2026年5月7日木曜日

春日居砦の続きの兜山

兜山、二度目の春日居砦に向かった。

まずはアップで《一休さん》(5.10b)。オンサイトしたんだけど、身長が170cm以上あるとリップの先のスローパーに手が届く。170cm未満だとフィンガージャムから捨て身の逆手ハンドジャムになるらしい。どっちのムーブで5.10bなのか分からないのがグレード音痴の苦しいところ。

次はCragInfo山梨で紹介されている《落ち葉の囁き》(5.10d)。オンサイトしたんだけど、あとから見たらトポには「ぱっと見ホールドが見当たらない中盤は動きもテクニカルで面白い」と書かれていて、もしかしたら中間部の右のガバは使わない設定なのかもしれない。まあ、良しとする。ボルトはトポの記載より一本多かった気がする。注意。

https://cragboys.com/shop/user_data/kabutoyama_route#L-20250207


それから《モスラ》(5.11a)。「ハング越えのホールドはブラインド」との記載に気を取られて一生懸命に手を伸ばしてブラインドホールドを探してたら、眼の前の丸見えホールドを見落としていた。テンション。ムーブを確認して、二回目でRP。実質的には短いけど、大きなムーブで爽快。ボルトはトポの記載より一本多かった気がする。注意。

といったところでフィニッシュ。

なお、終日曇り空で、相変わらずまだまだ寒かった。

KB岩からピラフェス

コッシーとKB岩。

コッシーはゲート下ワイドボルダーで敗退して、下のフィストはオンサイトして(お見事!)、上のワイドは敗退してた。フィストが苦手らしい。フットジャムも改善の余地があるらしい。ムーブを練習してフィニッシュ。

それから、ピラフェス。

コッシーはバーブのパンツを買ってた。自分は、甲府幕岩のガイドブックとか東京粉末のチョークとかを買った。

そのあと2時間くらい登って、コッシーは前回敗退した秀逸な3級をあっさり登ったらしい。

で、山森さんのスライドショーは最高だった。

もっと頑張ろうと思った。まずは自力を上げねばなるまい。

かぶき揚げ@兜山ボルダー

 コッシーが鴉天狗を登りたいというので、兜山ボルダー。

しるべ岩の裏でアップして、まずはコッシーの鴉天狗。めちゃくちゃ硬い動きで落ちてたので、取り付く前にジョークを言ってリラックスするっていうナイスなメソッドを教えてあげた。ジョークがすべったショックで集中できないとか言ってたけど、4回くらいで登ってたと思う。お見事。

それから、石舞台に移動して、トラップハッピー(2級)に取り付いたけど、敗退した。

後ろの庭師の庭師(5級)は登れた。鶏カンテ(6級)はスタートホールドがガタガタ揺れてて今に吹っ飛びそうな上に奥の隙間にはムカデが住んでいるので、やめておいた。シザーハンズ(5級)は登れた。あげたて(5級)も登れた。かぶき揚げ(4級)は大変なものだった。もしかしたらムーブを間違ってたのかもしれないけど、めちゃくちゃ悪かった。全力を出して這々の体で完登をもぎ取った。コッシーは離陸もできず敗退。罠女とランデブー(4級)はライン取りを間違えて一回落ちて、二回目で完登した。

といったあたりで雨による湿り気も増してきたので切り上げて、ピラニア南アルプスへ向かった。

3級の秀逸な課題があったが、コッシーは敗退してた。

2026年5月5日火曜日

涼を求めて春日居砦でわ☓めちゃん@兜山

見上げる岩には陽がさんさんと差していて、これは木陰が良かろうということで、行ったことのない春日居砦を目指した。思惑通り岩場は新緑の木陰で最高だった。

まずはトリオ(5.10b)。下部は快適で朝の一本目に最適だった。上部で狭いコーナーに体をねじ込んだところでアレ?ってなって危うかったけど、なんとかこなしてオンサイト。

つぎは行雲流水(5.10c)。「こううん りゅうすい」と読むらしい。いろんな意味があるらしい。☆☆がついている。兜山の5.10台のルートで一番面白いという評価もあるらしい。下部はクラックを使っても良いのかどうか分からなかったけど、トポには何も書いてないし、ケチなことをしてもしょうがないので、使ってもよかろうと判断した。で、中間部で「足さばきに神経を使う」っていう記載の通りスメアリング地獄が現れた。スラブのために買ったスクワマビーガンに感謝した。オンサイト。確かにものすごく良いルートだった。ただ、甲府城のカブトワトブカよりも面白いかと言われると、判断に悩む。

