2013年9月11日水曜日

北山公園にはじめまして

はじめての北山公園ボルダー。

夏の北山公園は暑いよと各方面から聞いていたけれど、暑いのは大好きだし、下見がてら行ってきた。

お昼頃、最寄り駅に到着。駅前のブルジョアジー御用達感を前面に出したスーパーでメロンパンとポカリスエットを調達し、いざボルダーエリアへ。

アプローチはこちらのウェブサイト。トポはこっち

テクテク歩いて、ショーギ岩に到着。暑いよ。この時点で発汗量が尋常ではなく、ポカリスエットをがぶ飲み。

ショーギ岩どーん。

さて、クライミング。クラッシュパッドを持ってきていないので、難しいのと下地が悪いのはやる気なし

まずは左カンテの《ショウギ入門》(4級)。落ちた。いきなりの本気トライで2撃。これは難しい。

ショウギ入門

木の根が詰まってなければいいクラックなんだけど、残念。

次はマントル課題の《Sakaマントル》(3級)。もっと離れてると思ってたけど、ショウギ岩のすぐ後ろだった。こちらは数トライしたけど、下地が殺人級。下地の大きな岩の間に隙間があって、そこに真っ逆さまに吸い込まれて頭が地面に埋まる可能性あり。

Sakaマントル

当然敗退。


次はあこがれエリアへ。

パチンコ岩の左の《ゼロファイター》(7級)は意味不明。激ムズ。敗退。北山公園は厳しい。

仕方ないので、右の《カトちゃん》(5級)。中間部で少々苦労した。なんとかムーブを解明して、上部リップ付近で気合のデッドムーブが不発。落下時間が長いよ。しかも瑞牆なんかと違って地面が硬くしまってるから、ケツから落ちると痛い

下地

要注意です。

痛みに耐えて気合を入れ直して、完登。体感3級。北山公園は厳しい。そして暑い。買ってきた1.5Lのポカリスエットは既に半分ほどなくなっている。ここで気付いた。北山公園は厳しい。僕には5級が限界だ。

次はあこがれのハワイ航路を見に行ったけど、草と木に覆われて課題を同定不可能。

これ?

《あこがれスラブ》(6級)は一撃。

あこがれランドに移動して、《あこがれカンテ》(4級)。2手目が出せず、敗退。レイバックの体勢に入ると左の岩に足が出てしまう。

《穴好きんちゃん》7級は快適。ネーミングが秀逸だね。穴好きんちゃんの左のフェースにトポにはないけどチョークがついていて、登ってみたら面白かった。マントルがちょいワルで緊張感があってよろしい。しかし暑い。


エレファントに移動して、《初級スラブ》(7級)。ここの情報だと上部の右カンテは限定とのことだが、下部はどうなんだろう?使っちゃったよ。上部は自然と右手をカンテに出したくなるんだけど、我慢した。なんだか不自然。そして暑い。

お隣の《初級クラック》(7級)は一撃。フィンガージャムがバチ効きで気持ちいい。

《エレファントノーズ》(3級)も触ってみたけど、下地が硬い岩盤で、落ちたら痛そうだから敗退。


ボルダータワー周辺に移動して、マントルロック。

マントルロック

下地が高くなってシットスタートとあるが、謎。右の《ソフト》(6級)は座るところが藪で、敗退。左の《ハード》(4級)は下地がえぐれていて、シットだと届くところにホールドはなし。立って登っておいた。

えぐれた下地

《滑り台》はA5級、B6級、C10級。BとCは完登。Aは左のカンテにぶら下がる様にしてスタートとあるが、その意味がわからなかった。股フックカンテの《マントルスラブ》(8級)はシットスタートなんだけど意味不明。近くの《トライアングル》(6級)は一撃。《練習マントル》(5級)は練習に最適。しかし暑い。

練習マントル

次に目をつけたのが《ミニスラブ》(3級)

ミニスラブ

せっかく来たんだから、やはり3級くらいは登って帰りたい。下地は最高。

下地

しかもトポには、細かいホールドとスタンスを刻んで登るとある。最近の小川山通いでスラブは鍛えてる。これはやるしかない。

まずはオブザベ。右の低い位置にかなりいいホールドを確認。


出だしはこれだな。左の少々高い位置にフットホールド発見。


これは使える。

右手が低いから、これはプッシュだな。そこから細かいホールドをつないでいけば登れそうだ。

さて、トライ開始。左足を高めのフットホールドにおいて、目論み通り右手のプッシュで離陸。ここから、左手を伸ばしたら、リップ付近のガバカチに手が届いて、マントル返して終了。

