2016年7月14日木曜日

秋川DWS

前から行きたかった秋川DWSに行ってきました。

前日の大雨予報が空振りにおわり、この日は水位がかなり低かったようです。5級と言われるメインの課題の他に、滝の上流の左の方にも。

初体験でしたが、DWSほど笑えるクライミングはありません。人が落ちるのを見るのがこれほどまでに楽しいとは。もっと早く行くべきでした。



午後は北秋川ボルダー。シャロー・ウォーターを楽しんだ後、ほぼ昼寝でした。

○アプローチ
場所は「中山の滝」あるいは「アメリカ淵」と呼ばれるところです。以下の地図の出発点に公共の無料駐車場があります。道路を下流に戻るように歩くと、大きな忠魂碑3本の向かいにトイレがあり、その裏手の階段を降りると岩の正面に出ます。アプローチはらくちん。



2016年7月4日月曜日

Rock & Snow #72

ロクスノ72号(2016年夏)。

○特集「マルチピッチへの招待状」
ヨセミテ、レーティコン、エル・チョロ、錫杖。

ヨセミテは杉野保さんによるガイド。写真を見ただけて素晴らしいところであることは一目瞭然なんだけど、行くあてがこれっぽっちもないからちゃんと読む気になれない。

レーティコンは、ずっと前に見たニナ・カプレの映像のSilvergeierがあるところ。どんなところなのかを知ることができたことはよかった。



付録的扱いのビート・カマランダー(Beat Kammerlander)によるビュルサー・プラッテのトラッドルートが実はすごかった。

これはPrinzip Hoffnung。



4:10のところで、なぜ対物ビレーをしてるのかは謎。

こちらはPsychoGramm。


プアプロテクションなルートの内容も凄いけど、こんな岩が住宅地のすぐ裏にあることも凄い。全然モノは違うけど、奥多摩のトラッド・プロジェクトを登る気持ちを高めてくれました。

エル・チョロ。全く読む気になれず。

錫杖は増本亮さんによる解説。これは、亡くなった今井健司さんへの追悼ですね。行ってみたいと思った。

○パタゴニア2016
これまた、いまいちちゃんと読む気になれず。

○クロニクル
バッタ先生による伊豆・妻良海岸のモクマオウ。田島一平さんによるニライカナイ。

○僕らは考える石ころである 植田幹也
期待の新連載。
「岩で高難度課題をレッポポイントすることと、ベルコンのコンペで勝つことは競技自体が違うという見方もできるため、当然、取り組むトレーニングも異なるはずです。」
理想を考えなければなりませんが、これがなかなか難しいです。僕は、スポーツルートでは目標のルートがあり、トラッドクライミングもやりたくて、しかもフィンガーからワイドまで、ボルダリングにも目標があり、ボルダーとボルダーの隙間にも挟まりたい、さらには岩探しもしたい。行ってみれば陸上の7種競技をやってるようなもんですね。7種競技の選手がどいうトレーニングをしてるのかを知りたくなりました。

○カオリンの旅

○東秀樹のクライミングラボ
まあ、いつも通り楽しい。

○こんなの買ってしまいました
ウルトラライト・バックパック。僕はPusherのSackとずっと離れません。同じく名品のSpotはオーガニックが権利を買って生産しているようですが、Sackはもうこのまま市場から姿を消してしまうのでしょうか。早めに買っておいてよかった。

