2025年3月16日日曜日

神戸LOVERS・4日目&5日目

 神戸LOVERS、4日目。山森さんはスポーツルートをバシバシ登ってた。

まずは前回失敗した後半1/3の繋げから。ナイスなレストポジションを発見して、成功した。その後、3/5の繋げにも成功。さらに、クライムダウンセクションでレストスポットに向かって斜めに真っ直ぐ降りて一挙に5手くらいショートカットするナイスなムーブを発見した。完登に向けて大きく前進。

最後は、序盤の厳しいセクションのムーブをコネコネして、染み出しホールドを回避するムーブを考えた。左手で持ってたアンダー近くのサイドプルを右手で、上のコブを左手、右手をひとつ先のアンダーへ、左手アンダー寄せ、右手右下、左手クロス。うまくいくかどうか、よく分からない。



5日目。

中間部のムーブ確認を兼ねてアップして、スタートからトライ開始。一回目、前回確認した序盤のムーブがうまく機能して、最終レストポイントまで到達した。そこでのレストで我慢しきれず飛び出して、左手のナイフブレード、譲り合いマッチ、左手ローズムーブからサイドに持ち替えまでいったけど、右手を出す態勢が作れず、出してはみたものの案の定2本指ポッケにはささらず、ドボン。譲り合いマッチは右手の保持力がないと耐えられないので最後に右手を休めて核心部に突入したんだけど、やっぱり2本指ポッケを指すには左手の保持力が残ってないとだめみたい。あと、レストすればするほど足がヨレてきて、我慢できない。およそ60手目でのフォールはメンタルに響く。

1時間ほど昼寝しての二回目、序盤のセクションでなぜか指先の感覚が失われて、途中のレストポイントで首に手をまわして感覚の回復を図りつつ、最終レストポイントに到達した。前回よりも長いレストを意識して、最後は左手の回復を意識して、核心部に突入して、左手のナイフブレード、譲り合いマッチ、左手ローズムーブからサイドに持ち替え、で、2本指ポッケに捨て身のデッドがささった。一回目のレストは3分くらい、二回目のレストは4分くらい。我慢のレストが効いたみたい。


ということで、プロジェクトは完登。名前がないと不便なので、とりあえず神戸LOVERSを課題名ということにする。読み方は、「かのとらばーず」。

左から右のトラバースを登ったので、必然的に右から左のトラバースが課題になるんだけど、ひとまずは別の岩場に向かうことにする。そのうち戻ってくるかも。


2025年3月11日火曜日

鏡餅スラブ・その裏のチムニー

若手一流B面クライマー奥平さんと、昇仙峡。かねてより懸案であったセンチュリーバレーの鏡餅スラブを登りに行った。前回はちょうど1年前、1本目のボルトに決死の覚悟でクリップして、立ち上がったところで断念したのだった。

今回は、トップロープで確認することにした(妥協してゴメンナサイ。ほうぼうに宿題を大量に抱えていて、そろそろ解消していかないと)。左から岩の上に回って、終了点に最適な木からロープの切れ端で支点を下ろすこと8mくらいか。そこから60mロープで懸垂して、地面まであと1m。ということは、地面から木まで39mくらい?

地面から12mほどのところの松の木の一段下の右のテラスをビレー点とした。1本目のボルトがビレー点から8mくらい上なので、間にカム。奥平さんがZ4(だっけ?)の青いのを入れといてくれた。フレアしたクラックで、ちょっと不安。もう一つ小さいサイズでもいいかもしれないなんて話をした。2本目のボルトの左にはキャメ赤が入る。なお、ボルトはいにしえのRCCなので、できるだけカムでバックアップを取りたい。

一回目、一本目のボルトのところに立ち上がって、このルートに特徴的なダイクをこねくり回していたら、薄いダイクが吹き飛んだ。トップロープで良かった。その後も、テンション混じりで、ムーブが可能であることを確認した。

