2019年2月21日木曜日

乾坤一擲 Goliath’s Groove

イングランドのほぼど真ん中に位置するピークディストリクトは、イングランドで最初のナショナル・パーク。広大なピークディストリクトには無数の岩があって、クライミングのガイドブックの出版で有名なRockfax社は、ピークディストリクトのクライミングのガイドブックを4冊出している。Eastern Grit, Western Grit, Peak Limestone, Peak Boulderingの4冊。最初の三つがルートのガイドブックで、最後はボルダリングのガイドブック。それぞれが厚さ3cmくらいある軽い鈍器だ。

Eastern Gridはその名の通りピークディストリクトの東側の岩のガイドで、有名どころだと、Stanage、Burbage、Curbarあたりが含まれている。南の方のBlack Rockも。このガイドブックの冒頭にはTop500のおすすめルートが紹介されていて、その中にさらにTop50のルートも選定されている。

その一本がStanageのGoliath's Groove。初登は1947年。


ずっと登りたいと思っていたこのルートを、ようやく登ることができた。

下部で落ちたくないロープソロだと、出だしのオフウィズスが核心。行きつ戻りつのノロノロしたクライミングで、会心のオンサイト。

これまで、Eastern GritのTop50を10本ほど登ったけど、その中でも頭一つ抜けて素晴らしい。久々のトラッド・クライミングで、幸福感に包まれた。

さて、次は何を登ろう?

2019年2月19日火曜日

School Room day 13

2H; 2 problems in each grade; open-hand only up to 6B.


まだ余力あり。出し切るための工夫が必要。

2019年2月1日金曜日

2018年10月から1月のクライミング

10月中旬 Stanage Plantation




ちょっとだけボルダリング。Spur Traverse f6C+でアップしてSatinかDeliveranceをやろうと思ってたんだけど、例によってSpur Traverseでどハマり。結局登れず、落胆して帰った。

10月中旬 Burbage West




West Side Story 7Cをやってみた。40分だけのお試し。初手が取れない。ムーブが分からない。初手のホールドがどれかも分からない。



10月下旬 Gardoms


午後からStanageに向かったら、霧雨に包まれた。空が明るい南を目指して車を走らせたら、Gardomsに流れ着いた。Mark's Roofのために何度も来たGardomsで、今回は南の端まで歩いてThe Jackalopeを目指した。

Short Arete 6Bは、左カンテの課題。慣れないカンテにちょっと苦労したけど、フェースのカチに手を伸ばして解決した。Right Arete 6Cはジャリジャリしててパス。Batter Patter 6C+はクラックから左に移りつつマントル。グレードの割に楽に登れた。出だしのピンキーが難しいのかもしれない。あるいは左にそれ過ぎたかも。Brazil Start 6Cは良かった。丸っこいカンテを抱え込む課題。地衣類でジャリジャリのホールドと格闘して、完登。登れるかどうかの境界線上の課題を気合いを入れて登れて、超嬉しかった。と思ったのはマントルを返すまでで、そのあとの下降で死ぬかと思った。過去最高にトリッキーな下降だった。



ちょうど地平線に消える夕日が岩場を照らして、とても綺麗だった。

お目当のThe Jackalope 7Aは敗退。



また今度。

10月下旬 Burbage West


West Side Story 7C、二日目。家族で遊びに来てたお兄さんと、子供を学校に迎えに行く前に登りに来たお兄さんとセッション。初手のムーブが4種類くらいできた。困った。

10月下旬 Burbage West


West Side Story 7C、三日目。アップでWest Arete 6Bをやった。苦手のカンテでムーブがわからず苦労したけど、リップに飛びつくことに成功。ただ、そのあとが汚れてて、飛び降りた。

10月下旬 Stanage Plantation ⇨ Burbage North


午後からDeliveranceをやりにStanage Plantationに向かった。岩の前に着いた途端に雹に振られて退散。Burbage Northに立ち寄った。Small is Beautiful 7A。初手取りのダイナミックなムーブがとてもいい。水平クラックにピンポイントで左手を刺す。届いてるけど当たらなかった。また今度。


11月上旬 Burbage West


午前中の陽当たりを期待してBurbageのBreakfastに向かった。そしたらピークディストリクトは曇天で、強風だった。30分ほどで退散。左のニー・スカムを足がかかりにムーブを組み立てられそうな予感はえた。


11月中旬 Burbage West


朝外を見たら晴れていたので、Burbage West。南風と朝日に期待してWest Side Story、4日目。風はあったけど、霧が谷を駆け上がっていてお日様はなかなか出てこない。しばらく待ってようやく出てきた朝日のを浴びながらのボルダリングが最高に気持ちいい。

小さめのスクワマより穴が空いたブカブカのアナサジ・ピンクの方が感触がいいという意外な発見。また今度。

11月中旬 Stanage Plantation


午後から晴れたので、ピークディストリクトへ向かった。心配していた通り、運転席から見えるWest Side Storyはすでに影に入っていて寒そうだからパス。Stanage Plantationに向かった。Deliverance、5日目。トラバースはもう完璧。あとはリップに向かって飛ぶだけ。右足をどれだけ伸ばせるかが鍵か?