あれ?細かいホールドは?細かいスタンスは?全然触ってないんだけど?どこかに限定があるのかもしれないけど、両手を大きく広げたほどのこの小さなスラブに限定を設けるようなケチなことが歴史ある北山公園で行われるとも思えないし、謎。そして暑い。


次はボルダータワー。狙いは《ザ・フレーク》(6級)

これはめちゃ高い。落ちたらただでは済まない。しかもマットはない。君子危うきに近寄らず。これはやめておこう。そう一瞬思ったものの、よく考えたらこれだけ高くてしかもラインが斜めにひかれていたら、クラッシュパッドがあったところで落ちたらただでは済まない。つまり、マットがあろうとなかろうと条件は同じ。むしろマットがないこの状況ではこの課題こそお買い得ではないか。ということで、トライ開始。出だしだけちょっと悪い。フレークをとれれば一安心。フレークに生えた松の葉が目に刺さるという想定外の事態と、上部スラブの想定外の悪さに泣きそうになりながらも、完登。最高に気持ちいい。となりの岩に飛び降りる下降路が想定外に怖かった。

次に行ったホールドアップは《右》(2級)も《左》(4級)も意味不明。

ホールドアップ

左は石の上からスタートってことなんだけど、離陸不能。石の上からスタートすると落ちるのも石の上。心折れて敗退。


次は木下フェース周辺のバーカーヘッドへ。

バーカーヘッド

まずは《スラブ》(6級)。これは簡単。次は《ヒールフック》(5級)。ヒールフックはしなかったんだけど、どこでやるの?さらに《ワンムーブ》(5級)。ちょっと苦労した。

それから、《ホールド》(4級)

出だしはダブルカンテを抱え込む感じ。左足は良いのがあるけど、右足は何もなくて、初手が出ない。ああでもないこうでもないといろいろやってみた結果、右足トーフックで右手を何もないスローパーにデッドというムーブを発見。そこから、左手を大きいけど方向の悪いカチへ強引に出すムーブも発見。右足を大きくあげて、右手を方向の悪いフレークへこれまたデッド。で、身体を引き上げる。というムーブを組み立てたころにはポカリスエットはなくなっていた。暑い。

しかし、ここまでムーブを組み立てたんだから、登っておきたい。疑惑の3級がこの日の成果では悲しい。ぜひともこれを登って成果として持ち帰りたい。

十分にレストした後、本気トライ。しかし、暑い。フレークに出した右手がぬめって保持できない。フレークで落ちること数度。最後と決めた渾身のトライも、フレークに跳ね返されて終了。

といったところで水分が不足し、登る元気もなくなり終了。


北山公園、素敵な花崗岩が狭い範囲に集まっていていいエリアだった。また行きたい。涼しい時期に。

2013年9月3日火曜日

2013秋〜2014春・奥多摩のシーズンの計画

そろそろ夏も終わり。ということは、小川山のシーズンも終わり。やってくるのは奥多摩のシーズン。

ということで、シーズンの計画。

このシーズンの目標は、11台後半を登り込んで、経験を蓄積すること。

これまでに登った11台後半のルートは、

5.11d
・イクイノシシ  氷川屏風岩・C峰
・デザート・ストーム  障子岩南東面

5.11c
・スティンガー (5.11c/d) 池田フェイス
・ショアー  障子岩南東面
・ホールインワン  障子岩・三池ロック
・ロリータ桃子ダイレクト  障子岩南西面
・お局様  障子岩・襖岩

思い返すと、どれも素敵なルートだ。スティンガーは岩のいちばん高いところまで突き抜けるカッコいいルートだったし、イクイノシシを夕暮れ迫る最終便で完登した時はめちゃくちゃうれしかったし、ホールインワンのバランシーな2つの核心ムーブはしびれたし、ロリータ桃子ダイレクトの珍しい石灰岩のスラブのムーブ探りは爆笑だった。