で、わ☓めちゃん(5.11c)。一見したところ、下部はやさしく、上部のハングをどう超えるかが勝負で、取り付いてみるとそのとおりだった。トポには「ハングの左から回り込んで核心部をパスすることもできるが、ボルトの位置からは大きく離れてしまう。ルート名の由来でもあるクラックを使って正面突破したい」とある。ハング下の三角形の穴にはハンドジャムが決まり、そのすぐ上のアンダーは両手でマッチできる。問題はその先で、更に上のハングの右手のアンダーは甘く、ピンチも甘く、なによりフットホールドが乏しい。頑張って右手を伸ばせばクラックに手が届くんだけど、ジャミングは効かない。気合で甘いフィストをキメることはできるけど、フットホールドがないからキメたところでなんともならない。というわけで行きつ戻りつしてそろそろ諦めようかと思ったけど、ちょっと左の方を使わせてもらおうと思って、左のカンテを持って、一年前から自分中で大流行中のニーバーを左カンテにかけて、カンテの左手を送って、ニバーを頼りに右手をクラック方面に伸ばしたら、クラックの縁に届いた。あとはレーバックで頑張って完登。オンサイト。この登り方は「ハングの左から回り込んで核心部をパス」したことになるのかどうかは分からない。ボルトは常に両手の間に収まっているので、良いんじゃないかという気もする。でもトポのラインはハング部分で右に寄っているので、左のカンテを使わない設定なんじゃないかという気もする。自分の中ではこれが合理的なラインということで納得している。これでグレードが5.11cなのかどうかは知らない。なお、その後右寄りでも登れるかやってみたら、もう少し取り組めはムーブは見つかりそうな気はした。チャンスが有ればそっちも進めてみたい。


追加:やっぱり左のカンテは使わない設定と山森さんに教えてもらった。でも使っても十分面白いよ。

メモ:晴れのち曇り。気温は20度弱(たぶん)。木陰で涼しく、登るときは長袖Tシャツと半袖Tシャツ。ビレー時はその上にネルシャツ。非常に快適だった。不快な虫も少ない。兜山のベストシーズンは実はいまという可能性ある。春日居砦は広葉樹。杉林はその一段下まで。この時期はモコモコが上から降ってくる。カエデの木もあり、秋の紅葉も楽しめるかもしれない。


2026年4月16日木曜日

桜吹雪クライミング@兜山で壮年ナイフ

兜山。

いつ雨が降り始めてもおかしくない雰囲気で、いつでも撤収できるように壮年ナイフ(5.11d)にトップロープをかけてムーブを探ってしまいましょうという堕落したスタイルのクライミングをやってきた。右隣の一本ほうとうを登って、その終了点から壮年ナイフの最終ボルトを経由して、支点を構築できた。ラッキー。

で、その壮年ナイフはめちゃくちゃ難しかった。最初から傾斜が強くて、そのうえ左のカンテはたいして効かない。大奮闘してムーブを考えたけど、中間部のムーブがなかなかわからなかった。唯一可能だったムーブは、中央の台形のホールドを右手で保持して、左カンテ奥の水平ホールドを左手で保持して、右上のガバ風(ガバじゃない)の水平ホールドへ渾身のデッド。これがひたすら遠い。身長177cm両腕は長めの自分のリーチで指先の先の先がかろうじて引っかかるだけ。もしこのムーブしかないとしたら、登れる人はほとんどいないのではなかろうか。まあ、自分では使い物にならないホールドがいくつかあるので、強い人はなんとかするのかもしれないが。

以下、ムーブメモ

右手ガバアンダー、クリップ、左手タテカチ、右手その上のタテカチ、足上げ、右手アンダー、クリップ、左手ボルト左下のタテカチ、右手V字状ホールド、左手カンテ奥のタテホールド、クリップ?(厳しい)、右手中央の台形カチ(指は右側、親指は左側)、右足ガバ&ニーバー、左手カンテ奥の水平カチ、左足カンテ沿いの粒、右足V字状ホールド、右手遠いガバ風(ガバじゃない)の左側、左手その右にクロス、左足エッジ&ニーバー、左手コーナー上部エッジ、右手カンテ状リップ、左手上部角。これで実質終わり。

以下、メモ

一本ほうとうのビレーで寄りかかっていた木は山桜だった。4月中旬、桜吹雪が美しい。

2026年4月8日水曜日

ゴルゴ31、キープ・レフト、クニマス、大吉、キープ・ライト@兜山

兜山でスポーツルート。

まずはライオン岩で《ゴルゴ31》(5.10a)。アップで登ったら、意外とホールドの向きが悪く、バランスも悪く、登りにくかった。興味深いルートだけど、アップには向かないと思う。オンサイト。