11月中旬 Burbage West


朝から晴れていたので、West Side Story、5日目。朝日を浴びながらのボルダリングが気持ちいい。以前一度だけたまたまできたムーブを確実に再現できるようになって、さらに一歩足をあげられた。いい気分。


11月中旬 Stanage Plantation


午後から晴れてきたので、娘(7)を連れて、Deliverance、6日目。飛び出す時の右手のホールディングが難しい。左のペッブルに下から手を伸ばすと、右手のホールディングが色々できる。また今度。


12月上旬 Raven Tor


午前中少しだけ時間があったので、雨だけどRaven Torに行ってきた。目的は、Powerbandの見学。ジェリー・モファット自伝を読んで興味を持った課題。前半は染み出して全然ダメ、後半は練習できそう。左のメインのケイブをちょっと登ってすぐに帰宅。


12月上旬 Burbage West


久々に晴れたので、朝日を浴びにBurbage WestでWest Side Story、6日目。二手目の左カチから右手の二つ目の縦ホールドをとって、左足&右足を動かすところまで。進歩があった。そして、超気持ちよかった。




12月中旬 Burbage West


朝日を求めてWest Side Story、7日目。太陽は雲の後ろに隠れたり、顔を見せたりを繰り返した。それでも朝日を浴びながら岩の前で過ごすのは超気持ちよかった。最後のサイドプルを取りに行く態勢を整えるコツが少し分かって、ちょっとだけ前進した。超嬉しい。

12月中旬 Stanage Plantation


お誘いを受けてStanage PlantationでBrass Monkey。ルーフのダブルカンテっていう超面白いジャンル。両腕を広げた横リーチいっぱいでカンテの奥のシワに指先がかからないっていうなかなかできない体験だった。強風で極寒。

12月中旬 Burbage West & Stanage Plantation


日のあたるうちにBurgabe WestでWest Side Story、8日目。三つ目のサイドプルを0.1秒保持することに成功した。それから、再びBrass Monkeyで友達に合流。彼は惜しくも登れず、持ち越しになった。僕は箸にも棒にもかからない。

12月下旬 Stanage Plantation


午後少し時間があったので、Goliath's Grooveに向かった。岩場は全体的に湿っぽく、北向きのグルーブに設定されたこのルートはびしょびしょだった。クライムダウンで撤退。

1月上旬 Burbage West & Burbage North


少しだけWest Side Storyに行ったんだけど(9日目)、前日のムーンボード・セッションのせいで指先が痛くて、すぐ諦めた。対岸のBurbage Northに移って、クラックをいくつか登って終了。Wednesday Climb HVS 5b、オンサイト。The Grogan HVS 5c、オンサイト。

1月中旬 Burbage West


最近はムーンボードにハマってて、岩場でのボルダリングは低調なんだけど、あまりにも天気が良くて気持ち良さそうだったので、たまらずWest Side Story、ついに10日目。動画を撮って確認したら、思ったのと違う落ち方。修正できるかもしれない。

1月中旬 Burbage West & Stanage Plantation


West Side Story、11日目。珍しく先客がいた。ちょっとだけやってStanageに移動したので、進展はなし。

1月下旬 Burbage West & Stanage Plantation



West Side Story、12日目。リップは雪でも、岩はパリパリ。それからStanageでBrass Monkey。

1月下旬 Burbage West & Stanage Plantation


West Side Story、13日目。快晴、気温0度、微風。最高のコンディション。三つ目のサイドプルは、左足は無視して右足に立ち込んで飛びつくのみ。StanageではBrass Monkey。友達がやってるのでスポットついでに付き合ってたんだけど、前回は最後のガバどりができて、今回はフリッジ・ハギングのスウィングに耐えることができた。可能性なしと思ってたけど、もしかしたらあるのかもしれない。

2018年10月8日月曜日

Stanage Plantation(7回目)

天気が良さそうだったので、Stanage Plantationにボルダリングに行ってきた。やりたいのは、Deliverance。

下の方の簡単なのでアップしようとしたけど、岩が冷たくて温まらない。しょうがないから、前にやってできなかったSpur Travers f6C+へ。これはガバガバのルーフトラバースの後にマントルの核心ムーブがガツンとやってくるっていう構成で、アップを兼ねてやるのに最適。前回ムーブは作っていて、軽く確認した後につなげてみた。10手と少しのルーフのムーブで両腕がパンパンに張って、マントルができない。休み休み何度か本気トライを繰り出したけど、だめ。虫様筋弱いクライマーはガバでパンプするって吉田さんが言ってたけど、本当だ。