これから、11cをあと3本、11dをあと6本登りたい。目下の狙いは以下の通り。

5.11c
・野生の風 障子岩
・合掌 聖人岩

5.11d
・大奥 障子岩・襖岩
・ラップ 障子岩
・ケンシロー 白妙橋
・ディレッティシマ・ドラゴン 河又
・アナフィラキシー・ショック 河又

あとは追々考える。オススメがあれば教えてください。河又はできれば行きたくないな。川乗あたりで探そうかな。群馬方面を攻めてみても良いかもしれないな。

このシーズンは、5.11dを1日で登れるようになるのが目標。それから、機会があれば5.12を1本登りたい。榛名・黒岩のスラブもまた登りに行きたい。やりたいことがいっぱいだ。

初めての弟岩と二度目の兄岩の小川山

いつものパートナー松氏と小川山へ。


2峰でセレクションをやるつもりだったけど、雨がいつ降り出すか分からない状況だったので、予定変更。腰痛を抱える松氏と、前夜遅く出張から帰って寝不足の僕との絶不調コンビだったので、アプローチが近い弟岩へ。


《ジョイフル・ジャム》

登ったのは《ジョイフル・ジャム》(5.8)NP。岩峰の頂上に立てる気持ちのいいルート。狭めのハンドでちょっと上がったら左のフェースのガバに手が伸びて、また狭めのハンドでがんばって、上部はバチ効きのハンドジャム。プロテクションは、出だしにキャメ4を横向きに突っ込んでおいて、あとは黄キャメまで。オンサイト。

松氏もフラッシュして、あとはトップロープで練習。左のガバを使わずにクラックだけで登ろうとしたら難しかった。ハンドは入らず、フィンガーには広く、サムロックを使おうとしてもうまくいかず、ギブアップ。最終的にはサムロックで登れる感触を得つつも、登れず終了。また来ます。

良いルートだ。


《最高フレーク》

続いて、すぐ近くの兄岩の裏面、《最高フレーク》(5.9)NP。

見たところムーブはフェース的。離陸して少々上がったところでカムを2つセットして、そこからずっと上がってフレークが水平になっているガバを掴んでプロテクションをセットしようとしたら、ガバじゃなかった。しょうがないからいまいちなホールドをもったまま目の前にカムをセットしようとしたら、クラックが浅くて効きはいまいち。落ちたら外れそう。しかも、前腕はパンプして今にも落ちそう。その上のムーブも悪そう。必死でさっきのカムのすぐ上にナッツをセット。一安心。そこからのムーブがやっぱり悪くて、落ちそうになりながらも、カムをセットしつつなんとか完登。オンサイト。

クラック内がガタガタで、その上、フェースのムーブだからクラックの中を見にくくて、プロテクションのセットが難しかった。斜めに登るから回収も大変。


《八王子ルート1P目》

次は兄岩の下部に移動して、《八王子ルート1P目》(5.9)NP。

下部はコーナーをバック&フット。プロテクションは左のクラックに小さなカムとナッツが入る。バック&フットでずりずり登るのって楽しいね。ちょうど真ん中くらいでコーナーを抜けて、左上に移ったすぐ後が核心部。左手のフレークと右手のクラックで挟み込んで、力技で切り抜けた。その後は、レイバック。中間部から、プロテクションはほぼナッツだった。

テラス上でビレーして、松氏はフォロー。テラス上には講習パーティーがおり、何も登らず裏から歩いて降りました。

コーナーのずりずり、緊張感ある核心部のムーブ、悩ましいナッツワーク、良いルートです。


《タジヤン4》

それから、腰痛を抱える松氏が腰にはスラブが良いというので、下部で《タジヤン4》(5.10a)。この日初めてのボルト・ルートのスラブ。松氏オンサイト。僕はフラッシュ。

なんてことない少々長いスラブ。トポを見ても右のルートとの関係がいまいち理解できず、また、左をどこまで使っていいのか分からなくて、モヤモヤ。


といったところで、ルートは終了。プロテクションのセットとジャミングについて大変勉強になった一日でした。

一旦駐車場に戻ってボルダーの準備をしてたら雨が降ってきて、ボルダラーも撤収開始。しばらく待ったものの、雨は強くなってきたので僕らも撤収。しかし、その後すぐやんだようで、もうちょっと待って、少々の雨では濡れないボルダーを登れば良かった。反省。

