱっと見ホールドが見当たらない中盤は動きもテクニカルで面白い」と書かれていて、もしかしたら中間部の右のガバは使わない設定なのかもしれない。まあ、良しとする。ボルトはトポの記載より一本多かった気がする。注意。

https://cragboys.com/shop/user_data/kabutoyama_route#L-20250207


それから《モスラ》(5.11a)。「ハング越えのホールドはブラインド」との記載に気を取られて一生懸命に手を伸ばしてブラインドホールドを探してたら、眼の前の丸見えホールドを見落としていた。テンション。ムーブを確認して、二回目でRP。実質的には短いけど、大きなムーブで爽快。ボルトはトポの記載より一本多かった気がする。注意。

追記:デカいホールドが浮いているので、注意。

といったところでフィニッシュ。

なお、終日曇り空で、相変わらずまだまだ寒かった。

KB岩からピラフェス

コッシーとKB岩。

コッシーはゲート下ワイドボルダーで敗退して、下のフィストはオンサイトして(お見事!)、上のワイドは敗退してた。フィストが苦手らしい。フットジャムも改善の余地があるらしい。ムーブを練習してフィニッシュ。

それから、ピラフェス。

コッシーはバーブのパンツを買ってた。自分は、甲府幕岩のガイドブックとか東京粉末のチョークとかを買った。

そのあと2時間くらい登って、コッシーは前回敗退した秀逸な3級をあっさり登ったらしい。

で、山森さんのスライドショーは最高だった。

もっと頑張ろうと思った。まずは自力を上げねばなるまい。

かぶき揚げ@兜山ボルダー

 コッシーが鴉天狗を登りたいというので、兜山ボルダー。

しるべ岩の裏でアップして、まずはコッシーの鴉天狗。めちゃくちゃ硬い動きで落ちてたので、取り付く前にジョークを言ってリラックスするっていうナイスなメソッドを教えてあげた。ジョークがすべったショックで集中できないとか言ってたけど、4回くらいで登ってたと思う。お見事。

それから、石舞台に移動して、トラップハッピー(2級)に取り付いたけど、敗退した。

後ろの庭師の庭師(5級)は登れた。鶏カンテ(6級)はスタートホールドがガタガタ揺れてて今に吹っ飛びそうな上に奥の隙間にはムカデが住んでいるので、やめておいた。シザーハンズ(5級)は登れた。あげたて(5級)も登れた。かぶき揚げ(4級)は大変なものだった。もしかしたらムーブを間違ってたのかもしれないけど、めちゃくちゃ悪かった。全力を出して這々の体で完登をもぎ取った。コッシーは離陸もできず敗退。罠女とランデブー(4級)はライン取りを間違えて一回落ちて、二回目で完登した。

といったあたりで雨による湿り気も増してきたので切り上げて、ピラニア南アルプスへ向かった。

3級の秀逸な課題があったが、コッシーは敗退してた。

2026年5月5日火曜日

涼を求めて春日居砦でわ☓めちゃん@兜山

見上げる岩には陽がさんさんと差していて、これは木陰が良かろうということで、行ったことのない春日居砦を目指した。思惑通り岩場は新緑の木陰で最高だった。

まずはトリオ(5.10b)。下部は快適で朝の一本目に最適だった。上部で狭いコーナーに体をねじ込んだところでアレ?ってなって危うかったけど、なんとかこなしてオンサイト。

つぎは行雲流水(5.10c)。「こううん りゅうすい」と読むらしい。いろんな意味があるらしい。☆☆がついている。兜山の5.10台のルートで一番面白いという評価もあるらしい。下部はクラックを使っても良いのかどうか分からなかったけど、トポには何も書いてないし、ケチなことをしてもしょうがないので、使ってもよかろうと判断した。で、中間部で「足さばきに神経を使う」っていう記載の通りスメアリング地獄が現れた。スラブのために買ったスクワマビーガンに感謝した。オンサイト。確かにものすごく良いルートだった。ただ、甲府城のカブトワトブカよりも面白いかと言われると、判断に悩む。

