前回は濡れていて登れなかった《苔とともに去りぬ》と、前回掃除して下の岩スタートでは登れなかった岩が心残りで、三度目の原子岩エリアに向かった。西條さんが付き合ってくれた。ありがとう。
前日のガスでエリアの岩は全面的にびっしょりだったけど、なぜか《苔とともに去りぬ》はそれほど濡れていなかった。午後には乾くだろうと期待して、周辺のやさしい岩を適当に登ってアップした。その間に西條さんはサムロックの課題とハサマリングの課題2本を掃除して完登をキメていた。私は登れなかった。
で、温まったところで早速下流へ歩き、前回掃除した岩。この岩は原子岩エリアの下流エリアから更に下流に向かってまっすぐ3分ほど歩くと左手にある。既存エリアはびしょびしょだったけど、ここはガスがたまらないみたいで、そのうえ朝日を浴びて、岩はカラッと乾いていた。ゆーやさんが岩の上を掃除してくれたそうで、きれいになっていた。ありがとう。
今回は下の岩からスタートで一回で登れた。自分は下の岩にしがみついたらヒールアンドトーを先に決めて右手で何もないところのアンダーをおさえて左手を出したけど、ゆーやさんみたいに先に左手を出すやり方もあるみたい。
登り方はどちらでも良いが、下の岩にしがみついてスタートするところがBurbage SouthのHanging Prowみたいで、好きな構成だ。
なお、登ってる最中にゆーやさんもやってきて、右側でマントルを返す課題を軽々と登っていた。マントルがヘボな自分は何度やってもダメだった。
目標の課題は登れて首尾よく午前中の目標を完了したので、《苔とともに去りぬ》へ。午後になっても湿ってはいたけど、濡れてはいなかった。ほかの岩はビッショビショだったので、なんという幸運か。こちらはフットホールドの選択に少々悩んだものの、リップに手を出すときの選択とその後の選択がバシッとキマって、完登した。リップに右足を上げる先のフットホールドが濡れている上に落ち葉がのっていて、ヒヤッとした。
最後は、ゆーやさんと会ったときに目をつけたポケットホールドが印象的な岩へ向かった。小さな岩。シットスタートに最適な位置に小さなポケットが4つ。ガバフットホールドになる大穴。西條さんが見事に完登をキメていた。自分は指がバラけるホールディングにめっぽう弱く、スタートから初手を出すコツを掴むのにアテンプト数がかさみ、ようやくマントルの態勢まで持ち込んだときにはすでに体が終わっていた。夕闇まで泥仕合を繰り広げたが、敗退した。
これにて今季の瑞牆はおわり。次回からは秋川、奥武蔵方面でプロジェクトに向き合おう、と思っていたら、いきなり大変なことになるなんて...
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