2013年8月27日火曜日

杉野保・杉守千晶『フリークライミング・テクニック』

今まで、いろんなテクニックについて解説してきた。登れれば楽しいし、楽しければそれに越したことはない。しかし、スポーツと冒険の両面の性格を持ち、自然を相手にするクライミングだからこそ、もう一歩突っ込んで豊かさも追及してほしい。最後に、より豊かで創造的なクライミングをするために知っておいてほしいことについていくつか書いてみたいと思う。

杉野保・杉守千晶『フリークライミング・テクニック』(山と渓谷社、1996年)



杉野さんの解説書。仕事で東京に行ったついでに買ってきた。

テクニックについては目新しいことはないんだけど、上記の一節から始まる「テクニッック以外の大事なこと」と題された巻末のエッセイがすごく良い。

登るルートをいかに選択するかは、どれだけ豊かなクライミングを体験できるかを大きく左右する。そして、誰かが付けた星の数が、自分に素晴らしい体験をさせてくれるルートを指し示しているとは限らない。

そう、どれだけ豊かな体験をできるかが、大事なんだ。

2013年8月26日月曜日

小川山レイバック@小川山

土曜日は仕事につき、日曜日に小川山。いつものパートナー松氏と。快晴の予報のはずが、あれ?起きると雨。信州方面の予報も雨。あれれ?

雨雲レーダーを見ると、小川山周辺は薄い。これは登れるはずと、出発。

廻り目平に近づけども近づけども雨は上がらず、結局、

雨でも登れる《小川山レイバック》へ。貸し切りでした。


《小川山レイバック》(5.9)

いつかは登りたいと思っていた《小川山レイバック》。キャメロットの3番までと、マスターカム、あと、キャメロットの1番と2番を松氏から借りて、フラッシュトライ。下の方で、赤×2と黄色を消費。テラスのすぐ上に青、テラスから手を伸ばして黄色。数歩上がって、マントル直前でもう一本セットしたかったけど、赤と黄色はすでにさようならしていて、小さいのは入らない。しょうがないのでそのまま登った。後で冷静になって考えたら、マスターカムの6番が入らないことはなかった。スラブを上がった先にカムを入れて、スラブを左にトラバース。雨が吹き込んでて滑りそうで怖かった。トラバースして、テラスの縁に手を伸ばしたら、ベチャ!水たまりに手を突っ込んだ。でもしょうがないので、そのままマントル返して、テラスに上がって終了。フラッシュ成功。スラブの上にカムを入れたせいで回収が大変だった。

この後、松氏もフラッシュ成功。終始レイバックで。良いものを見せてもらいました。

ジャミングとプロテクションを練習する良い機会なので、その後はトップロープで。テラスから先もステミングせずにフットジャムで登ってみたり、カムが1セットだったらどうするか試してみたり、左足もフットジャムしてみたり、4回くらい登った。1セットだったら、テラスのすぐ上に青、その上に赤、その上に黄で、テラスの下にマスターカムの6番、その下にキャメの75、その下にマスターカムの5番かな?下半分は万全とは言えないかも。左足フットジャムは痛すぎて断念。

あと、ジャミング禁止でレイバックで登ったり、ナッツを使ってみたり、最後はクラックに触らずにステミングのみで登ってみたり、、、という予定だったけど、雨で停滞していた矢崎さんの講習グループが上がってきた。最後にレイバックで登って、交代。レイバックはしんどい。これでプロテクションをセットしながらフラッシュした松氏はすごい。


ここでクライミングは終了。後は、前回失敗したクジラ岩からお殿様岩へのアプローチを確認。今回も少々間違いながらも、到達。トリトンの左を上がるのが正解の様子。お殿様岩で、《しぐれ》、《陽の当たる場所》、《予期せぬプレゼント》といったワイドクラックを見学。《陽の当たる場所》は本当に陽の当たる場所でした。


以上、雨予報にも負けずに突入して正解だった。

2013年8月19日月曜日

初めてのリバーサイド@小川山

キャンプ場の対岸の川に近いエリアには良いイメージがなかったんだけど、リバーサイドにはすっきりしたスラブがあるらしいということで、早朝に1人で行ってみた。

《ブラックシープ》(5.9)

まずは、100岩で2つの星がついている《ブラックシープ》。オンサイト。後からネット情報をあさって見たら、多彩なムーブで面白いって評判みたいだけど、普通だったような...
いやきっと、ロープソロで緊張してたから楽しめなかっただけだな。そうにちがいない。もう一回登れば楽しさが分かるはず。


《アウト・オブ・バランス》(5.9)