二回目、迷ったけど、奥平さんがもうやらないというので、じゃあこの際ということでリードした。久々にめちゃくちゃ緊張したけど、完登。なお、Z4の青はプリプレースで登った。キャメ赤は登りながらセットした。どうせボルトを使うんだから、カムはプリプレースでいいんじゃないかと思う。登りはすこぶる面白い。小川山あたりに出しても恥ずかしくない。ビレー点までの12m程はブッシュまみれだけど、そこから先は車道から見上げる通りのスッキリしたスラブになって、素晴らしい。

残る課題はボルトレスのオールNPでの完登だけど、我々はしばらくやらないので誰かやってください。

なお、アプローチは、センチュリーバレーに入ってすぐ左に上って、メゴスの左のルンゼを上がる。木に残した白テープが目印。

ということで首尾よく鏡餅スラブを登ったので、次は右裏のワイドを登った。こちらは優しすぎたようで、奥平さんがアプローチシューズでオンサイトしてた。終始8番サイズ。



最後は移動してナメクジスラブ。行くたびに苦労するし敗退したりもする課題で、何歳まで登れるかチャレンジ中なので、いつ行っても何度行っても楽しい。今回は1時間位で登れた。左足のいかにも使いたくなる凹みの右上のL字型の凹みを発見できたのが良かった。ここはいつ行ってもどこを踏むかわからなくなるので、メモしとく。たぶん次行ってもわからなくなるけど。あと、右足を上げるときに結晶をおさえる左手の中指が破けたので人差し指(だっけ?薬指だっけ?)に変えたのも良かった。ともかく、ナメクジスラブ自己最高齢記録を44歳と5ヶ月に更新して、最高だった。







2025年3月10日月曜日

神戸LOVERS(仮)、3日目までの様子

 神戸LOVERS(仮)のこと。

初回は随分前、雨の日(だったか雨後だったか)にヅッカーさんとスポーツルートを登りに行って、岩が濡れてたのでスポーツルートは早々に諦めて、トラバースでもやるかって始めた。このときは、左から右トラバースの最終局面に手を付けて、ヅッカーさんは後半1/3位をつなげてたような気がする。

最近になって2回目。最高気温は17度、木漏れ日、微風で、最高のボルダリング日和だった。全体のムーブ確認で、左から右まで全部つなげることは可能であることがあることがわかった。全部で約70手。65手目くらいの2本指ポッケへのデッドが核心か。長袖肌着と半袖Tシャツ。

で、第3回。大雪の数日後、染み出しの様子を確認に行ってきた。染み出しは序盤のホールド一箇所のみ。雪解けの水がまだ下まで届いていないのかもしれない。濡れていたのは序盤の核心部のホールド。長い目で見ると、このホールドを使わないムーブを作っておいたほうがいいかもしれない。気温は最高気温は10度、木漏れ日、時々東からの強風で、結構寒かった。長袖肌着、半袖Tシャツ、ネルシャツ。レスト中はダウンジャケット。中盤1/3でウォーミングアップ。ここは落ちはしないけど、最適化が必要。後半1/3のつなげを試みて、核心の2本指ポッケへ手が届かず失敗。


またこんど。


2025年2月21日金曜日

バイソン周辺三たび・《木だけに気になる、なんてね》、逆さまカンテ

 ガミケンさん、西條さんと山頂ボルダー。

今回はともだちの側から登った。ともだち周辺でアップして、ガミケンさんはともだちの岩のラインを登ってた。

それから、後ろの木が気になる課題を登った。《木だけに気になる、なんてね》ってことで。

で、大きく移動して、逆さまカンテへ。前回到達したマッチからの一手がわからなかったけど、ガミケンさんのナイスアドバイスにより解決。ホールドを持ったら引くことが必要らしい。ただ、この一手を出してもその次に動けない。ガミケンさんはそこも楽々とこなしていた。