もう一つアップでのろし台に上がって《キープ・レフト》(5.10a)。「左の壁は足でのみ使用可能」という限定があるんだけど、「左の岩」が何を指すのかがいまいちわからなかった。これは、《クニマス》の黒い岩を指すのか、それとも、《クニマス》の黒い岩と《キープ・レフト》のボルトのある岩の間にある白い岩を指すのか?間の白い岩なしだと5.10aでは済まなそうだったので、白い岩は手でもアリと解釈して登った。でもそれだと《けむり》(5.7)とほとんど変わらないような気もする。よくわからない。一応落ちずに一回で登った。

で、この日の本題の《クニマス》(5.11a)。気合を入れたオンサイトトライだった。こちらも限定があり、「右の岩は使用しない」と記載されている。と同時に「易しいクラックから」という記載もある。で、このクラックというのは右手のクラック、つまり、《クニマス》の岩と《キープ・レフト》のボルトのある岩の間の白い岩と《クニマス》の岩の間のクラックだろうと推測した。つまり、間の白い岩はアリで、《キープ・レフト》のボルトのある岩はナシ。ということで登ってみたんだけど、そうすると、4本目のボルト辺りまでずっとカンテの右の溝を登ることになった。4本目のボルトが右の方にあるのはそういうことなんじゃないかと思うと同時に、これだと《けむり》(5.7)とほとんど変わらないんじゃないかと思わなくもない。もしかしたら「易しいクラック」って右じゃなくて左のクラックだったんじゃないかって、これを書いている今になって思った。でもトポのラインは右寄りに引かれている。というわけで、よくわからなかった。一応落ちずに一回で登った。

本題はモヤっと終わってしまって、次は《大吉》(5.11b)。ガイドブックでたごさんがすごい顔で登ってるやつ。オンサイトトライは、2本目のボルトにクリップしたあとに油断してガバにおいた足がスリップしてフォール。テンション1回でトップアウトした。2回目でRP。「左の岩は使わない」という限定があるんだけど、このルートに関しては全然気にならなかった。ところで、4本目のボルトはその上の棚を取って左の突起に足を挙げるまでクリップできないと思わない?ランナウトして怖かったよ。

最後は《キープ・ライト》。これは強烈だった。ムーブが分からない、ホールドが遠い悪い、クリップできない、などなど。散々な思いをしてヌンチャクを掴みながら這々の体でトップアウトした。ボルトは正面フェースにあるんだけど登るのはほとんどカンテの右みたいな感じで、それであってるのかよくわからなかった。

というわけで、限定と油断に泣いた一日とまとめられることになりそうだが、めちゃくちゃ楽しかったので良し。

また今度。



2026年3月31日火曜日

おやすみプンプン@兜山

コッシーと兜山。

東壁で一本ほうとうの右のフェースを登った。前にトラッドをやりたいコッシーを連れて一本ほうとうを登りに行ったときに目をつけた右のフェース。

前回、フィックスを張って掃除してみたところ、ムーブはできそう&プロテクションはなんとかなりそうということで、今回はこれが目標だった。なお、コッシーの目標は高飛車(5.10b)で、お見事オンサイトしてた。

で、右のフェースのライン。スタートはカンテの左、一本ほうとうのビレー点から。真下からはかなり難しそうなので、一段高い左から入ることにさせてもらった(ダイレクトスタートは強い人に任せたい)。カンテをまたいでスラブに乗り上がったら右にトラバース。そこから直上。最後は左に戻って真ん中でフィニッシュ。という感じで登ったが、どういうラインで登るかは登り手の感性にもよるだろう。自分にとっては、見上げた岩のスッキリした正面フェースを登りたいという欲求と、プロテクションをセット可能な弱点をつなぐ必要性と、自分に登ることのできる強度、この3つの要素のかけ合わせ。というわけで、以上のラインになった。強い人はダイレクトスタートで登るかもしれないし、正面フェースに意欲を刺激されない人は中間部でもっと右を登るかもしれないし、もっとずっと右でフィニッシュするかもしれない。


プロテクションについて言うと、この壁を見上げたときにプロテクションをセットできそうな予感を得た箇所に狙い通りにセットすることができた。幸運なことだ。一本目のプロテクションをセットするまでがちょっと怖いのを除けば、適度な間隔でプロテクションをセットできるので、比較的安全ではないかと思う。

クラックではないトラッドルートの可能性を広げたいという思いをずっと持っている。日本ではトラッドクライミングとクラッククライミングがほとんど相互に交換可能な用語として利用されるんだけど、必ずしもそうではないという可能性を見たい。という思いで登っている。富士見カンテはその試みの一つだった。今回もその一歩を刻むことができたのではないかと思う。

この日の最初のRPトライで完登。

おやすみプンプンと呼ぶことにする。

グレードはわからない。