アウト・オブ・バランス

こちらは一直線に走ったクラックがかっこいい。オンサイト。


登った先で待つ景色もいい。いちばん右下の岩が、親指岩。


《マダム・バタフライ》(5.10b)

左の《アウト・オブ・バランス》に近くて、左の方のホールドを使わないように気を使った。出だしはアンダーにSLCDを2発ぶち込んだ。オンサイト、と言いたいところだけど、《アウト・オブ・バランス》の下降中にホールドを観察してしまった上に、ホールドがことごとくチョークで真っ白だったので、これをオンサイトと呼んでしまっていいのか自信がない。まあ、使わないホールドまで真っ白だったから、トラップありってことで、プラマイゼロかな。下降中に一生懸命掃除したら、豚毛ちゃんが早くも短くなってしまった。



といったところで、終了。この中では《アウト・オブ・バランス》がいちばん面白かった気がする。改良したソロシステムの評価はできたので、あとはボルダラーに合流。リバーサイドは他のスラブも面白そうだから再訪したい。


ボルダーは、いろいろ。

ウィスキーボトルの90番クラック(2級)を苔と恐怖で敗退。ウィスキーボトルとウィスキーキャップの間の99番チムニーを幾度も。これは何度登っても面白い。

分岐岩で、8番マントル(10級)、7番《分岐右》(4級)、5番《分岐左》(9級)、4番カンテ(8級)。6番《分岐中央》(3級)は敗退だっけ?忘れちゃった。

それから、石の魂で、12番《右端》(5級)、11番(6級)。それぞれに結構面白かった。10番(5級)は一本指ポッケでパキリそうだったので、敗退。《A.I.T.》(初段)も触ったけど、下地が出っ張った岩だか木だかで怖い。

クジラ岩で《フィン》のクラックバージョンフレーク上のホールドもフレークのアンダーも触らずに登ってみたら楽しかった。スタートは右肩と右足を入れて、Offwidthってあんな感じなんだろうか?両手を離せたよ。そこから先はハンドとフィストとフットジャムと膝で。5回くらい登ったけど、何度登っても楽しかった。何度登っても息も絶え絶えになったけど。あれを一日100回くらい登ったら体幹が鍛えられそう。降りるのがめんどくさいけど。あ、クライムダウンすればいいのか。100往復したら最高のトレーニングだな。

13番(6級)は何とか登れた。14番マントル(4級)は意味不明。16番ダイク道(5級)は苔と恐怖で敗退。17番(6級)は上部核心で死ぬかと思った。

トリトンで、77番SD(5級)、78番(7級)、79番(6級)、80番(5級)。76番トラバース(2級)に挑んだものの、ムーブも解析できず、敗退。

プーシェの左の84番《三角マントル》(5級)は相変わらず難しいけど、再登。ダッシュで助走をつけてやったら、左のガバフットホールドを使わずに登れた。助走なしだと難しいけど、打ち込めばできそう。マントルのトレーニングに最適。次回は登る!

以上





2013年8月10日土曜日

夏の小川山合宿2013

小川山合宿で新たに登ったルート及び課題、登れなかったルート及び課題並びに見学したルートの記録。


○登ったルート

・左岸スラブ

《ジャーマン・スープレックス》(5.10c)

ジャーマンスープレックスの核心部

3日目。ロープソロで初めてRP。核心の終わりを告げる左足ポケットに足を突っ込むのが難しかった。この日の3トライ目は、ポケットに左足が入ったものの、左手がすっぽ抜け。次の便でRP。右のフレークを掴んで上に上がってからは、右のカンテを取るまで集中しまくり。これは面白い。

・そらまめ下部スラブ

《生木が倒れたよ》(5.9)
マスターOS。ロープソロ。

《三色すみれ》(5.10a)
フラッシュ。ロープソロ。

・スラブ状岸壁

《かわいい女》(5.8)
マスターOS。

《穴があったら出たい》(5.10a/b)
2トライ。面白い。エッジ。

《放浪癖》(5.10b)
2トライ。RCCボルト×2のルート。面白い。左トラバース核心。

《Song of Pine》(5.8)
フラッシュ。

・妹岩

《カシオペア軌道》1P目(5.10b)B&NP
2日目、5トライくらい。ロープソロでやろうとして、ロープの繰り出しが上手く働かなくて、ビレーしてもらった最初のトライでRP。オリジナルの左抜け。ボルトは2本で、思ったよりカム頼り。クラシカルなルートは本当に面白い