最後にフィンガークラックを登った。ガミケンさんが端正なジャミングで一抜け。私が力任せのレイバックで続き、最後に西條さんが締めた。最高だった。


また今度。



バイソン周辺再び・ダブルカンテ・逆さまカンテ

 山森さんとバイソン周辺再び。

少ないアテンプトでプロジェクト完登を目指す山森さんは昼頃到着するということで、先にエリアに上がって、前回目をつけていた丸っこいダブルカンテに着手した。

デッドでバシバシを数手で、行き詰まった。岩自体はそんなに大きくないんだけど、下地が斜面で、落下距離がそこそこ。万一斜面を滑り落ちると崖で、緊張感が高まる。

あーでもないこうでもないといくつかのムーブを試していると、山森さんが登場した。ムーブについて意見交換して、山森さんは少し離れたプロジェクトに向かった。

右手を出すか、左手を出すか、何度か両方を試して、左カンテの奥のV字状ホールドに狙いを定めた。ブラインドホールドへのデッド。なんとかホールドを捉えたものの持ちどころが悪かったアテンプトでは、強引に右手を頂点に伸ばしたが、そこから動けずフォール。斜面に敷いたマットでバウンドして、一段下にとばされ、ヒヤリ。次のアテンプトでブラインドホールドの良いところに手が届き、完登。上の方にガバがあるねと山森さんが言ってなかったらアウトだった。このガバもブラインド。一か八かで手を伸ばしたら指がかかって、岩の上にずり上がったら、プロジェクトの山森さんが見え、完登の喜びを叫んだ。

この課題、今の実力にマッチしていて、良い取り組みができた。掃除は木の棒につけたブラシで。棒が届かないところは掃除なし。苔まみれのカンテで中継したり、ビクトリーガバには落ち葉が積もっていたり、グラウンドアップの難しさに負けずに登れた。次に登る人(いれば)は、自由に掃除してください。

午後は山森さんPの横の逆さまカンテ。前回は逆さまムーブでヒールをかけていたブロックがごっそり落ちて、振り出しに戻ったのだった。ヒールがかからなくなって一気に難しくなってたけど、ピンチフックでギリギリムーブができることが確認された。

また今度。


2025年2月10日月曜日

スクワマとジェネレーターミッドのリソール

 もっとかかるかと思ってたら数日後には到着したので、前回また今度って書いたもう一足のスクワマとジェネレーターミッドの話し。

こっちはバーチ。

12月13日:発送

12月16日:到着連絡

14日に到着、現状確認&見積もりまで一ヶ月くらいとの連絡

1月10日:見積もり

スクワマは、基本リソール6,700円と両足のトーパッチの接着660円×2で、8020円。安い。なお、ソール中央の穴はなし。

ジェネレーターミッドは、基本リソール6,700円のみ。安い。

1月12日:決済

クレジットカード。

2月6日:発送連絡

2月8日:到着

こちらの発送から戻ってくるまで、約8週間。

見たところ、出来は良い。ただ、こういうところの処理は凜靴のほうが丁寧なように見える。


左が凜靴、右がバーチ。機能の点でどうかはわからない。

2025年2月4日火曜日

スクワマのリソール

ずいぶん久しぶりにクライミングシューズをリソールに出した。

スクワマのリソールを凛靴さんにお願いした。 

 もう一足のスクマワとジェネレーターミッドも同時に別の業者に出したけど、そっちの話はまた今度。

12月13日:発送

12月14日:先方からの電話で見積もり確認

翌日対応はありがたい。ソール真ん中の穴あり、脇のノーエッジなしで、8690円。安い。

12月14日:銀行振込で支払い

2月3日:到着

こちらの発送から戻ってくるまでの期間は7週間と半分くらい。充分な速さ。

見た感じは素晴らしいでき具合。岩を登るのが楽しみだ。

近々、久々にナメクジスラブに行って、早速ソールをすり減らしてこようと思う。