2025年4月13日日曜日

太刀岡山からの転戦。昇仙峡でルーフを見つけて、牙王初トライ

 この日は西條さんと一緒に太刀岡山へ。登る気満々で現地に着いたものの、駐車場はすでに満車。まさかの駐車場敗退となった。


気を取り直して、西條さんと相談しながら昇仙峡ボルダーへ移動。のんびり岩場を見て回っていたら、西條さんのプロジェクトの隣で、岩と岩の隙間にできたルーフを発見。自然にラインが浮かんできて、「これ、やってみたいかも」とその場でトライ開始。ホールドの配置も独特で、ムーブを組み立てる時間が面白い。


ひとしきりルーフを触ったあとは、牙王を初めてトライしてみることに。名前は前から知っていたけど、今回が初めてのチャレンジ。実際に取り付いてみると、ムーブが思った以上に複雑で、いまいち核心が見えない。いろいろ試してみたけど、ムーブの解明に至らずこの日は敗退。


ルーフも牙王も登れなかったけど、西條さんとあれこれ話しながらトライできて、新しいラインも見つかって、充実した一日だった。登れてなくても、こういう日ってやっぱり楽しい。


2025年4月10日木曜日

洞窟ボルダープロジェクトday4くらいから

たまった宿題は片付けていかなければならないんじゃないかということで神戸LOVERSを登って、次に片付けに入ったのが洞窟ボルダープロジェクト@河又の岩場。

3月下旬

洞窟内は染み出しと結露で真っ黒だった。大雪の影響か。外にはスポーツルートに取り組むクライマー1組3名がいた。外の空気はよく乾いていたので、扇風機で風を送れば洞窟内も乾きそうな気配であった。

前回ここに来たときは、《有朋・・・》と交差する穴から右足を抜くのが困難で、抜くと真っ逆さまに落ちていた。今回は左手をスローパーではなくサイドに変えて解決。サイドだと、抜いたあとにニーバーをかける場所を潰してしまうんだけど、別の場所にかけることでなんとかなりそう。体勢は悪くなるけど、頑張れるはず。

ニーバーで左手ピンチを持ったあとに右の遠いカチを右手で取るん。以前はできていたこのムーブができなかった。もしかしたらニーバーの位置が前回と違うからかもしれない。前回はニーバーを途中でかけかえていた。

ムーブの解読に取り組む際には指に巻くテープが重要。右手は、右足を抜く際のアンダーホールドで中指に穴があく。左手は、同じく右足を抜く際のサイドで小指と薬指に穴があく。本当は中指もテープを巻きたいけど、次のピンチが持てなくなるので、巻かないようがよい。


4月上旬

洞窟内はところどころ染み出し。結露は抜けていた。乾燥してコンディションは良好であった。気温は高く、アプローチでは汗をかくが、洞窟内は冷たい風が吹き出て、肌寒いくらい。

前回のセッションで不明だった最初のニーバーからのムーブ探りに取り組んだ。ニーバーで左ピンチを持ったら右足を左の丸棚に戻すと、体が右に倒れて、右のホールドに近づける、そんな仕組みらしい。一つ解決。

そこからニーバーを解除して足ブラで体を反対側に振るんだけど、足を外したときの振られに耐えられない。

しょうがないので、耐えられたと見立てて、その後のムーブ探りに移行した。右足トーフックで右手を出すのは元気なら問題なく、そこから二度目のニーバー。ここはかけどころがわかりにくいので、頑張る。左手を寄せるポイントがわかりにくかったけど、なるべく右。その後の右手のカチへのとばしでかなり悩んだが、ここもまた、右足をはずと体が右に倒れて、ニーバーがより良く効く、という仕組みらしい。ニーバー難しいよ。

右カチをもったら、ルーフの下に潜っていくんだけど、左手を出すムーブが不明だった。ここは以前一度できたような気もするんだけど、何も覚えてない。

左手を持てたら、三度目のニーバーで左手を送って、四度目のニーバーで右手もルーフ奥に。そこから右に出てくる。という感じ。

二箇所のブランクセクションを残してしまったけど、進歩があった。

テープはやっぱり大事。ニーバーのあとのピンチで左手の中指第一関節上左側に穴があく。人差し指第二関節上左側にも穴があく。結局、左手は全部の指にテープ。右手は中指。

また今度。


2025年4月6日日曜日

久々のスポーツルート@太刀岡山・小山ロック

 ものすごく久しぶりにスポーツルートを登った。太刀岡山・小山ロック。山森さん、村井さん、養蜂家さんと一緒。

スポーツクライミングを真面目にやっていたのは10年くらい前で、そのころは秋から春は奥多摩・秋川でスポーツルートをやって、夏は小川山でスラブをやっていたので、スポーツルートのシーズンに山梨に登りに行くという発想がなかった。さらに、その頃は太刀岡山の小山ロックは大人気の岩場で、行ってもルートに行列ができていて待ち時間が長いから楽しくないだろうという判断もあった。今回、初めて行ってみて、小山ロックは左右のルートが近くて隣のルートを登っている人がいると登れないので、当時の判断は正しかったのだろうと感じた。もっとも、今となっては小山ロックの訪れるクライマーは少ないようで、快適に登れるようになっているそうだ。

前日の雨により快適にアップとして登れそうなルートは限られていて、最初に取り付いたのは《チェリーブロッサム》(5.10b/c)。これは厳しかった。ボルト一本目あたりがかなりシビア。上部は苔で汚れているけど快適なスラブ。テンション混じりでチェーンへ。岩の上に立って終われるので、天気の良い日に登ったら気持ちいいと思う。グレードは怪しい。

それから、《ルートキラー》(5.11c)。これは難しかった。特にボルト5本目(6本目だっけ?)のあたり。左から入るとクリップは容易だけど、向きの悪いホールドにクロスで出して耐える事になりそう。右から入るとムーブはより素直になるけど、クリップが厳しい。3回やって、登れなかった。

なお、この日はめちゃくちゃ寒くて、コンディションは最悪だった。登り始めてまもなく指先の感覚がなくなって、ダメ。テンションかけて指先を温めて、各駅停車のクライミングになった。そして、登り終わって地面につくと、指先が温まってくる。ところが、ビレーと休憩してる間に指先が冷えて、冷えた指先の登り始めて、すぐに感覚がなくなって、ダメ。地面に降りると温まる。この繰り返し。登り始める前に指先を温める方策を考えないといけない。

また今度。