瑞牆
土曜日は思ったより早めに着いたので、アルパインクライミング推進協議会のクライミング集会に途中から参加した。ボルトの話は途中から入ったのでよくわからんけど、その後の山岸さんのレスキュー講習がとても良かった。終了後ちょっと登る時間があったので、奥平さんと近場のワイド。前回もやった右は、奥のハンドを使わずに登ってみたら、できた。このくらいの傾斜だと、奥のハンドとかフィストとかはなくても頑張れば登れることがわかった。プロテクションをセットする動きを作れるかは別問題。左のハンドからワイドもやった。
日曜日は、西條さん、ロジャーさん、石井さん、奥平さんと、二度目のしじま谷。
《KOU+》はめちゃくちゃ面白い。下部は優しいスラブで、上部は溝。浅いフットジャムを信じて歩けばいいだけなんだけど、最初の一歩の場所を間違ったらドボン。ボルトにかかったヌンチャクに感謝した。マスターだとまた厳しさが変わる。機会があればRPトライするかも。
その右のスラブの《トラベルチャンス》。ちなみに、トラベルチャンスっていう名前のルートはいっぱいあってわけがわからないんだけど、これについては中尾さんのブログ。
https://gecko2005.exblog.jp/23398085/
このスラブの《トラベルチャンス》は、下部は小カンテが見た目以上に難しくて怖くて面白い。そこを抜けると優しいスラブがちょっとあって、上部がわかりにくい。これまた中尾さんのブログにあるように、右に行きすぎないっていうルート設定。ロジャーさんは、右手でブラインドのスローパーを押さえて小ハングの上に左足を上げるラインで登ってた。それでもボルトより右だけど、多分正解だろう。ボルト正面ラインには左手のいかにもなホールドがあるんだけど、その上はホールドが乏しい。
https://gecko2005.exblog.jp/23289722/
ちょっと移動して、チムニーの《トラベルチャンス》。一番下はなんとでもなる、その上は右のフットホールドを使う左差し、その上の一見してメインのパートは左のフレア面のフットホールドを広いつつ右の垂直面に背中を預ける右差し、と予想して取り付いたら、ぜんぜん違うことになった。一段上は使えそうと思ってたフットホールドはずいぶん高くて、右差しでずり上がった。その上のメインパートは、右のガバに誘われて左差しになっちゃって、バック&フットの背中を左のハングに押さえつけられて、奮闘的なクライミングになった。這々の体でオンサイト。勘違いしててオフウィズスだと思ってたんだけど、チムニーの《トラベルチャンス》。ここ最近のオフウィズスの練習で学んだ技術はほとんど使えなかったけど、奥のハンドとかフィストとかが効かなくても頑張ればなんとかなるという学びは大いに活きた。今度行ったら、右差しもやってみたい(できればトップロープで気楽に)。
最後は下山中に《プケプケ途中から》でセッション。これはめちゃくちゃ楽しかった。インバージョンで足が抜けなくなって救助される人が続出。前回はさっぱりわからなかったけど、完登。賑やかに登って、日没をむかえつつ完登者が続出した。インバージョンは、骨の可動域の計算が大事なんじゃないか、という話。最後に奥からの《プケプケ》をやってみた。また今度。