諦めて、すぐ近くのSatin f7Aへ。二、三度やってしっくりこなくて、隣のボルダラーがやってたのを一緒にやることにした。Pull Over f5と、Wooly Pully f6A+。どっちも出だしのムーブが面白くて、そのあとの長いスラブの緊張感もなかなかだった。ちなみに、どちらの課題もガイドブックによってはトラッドルートの形容詞グレードがつけられているようだ。それくらいの高さ。ただ、核心ムーブは下部にあって、上では落ちないから、今はボルダリング課題って扱いが主流なんじゃないかと思う。UKでのボルダリングとフリーソロのトラッドルートの区別はイマイチわからないんだけど、単純に高さだけってわけでもなさそう。

二つに成功したところで、も少しなんかやろうかということになって、隣のボルダラーと一緒にThe Stromに行った。ナーレさんも落ちてたたあれ。


Nalle Hukkataival on the Grit from Ed Ratcliffe [Slender Films] on Vimeo.

ナーレさんが落ちるだけあって、ホールドが超悪い。左足が上がらなかった。でも面白いからまた今度。

ここでお隣のボルダラーとは別れて、本題のDeliverance(4日目)。トラバースはもう問題なく、発射の体勢も何となくわかってきた。あとは、左のpebbleを使うかどうかが悩みどころ。そして、こういうムーブに悩むシチュエーションに僕はとても弱い。さあどうしよう。

2018年10月5日金曜日

Gazelle@Woolley Edge Quarry

娘の通院でブラッドフォードまで行った帰り、いつも立ち寄っている高速のサービスエリアの脇の岩場に行ってきた。

Woolley Edge Quarry

https://www.ukclimbing.com/logbook/crag.php?id=8492

トポは持ってないんだけど、UKCに情報があったのと、動画があがってる。やったのは、UKで重点的に取り組みたいと思っているカンテの課題。

Gazelle f7A+




結構苦労したけど、よーく観察したら登れた。多分グレードは甘い。ちなみにこれは失敗ムーブ。

この足元で、肉食動物の骨を発見した。



調べてみたら、犬っぽい。多分二度と行かないであろうこの岩場。嬉しい偶然の発見だった。


2018年10月2日火曜日

Burbage Northにもう一度

この前一緒に登ったフェデリコに誘ってもらってもう一度Burbage Northに行ってきた。午前中のみで時間が限られるということで、まずはStrikerあたりでアップして、それからIn the flick of timeに行って、最後は近くのルーフでもという入念な計画を立ててくれた。ありがたや。

で、Strikerあたり。ここは、前にニックと来たAsh Treeのすぐ隣。アップでSunlight Cellar VS 5b、Oak Tree HS 4bを登った。この辺りは微妙な高さで、元々はルートなんだけど、ボルダーとしても登られてるくらいの感じ。それから、Striker Left-hand f7A+を二人でやったんだけど、これは結構厳しかった。気づいたこととして、極小ポケットにつま先を突っ込むんだけど、サイズが大きくてへたったアナサジピンクでは全然ダメってこと。小さめのスクワマにかえたらすぐ離陸できた。ただ、初手が出ない。あと、風が強くて、朝は陽が当たらなくて、寒い。てことで、隣のIvy Tree HVS 5bを登って移動。これもボルダーなのかソロなのかわからない高さ。

移動した先は、In the flick of time。これはシットスタートでf8Aで、それは僕には無理なので、スタンディングのf7Bをやった。ヌメッとしたホールドを両手で保持して手と同じ高さにヒールをかけてからのリーチーなムーブ。日本では届くはずのホールドに届かないってことは全くなかったけど、UKでは結構ある。フェデリコが使うホールドとは別のを使ってムーブを試みたけど、ヒールフックがヘボすぎて敗退。また今度。

で、お隣のRemergenceのエリアに移動した。まずはRemergence Start f6B。ガイドブックに"Essential for any aspiring gritstone climber."って書かれる看板課題。核心ムーブはマントルで、なかなか厳しい。足が短すぎて、体をズリズリあげる体勢に持っていけない。敗退。で、一番左のThe Hanging Rib f6B。最後が遠くて、足が悪くて、キャンパっぽい感じになっちゃって超苦労してたんだけど、フェデリコが「そこのリップのとこ持ったらいいじゃない」っていうんでやってみたら、できた。丸っこりリップで、一人だったら絶対試さないムーブなんだけど、グリットストーンのフリクションがあれば保持できるらしい。勉強になった。

ということで、終了。