2019年6月19日水曜日

Stanage Popularでやさしいのを四本

普段はボルダラーの友達がイタリアでトラッドのマルチをやるに際してちょっとギアに慣れておきたいってことで、二日間にわたりトラッドに行ってきた。行き先はStanage Popular。The most popular section of the most popular crag in the UKらしい。

初日は、Right Twin Crack VS 4c。初登は1950年代。トラッドが久々の友達が途中で降りてきたので、途中までロープがかかってる状態から、僕が登った。やはりトラッドはメンタル。とうか、慣れか。僕は核心部にカムを二本足すことで心理的障壁を下げて突破した。核心部は真っ向勝負のジャムが求められて超楽しい。

で、登ってる最中から雨が降ってきて、初日はここで終わり。奇跡的な風向きによりルートは濡れずに済んだので一本登れてよかった。

二日目は、Manchester Buttress HS 4bから。初登は何と1930年代。僕はフォロー。左にトラバースして右にトラバースしてと、顕著な岩の膨らみの弱点をぬって露出したムーブを繰り返す超ナイスなルートだった。

次は、Narrow Buttress VS 4c。初登は1949年。これまた顕著な岩の膨らみの弱点を突くライン。スラブに水平のクラックが走ってるんだけど、プロテクションのセットは限定されていて、随分ランナウトする上に、受け付けてもらえるプロテクションがマスターカムの紫とか青とかで、結構緊張する。最後にキャメ青を叩き込んで安心した後に、ハングを超えての露出感満点のマントルが待っているという最高に爽快なクライミングだった。

最後は、Inverted V VS 4b。初登は何と1922年!僕は前にリードしているルートで、今回はフォロー。RockfaxのEastern GritのTop50に選ばれているルートで、やっぱり良い。

ということで、短時間だったけど、久々にトラッドを楽しんだ。