2025年1月19日日曜日

バイソン周辺

 ガミケンさんに案内してもらって、山森さんとバイソン&その周辺。

バイソンは難しかった。


その下の岩の左のコーナークラックを登った。

で、その右の被ったカンテ。足が悪いって言うので、バイソンスタートでできるんじゃない?ってことでああでもないこうでもないとやってたら、できそうになった。ミラクルなライン。ガミケンさんはトップアウト寸前まで迫ってたけどヨレて落ちてた。




で、そのあとグラついていた巨大なブロックがおちた。今後どんなムーブになるかはわからない。なお、巨大なブロックが右足の親指にヒットしたけど、いまのところ問題はなさそう。それより、白岩滝のカンテの落下衝撃を受けた膝が瀕死。

終日陽当り最高、眺望良し、課題は無尽蔵、徒歩40分という好条件で、最高だった。秋川にもこんなところがあればいいのに。




2025年1月14日火曜日

白岩滝ボルダー・麻生グルーブ(仮)の完成と、カンテラインのひとまずの完登

 山森さん&キビちゃんと、白岩滝ボルダー。

まずは手前のサンライズ・ボルダーで、山森さんが《麻生グルーブ(仮)》を登った。前回はリップに手が届いて大いに可能性を感じさせるセッションがあり、今回は早々にリップをコントロールして、下からつなげてのトライにも成功。課題を完成させていた。すごい。


この課題のいいところは、壁にあいたポケット。いかにもホールドとして使ってくださいと言わんばかりの奥深いポケットを本当に使って登るのがめちゃくちゃいい。サンライズボルダーにまた一ついい課題ができて嬉しい限りだ。残るは、サンライズ・クリスタル・フェイスの左スタートバリエーションと、リップトラバースと、(たぶんやらないけど)左面か。背後の岩もあり。

それから、上のヘンプ・ボルダーまで上がって、僕がカンテラインに挑んだ。前回はリップに手を出す態勢を整えられなかった。デッドで出すことはできるけど、失敗すると左に大きく振られて落ちることになりそうで、しかも次のホールドは見えづらくほとんどブラインドになる。できればスタティックに手を出す態勢を整えたい。

で、いろいろやってみて、山森さんがナイスなホールド&ムーブの提案をしてくれたおかげで、スタティックにリップを保持することに成功した。上部は蔦を使ってトップアウト。個人的にはクライミングにおいて木や蔦は使っていいと思ってるのでこれでひとまず完成。バリエーションとして蔦なしバージョンもあってもいいので、いずれロープを使ってムーブとホールドを探りに行きたいと思う。今は、緊張感を保ってこの課題を登れたことを喜びたい。掃除とホールド探しで一度ロープにぶら下がってるから、主観的でわずかな満足だけど。



追記

《麻生グルーブ(仮)》は、《ワームホール・パッシン》と命名された。パッシンはpassin'とリップを叩く音のダブルミーニングで、アクセントはシにあるそうだ。グレードは7b。


サンライズ・クリスタル・フェイスの右下スタートは7a+。

2025年1月9日木曜日

甲府の岩場にはじめまして

陽当たりが良くて暖かいともっぱらの評判の甲府の岩場に行った。山森さんと村井さんとキビちゃんと一緒。

ここはスラブが多いらしい。《アラベスク》に備えてスクワマビーガンを買ったので、スラブで試してみようというのが今回の趣旨。

駐車スペースから徒歩10分の至近でアクセス良好。前回の御前山砦とは大違いだ。

まずは、たぶんCエリアの真ん中あたりの複合カンテ状スラブ。なんだけど、ここで早速トラブル発生。スクワマビーガンが片方見つからない。しょうがないからTNプロで登った。ルートは、カンテをどう使うかが悩ましくて面白い。たぶん5.9くらい。FL。TNプロは柔らかすぎて極小エッジに負ける。

それから、その左のリングボルトをトップロープ。たぶん5.10くらい。

で、たぶんDエリアの馬の背状ルート。背を越えるラインの採り方が悩ましくて面白い。たぶん5.10くらい。FL

ここで、一旦車にもどってスクワマビーガンを持ってきた。

そのあとは、たぶん馬の背の左にあったRCCボルトのルートをトップロープ。二本目の左ボルト直上は無理だった。右のボルトに寄って登った。二本目の左ボルトは打ってはみたものの不可能だったということじゃないかと、山森さんの弁。

次は、村井さんが《デザイア》(だっけ?表記は知らない)をやってた。スカスカフィストとの格闘がめちゃくちゃ面白そうだった。僕は今回はスラブのつもりで来てたので触らなかったけど、次に来たらやりたい。