《愛情物語》(5.8)NP
前のシーズンにナチュプロの練習ってことで取り付いて、途中で本気で落っこちていろんな意味でビビったルート。今回は問題なくRP。カムのセットの練習で、取れるところにはできるだけとる戦略で、キャメロットの3番までとマスターカムをほぼ全部使い切った。

・ガマスラブ

《ガマルート》5P(5.8)あたりを適当に
時間優先で、登れそうなところを適当に。途中歩きがあるのと、終了点の落ち着きどころがない点で、《春の戻り雪》の方が僕は好み。

・最高ルーフ左の岩
アプローチで迷ってかなり遠回りした。ウイスキーボトルから上がるのが分かり易そう。

《白糸》(5.10c/d)
マスターOS。下部のカンテ左に出るところが難しかった。ここは激しいリーチムーブで解決

《ナデシ》(5.11a)

ナデシ

2トライ。出だしから厳しく、1本目のボルトのクリップが厳しい。マスダーだと、左手のすっぽ抜けそうなスローパーを保持してかけるので、なおさら。そこから、2本目のボルトまでが核心部。マスター・オンサイト・トライはここで失敗。2トライ目でRP。核心部は、手が両方悪い中での緊張感満載の左足の立ちこみ。左手はほとんど意味なし。右手は、RP時は、斜めホールドを半分クローズド・クリンプで、親指を半分エッジに引っ掛けて左下に引いた。RP後に核心部だけ練習した時は、エクステンディッド・グリップで、真下に引いた。ほとんどパーミング。そしたら、RPした時より楽に登れた。斜めに引くと重心を左に移せなくて、いつまでも右足の荷重が抜けない。強引に身体を上げようとすると、左足のエッジと右足のステミングになって、右足をトントンしないといけなくて、辛い。真下に引くと、右足を切って左足に完全に乗っかることができて、立ちこみも楽。


○登った課題

・林の中のボルダー

《ダイレクトフィン》(3級)
これは面白い。そして難しい。両手プッシュで斜めのホールドに手に足。上部スラブは結晶を激しくクリンプしてずり上がる。めちゃ怖い。

《フィン》(6級)
これは面白い。ハンド、フィスト、フィストのジャミング。《ダイレクトフィン》と同じくらい面白い。同じくらい難しかったけど。体感3級。

クジラ岩の黒本10番(10級)、11番(6級)SD、12番マントル(8級)。タイコの太鼓(8級)、32番(9級)、33番(7級)。スパイヤー岩の34番トラバース(8級)。

ホワイト・ブロックの《ホワイト・クラック》(7級)。出だしフィンガージャム。難しかった。

穴プーシェ(7級)。高くて怖かった。

スラプーシェ(6級)、88番スラブ(7級)。

三角マントル(5級)。これは難しい。何もないスラブから何もないリップ上をペシペシたたいてマントル。本気出した。

ウィスキーボトルの95番(6級)。小川山らしからぬハングで、ムーブは若い人に受けそう。しかし、トップアウトするとめちゃ怖い。

96番マントル(8級)。これまた、トップアウトするとめちゃ怖い。

98番カンテ(6級)。

99番チムニー(10級)。
これはめちゃ面白い。初めて使ったチキンウィングがバチ効きだった。あまりに面白いから2回も登ってクライムダウンまでしちゃった。

ウィスキーキャップの100番(7級)、101番マントル(10級)。

102番(9級)。ノーハンドでいけそうだったから頑張ってみたものの、最後の方で手を出しちゃった。

・石楠花遊歩道エリア

扇岩の《左うちわ》(5級)、蛇腹(4級)、もぐり岩の《ひみず》(10級)、《もぐら》(6級)。《もぐら》は難しい。

忘却岩の20番マントル(2級)。
怖かったー。渾身の力を出して結晶を握り倒して這い上がった。死ぬかと思った。4トライくらい。

・水晶スラブ下ボルダー

入り口岩の45番カンテ(8級)、46番マントル(5級)、47番マントル(7級)、48番マントル(7級)。47番だけが異常な難しさ。結局、上の方のカチを持って、地ジャン気味にリップに飛びついた。だめかな?

