聖人岩 |
期待の新人のmrkmくんが外岩に行きたいということで、ご案内。sghr師も同行となったので、ルートもボルダーもできる岩場チョイスで、聖人岩。いつもの松氏も。
大人気岩場の聖人岩なので混雑も覚悟していたけれど、この日は常連さんとおぼしき2人組と、楽しそうな男女4人組との3パーティー、9名であった。
《おっとりマミちゃん》(5.9)
まずは《おっとりマミちゃん》でアップ。
悪いよこれ。下部のホールドが小さい上にフットホールドは磨かれてツルツル。落ちるかと思った。
さらに上部はシカで固められた(はずの)巨大なフレークがカタカタ動いていて、めちゃ怖い。
動くフレーク |
終了点にたどり着いたら工業用のアイボルト×2のプアな終了点。
周りを見回したら、《貂が見ていた》も含めて、終了点は軒並みアイボルトだったよ。ルート上部に動いてる石があるルートも多数。あー怖い。初心者が行く岩場ではないね、ここは。もうしばらくは行かないだろうなー。
《蟹もどき》の終了点 |
そうそう、《痒い霜焼け》あたりの上部のこの横長の岩、ちょこんと乗っかってるだけに見えるのは気のせい?
《モモンガキッド》(5.11b)
10台でアップするにも気持ちよく身体を動かせるルートはなさそうだし、プロテクションはいやな感じだし、アップはそこそこに本日の目標の1つである《モモンガキッド》に。
前傾クラック《モモンガキッド》 |
悪いよこれ。今までに登った5.11bの中で1番悪いかもしれない。
右下の岩を足で使っていいのか分からずムーブ探りに苦労。右下の岩を使ったら右アンダークリングで左上のガバに余裕で届いてしまって、限定ルートばかりのこの岩場でそりゃないだろってことで、右下の岩は使っちゃいけないと判断。常連の方にお聞きしたところ、やはり限定とのことであった。
2便出してもムーブは固まらなかったんだけど、その後常連の方が軽々と登るのを見たら、3便目で登れた。イメージって大事だね。
こちらは松氏による《モモンガキッド》の様子。
やっぱり上半身が強い。
《合掌》(5.11c)
思いのほか苦労したけどなんとか1つ目の目標を達成したので、2つめの目標である《合掌》へ。
これまた悪い。めちゃ指にくる。2便出して、中間部のガチャフレークを持ってからの1手を出す体勢を作れなかった。ボルトは錆びついてるし、無理はしたくないので、敗退。弱いな〜。
松氏はフラッシュ。お見事。
さて、《合掌》の核心ムーブは今日は無理と判断。かといって、他に登りたいルートもない。この段階で残された選択肢は、ボルダーやるか、右奥のハイボルダーの《シュガートースト》(5.11b)をフリーソロするか、《貂が見ていた》の左のワイドクラックを登るか、3択。
《シュガートースト》はいけると思ったけど、よく見たらハングを左抜け。左下には岩があって、落ちたら死ぬので回避。
で、ボルダー。ボルダーは下地最高。傾斜が激強。7級はスタートのレイバック体勢で右掌がビキビキ痛んだので、敗退。
お隣の1級/初段は3トライで完投。苦手のこの傾斜でこれはあり得ないので、使っちゃいけないホールドを使った様子。しかし、手が届く範囲のホールドしか使ってないから、詳細は不明。
右の5級はヒーヒー言いながらなんとか完投。ボルダーは以上。
《梅ごのみ》(5.10b)
雨もぽつぽつ降って来たので、回収便で《梅ごのみ》。これまたホールドがつるつるで怖い。力ずくで登った。
《鯵唐》(5.11c?)
それでも時間があった。《貂が見ていた》の左に《鯵唐》というルートがあって、グレードは5.11c。2本目クリップ後は左のスラブのホールドを手で使わないという限定がある。しかし、右のクラックを使ってはいけないとの限定はない。少なくとも100岩には書かれていない。ということで、右のクラックを使って登ってみた。
2本目にクリップしてから一旦降りて、クラックへ。身体がすっぽり収まるチムニー。超楽しい。チムニーだから簡単なんだけどね。
めちゃ楽しいものの、地味だし、なんだかカビ臭いし、誰もやる人はいないだろうと思ったら、いたよ。ボルダーを見に行って帰って来たら、4人組の中の女の子がやってたよ。
これから流行るね、これ。
あ、そうそう。mrkmくんも頑張ってましたよ。
ちなみにこちらは《ウェーブ》のトラバースのアイボルト。終了点にアイボルトはよく見るけど、中間支点にアイボルトは初めてだ。
それからこちらは《越生ライン》の錆び錆びのボルト。表面だけなのか、中まで腐ってるのかは確認できなかったけど、この岩場はこういうの多いです。
成果は出ないしつるつるのホールドと嫌な感じの残置プロテクションでどんよりした気分で帰ることになるかと思いきや、最後の最後で超楽しいチムニー登りができて、大満足の1日でありました。
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