ここで、山森さんは行方不明になったキビちゃんを探しに行った。

さいごは《ミ・アモーレ》(だっけ?表記は知らない)。人気のルートらしいけど、その理由を容易に理解できる面白さだった。たぶん5.10くらい。OS。

スクワマビーガンは硬くて最初は違和感があったけど、履きなれるといいんじゃないかと思う。1サイズ小さいスクワマと違って、スラブを登っても足が痛くならない。

なお、岩場はちゃんと寒かった。気づいたんだけど、陽当りがいいと言っても、体の半分は必ず日陰。



2025年1月1日水曜日

第三回・御前山砦ボルダー

 初回は一人で岩探し。手前の小ピークの小ぶりなボルダーを登ったのだった。

小ピークボルダー

左は結構いい課題。右の課題は石にノーハンドスタート。


第二回はiwa-rockさん&ジョシュ君と。

ここでトラブル発生。手前の小ピークの小ぶりボルダーの左課題のフットホールドがスコンと抜けて、顎を岩に強打した。左課題はこれで大幅に難易度が上昇した。

消えたフットホールド

メインのエリアでは、ルーフの左手の岩の左寄りの課題と、その右のビーストメーカーみたいなカチスタートの課題を登った。なんかしらんけど、初手を右手で出すか左手で出すか、僕とiwa-rockさんで逆だった。

ビーストメーカー

そして第三回、山森さんと。

まずは手前小ピーク小ボルダー。山森さんは左課題を右抜けで登っていた。確かにそのラインも良い。勉強になった。僕は登らなかったので、左抜けはまた今度。この小ピークボルダーはアプローチの休憩にちょうどいい。

小ピークボルダー左・右抜け

で、メインエリア。

まずは手前のハイボル壁から。左の方の課題は難しいみたい。で、右寄りの課題をやった。前回まで上に木が乗ってたけど、今回はそれがなくなっていた。ありがたい。しかし木が乗っていたところにたまった砂が流れ落ちてきていて、ホールドはジャリジャリで、トップアウトは不可能だった。

なくなった木

とりあえず、途中のガバまで山森さんが登った。僕は敗退。右足のひねりで膝が痛むので、ひねらない登り方を習得しないといけない。またこんど。次回はロープを持っていく。

なくなった木の下課題

それにしても、陽当り最高で、最高だった。

それから、更に上へ。山森さんはビーストメーカーをさらっと登ってた。強い。僕は本題のルーフ。ああでもないこうでもないとホールドをこねくり回して、やっと下部のムーブを発見した。初手はキャンパ、それから右足を添えて右手寄せ。多分ここで落ちる。落ちなかったら、右足ヒールを右手のスタートホールドにかけて、右手クロス。そのまま左手を先に。右足ヒールをかけかえて、左手をとばし。右足でフットホールドを踏んで、左足トーをかけて、右手を寄せる。みたいなかんじ。

このプロジェクトを大筒ルーフPと呼ぼう。


大筒ルーフP

なお、大筒ルーフPは北向きで陽が当たらない。そして爆風の抜け道になっていて超寒い。上部は掃除が必要。次回はロープを持っていく。またこんど。

白岩滝ボルダー・上の岩とか

某日、山森さん、飯塚さんと白岩滝ボルダー。山森さんと飯塚さんはサンライズ・クリスタル・フェイス右下スタートをやってた。盛大にホールドをぶっ壊してた。僕はサンライズ・クリスタルフェイス・左下スタート。めちゃくちゃ難しかった。あとでビデオを確認したら、動き出しで脇が開く弱点が思いっきり出てた。


また某日、山森さん、村田さんと白岩滝ボルダー。

山森さんはサンライズ・クリスタル・フェイス右下スタート、村田さんは麻生バルジをやってた。僕はちょっと応援したあとで、上のボルダーへ。

上のボルダーの本題はカンテなんだけど、まずは易しいほうからということで、4本登った。あとから山森さん&村田さんも合流。さらに飯塚さんも登場。賑やかでよい。山森さんはサンライズ・クリスタル・フェイス右下スタートを完登したそうだ。すばらしい。村田さんは麻生バルジに敗退したそうだ。強かったけど。

山森さんと村田さんは上の岩の左面右側のSD課題をやってた。惜しくも敗退でまた今度。本題のカンテは最後にちょっと触っただけ。

上の岩をヘンプ・ボルダーと呼ぶことにしょう。


さらに某日、山森さんと白岩滝ボルダー。

まずはヘンプ・ボルダー。山森さんは左面右側SD課題を完成させていた。下部の核心を越えるとあとは易しそうだけど、結構高い。ナイスクライミングでした。


僕は本題のカンテ。上部まで到達したけど、リップに手が出ず、敗退。上部左手取りは左足の乗り込みで、リップ取りは右足で同じことか?またこんど。

帰り際にサンライズ・ボルダー。麻生グルーブをやったけど、やっぱりピンチが強烈。山森さんは左手穴&右ピンチからリップに手をかけてた。すごい。


山森さんが麻生グルーブのかっこいい写真を撮ってくれた。遺影にしたい。


とりあえず、ヘンプ・ボルダーの裏面&左面の課題。




A 《裏面スラブ左》 裏面スラブの左のカンテ状ホールドを使って登る。Font 3くらい

B 《裏面スラブ右》 裏面スラブの右のカンテ状ホールドを使って登る。4くらい。

AとBの間の狭いスラブは掃除不足。

C 《グレートルーフ》 左面左のクロワールからグレートルーフに向かう。結構面白い。5くらい。

D 《第一バルジ》 グレートルーフ右のバルジを登る。結構面白い。

E SDスタート。

DとEの間のバルジもあるかも。