で、わ☓めちゃん(5.11c)。一見したところ、下部はやさしく、上部のハングをどう超えるかが勝負で、取り付いてみるとそのとおりだった。トポには「ハングの左から回り込んで核心部をパスすることもできるが、ボルトの位置からは大きく離れてしまう。ルート名の由来でもあるクラックを使って正面突破したい」とある。ハング下の三角形の穴にはハンドジャムが決まり、そのすぐ上のアンダーは両手でマッチできる。問題はその先で、更に上のハングの右手のアンダーは甘く、ピンチも甘く、なによりフットホールドが乏しい。頑張って右手を伸ばせばクラックに手が届くんだけど、ジャミングは効かない。気合で甘いフィストをキメることはできるけど、フットホールドがないからキメたところでなんともならない。というわけで行きつ戻りつしてそろそろ諦めようかと思ったけど、ちょっと左の方を使わせてもらおうと思って、左のカンテを持って、一年前から自分中で大流行中のニーバーを左カンテにかけて、カンテの左手を送って、ニバーを頼りに右手をクラック方面に伸ばしたら、クラックの縁に届いた。あとはレーバックで頑張って完登。オンサイト。この登り方は「ハングの左から回り込んで核心部をパス」したことになるのかどうかは分からない。ボルトは常に両手の間に収まっているので、良いんじゃないかという気もする。でもトポのラインはハング部分で右に寄っているので、左のカンテを使わない設定なんじゃないかという気もする。自分の中ではこれが合理的なラインということで納得している。これでグレードが5.11cなのかどうかは知らない。なお、その後右寄りでも登れるかやってみたら、もう少し取り組めはムーブは見つかりそうな気はした。チャンスが有ればそっちも進めてみたい。


追加:やっぱり左のカンテは使わない設定と山森さんに教えてもらった。でも使っても十分面白いよ。

メモ:晴れのち曇り。気温は20度弱(たぶん)。木陰で涼しく、登るときは長袖Tシャツと半袖Tシャツ。ビレー時はその上にネルシャツ。非常に快適だった。不快な虫も少ない。兜山のベストシーズンは実はいまという可能性ある。春日居砦は広葉樹。杉林はその一段下まで。この時期はモコモコが上から降ってくる。カエデの木もあり、秋の紅葉も楽しめるかもしれない。


2026年4月16日木曜日

桜吹雪クライミング@兜山で壮年ナイフ

兜山。

いつ雨が降り始めてもおかしくない雰囲気で、いつでも撤収できるように壮年ナイフ(5.11d)にトップロープをかけてムーブを探ってしまいましょうという堕落したスタイルのクライミングをやってきた。右隣の一本ほうとうを登って、その終了点から壮年ナイフの最終ボルトを経由して、支点を構築できた。ラッキー。

で、その壮年ナイフはめちゃくちゃ難しかった。最初から傾斜が強くて、そのうえ左のカンテはたいして効かない。大奮闘してムーブを考えたけど、中間部のムーブがなかなかわからなかった。唯一可能だったムーブは、中央の台形のホールドを右手で保持して、左カンテ奥の水平ホールドを左手で保持して、右上のガバ風(ガバじゃない)の水平ホールドへ渾身のデッド。これがひたすら遠い。身長177cm両腕は長めの自分のリーチで指先の先の先がかろうじて引っかかるだけ。もしこのムーブしかないとしたら、登れる人はほとんどいないのではなかろうか。まあ、自分では使い物にならないホールドがいくつかあるので、強い人はなんとかするのかもしれないが。

以下、ムーブメモ

右手ガバアンダー、クリップ、左手タテカチ、右手その上のタテカチ、足上げ、右手アンダー、クリップ、左手ボルト左下のタテカチ、右手V字状ホールド、左手カンテ奥のタテホールド、クリップ?(厳しい)、右手中央の台形カチ(指は右側、親指は左側)、右足ガバ&ニーバー、左手カンテ奥の水平カチ、左足カンテ沿いの粒、右足V字状ホールド、右手遠いガバ風(ガバじゃない)の左側、左手その右にクロス、左足エッジ&ニーバー、左手コーナー上部エッジ、右手カンテ状リップ、左手上部角。これで実質終わり。

以下、メモ

一本ほうとうのビレーで寄りかかっていた木は山桜だった。4月中旬、桜吹雪が美しい。