チビチビ岩の43番(10級)。44番は苔敗退。富士山岩の《ノーハンド登山道》(10級)ノーハンド、簡単。40番マントル(8級)、面白い。41番は苔敗退。隣山岩の35番マントル(8級)、36番スラブ(6級)、37番(5級)。

犬岩の28番ルーフ(5級)。これは難しかった。胸を岩で擦って痛かった

不可能スラブの9番カンテ右(5級)。前回敗退した課題。ようやく登れた。カンテをペシペシで面白い

・雨月岩周辺

《カモシカカンテ》(5級)。

11番のマントル(4級)。これは厳しかった。数度落ちた末に、全身に擦り傷を作りながら必死で完登

14番のマントル(6級)。

15番のトラバース(4級)。スタートホールドがイマイチ分からず、顕著なガバを左手で持ってスタートした。更に右にもホールドがあったけど、甘いカチと薄いピンチから遠い一手を出すことになって、そこからやると段はありそう。てことで、ガバから。面白かった。

・屋根岩ボルダー

チビ岩の4番(4級)。
チビで、地味で、居心地が悪くて、怖くて、でもダイナミックで面白かった。マントルも悪い。二度とやりたくない。

ピラミッド・タキュールの《左面中央》(9級)、《ピラミッドタキュール》(7級)、カンテ右(10級)。トポを見ると、凄くカッコいい岩。実際見ると、果てしなく小さい。でも形はカッコいい。大きさが3倍くらいあると良いボルダー課題になりそう。登ってみると、結構面白い。下地も良いし。

マッターホルンの14番《凹状壁》(10級)、15番《カンテ壁》(10級)、16番《北壁ルート》(10級)、17番《ヘルンリ稜》(10級)。

三角岩の25番(8級)、24番《大三角》(4級)。これは厳しかった。

皐月岩の32番マントル(4級)。

霜月岩の36番《落葉》(5級)。上部に上がれば問題ないかと思ったら苔が...

34番スラブ(3級)。
中間部のポケットに手が届けば何とかなると思ったら、ポケットが意外と悪くて、足もダイクから外れそうで怖かった。そこをなんとか保持して、上部のガバポッケに手が届けば何とかなると思ったら、ポケットがアンダーでしか効かなくて、決死の覚悟で一歩上がってアンダー保持の体勢に入った。死ぬかと思った


○登れなかったルート

《ワイルドタジヤン》(5.10c)
しけしけで敗退。既に2日で2トライ。

《デロリンマン》(5.11c/d)
ライン取りがイマイチ不明ではあるが、いろんな情報に照らすと、左下のフレークは使わずに真下から直上が正解か。ムーブは一通りできた。これは登れる。


○登れなかった課題

入り口岩の《ラブリートラバース》。これは厳しい。そして、指が痛くなる。

屋根岩ボルダー・マッターホルンの《横断ルート》(5級)。これは厳しい。そして、指が痛くなる。

屋根岩ボルダー・皐月岩の《花豆》(初段)。地面から両手をピンピンに伸ばしたところのリップ状に一本指ポケットと結晶があることを確認した。これは厳しすぎる。


○見学したルート

左岸スラブの《ピンチ》から《YMO》まではスラブで面白そう。しかし、《ピンチ》から《ビッグモー》までは1本目のボルトが高すぎて気軽に取り付けない。

《トムといっしょ》はフェース。《雨がやんだら》は薄かぶり。《あせらずいこうぜ》、《チャンス》は垂直のエッジ。

ガマスラブ近くの続おじさん岩の《ぶんぶく》、《すったらもんだら》、《おたんこなす》、《ひょうろくだま》は面白そう。

ガマスラブ周辺、《ウィスキー・キャット》、《ごめんねエっちゃん》はフェース、《幻を追う人》(5.11a)、《門番の娘》(5.8)、《KC'S Banana Cake》(5.10a)はスラブ。

最高ルーフの岩の《笠間のピンキー》(5.10c)。フィンガークラックから、スラブ。楽しそう。


○総評
成果とよべるものは、《ナデシ》、《カシオペア軌道》くらいか。カムの練習として《愛情物語》は良かった。《ガマスラブ》でマルチの練習も良かった。

あとは、ロープソロのシステムを岩場で試してみて、その良さと課題が見えたのも、大きな成果。これについては、追々書くつもり。

新人の案内がメインだったから、今回の成果のなさはしょうがないでしょう。今後に期待。