○フィジカルトレーニング 千葉啓史
この連載を読んで継続出来てる人ってどれくらいいるんだろうか?できる人が強くなるんだろうな。

○ジャック中根のクライミング道場
トレーニング後の回復方法。僕ももう年なので、回復についてはちゃんと考えたい。

○チッピングは犯罪か 宗宮誠祐
これについては改めて

○クラッシュパッド・レビュー
サイズくらいは書いてくれないと、情報価値はほとんどないんじゃなかろうか?注目は新構造のマッドロックR3。

○たまにはマルチ
小川山・烏帽子岩右岩壁・ムササビルート

2016年7月3日日曜日

長いクラックのオンサイトを目論む@KB岩から、美しい谷

久々に奥多摩を離れて、山梨方面のKB岩へ。いつものパートナー松氏と一緒。ターゲットは、全長30mのクラックのオンサイトトライ一本勝負。

こんなに長いクラックは登ったことがない僕にとって、難しいのがプロテクションのマネージメント。入念にオブザベをしたいところですが、ルート全体を見渡すことができません。出だしはごちゃごちゃっとしたところを5mほど登って、そこからコーナーのクラック。初めは細いです。それからハンドサイズ?中間部に小ハングが見えます。死角の先にコーナーから左に外れたクラック。ハンドジャムがボンバーか?その上は全く見えず。

しょうがないので登ります。コーナーのクラックに入るまではプロテクションは取れず、まずはコーナーにスモールカム&ナッツ。フィンガーをつないで、シンハンドに広がる。このクラックは、おそらく10年くらいは人の手が入っていなくて、その割に綺麗ではありますが、やはり少しホコリっぽい。狭い凹角に体を捻じ込んで窮屈な体勢でプロテクションをセットする間に、ズリズリっと。なんとかこらえて、えっちらほっちら。

手持ちのカムは、キャメ0.75から3と、マスターカム0から6。上部でハンドサイズのカムを使いそうなので、温存が必要です。下部はできるだけ小さいサイズ。ハンドサイズを入れて、1・2手上がってナッツ&ヘキセンを叩き込んで、下のカムを回収したり。持っててよかったDMMトルクナッツ。

途中、コーナーのクラックの形状が変則的で、プロテクションに大いに悩まされる。コーナークラックの奥にさらにクラックがあって、カムはなかなか効かず、パラレルで、ナッツもヘキセンもだめ。かろうじてカムがおさまってくれる位置を見つけ、勢いで突破。マスターカムが売り切れ、キャメ2までが残った状態で、ちょうど中間地点あたりと思われる小ハング下。

相変わらずシンハンドのジャムは抜けそうで、テンショーン!って言いたくなります。ハングの上がどうなっているか全く予想ができないし。それでも、わざわざこのルートだけのためにここまで歩いてきたのだ、自ら諦めるわけにはいかないと自分に言い聞かせ、小ハング越えに突入。

ハングにアンダーのジャムを挿し、右手をハング上に。浅い。左手をごにょごにょきめ直して、右手を飛ばしたら順手ボンバー。一気に乗っこすと、そこには下から見上げたコーナー左に走るハンドサイズのクラックが。思ったより傾斜が落ちていて助かった!でもシンハンド。

右のコーナーに体を預けつつ、手も足もシンハンドサイズのクラックにジャムしてじりじり進みます。完登を告げるテラスが上に見えた頃、クラックは完全に閉じて、その上にホールドのない小ハングが覆いかぶさっています。左カンテに活路を見いだし、ハング下のホールドを保持して、シンハンドには小さすぎる不安なカムを一本入れ、あとは右のスラブ面に乗り上がるだけ。握れるホールドは、ハング上の甘い小フレーク一つ。これを握って右足で乗り込めば実質終わり。でもやっぱ無理。

小ハング下まで戻って仕切り直し。何かないかと周囲を見渡すと、シンハンドのクラックの途中から右に抜けるラインを発見。右コーナーに体を預けていたので死角になっていたところ。左カンテをクライムダウンして一旦クラックに戻り、右に抜けることに成功しました。

粘りに粘ってオンサイト。会心のクライミングでした。ここのところ取り組んできたトラッド・クライミング、クラック・クライミングの成果が一つ出せました。

ロープスケール30mジャスト。終了点のテラスには、30年前のものと思われるスリングが、朽ち果てた松の木にかかっていました。


松氏をフォローで迎えて、懸垂で下降。

ヘキセン回収中

グレードは、トポに二つのバージョンがあって、一つは5.10a、もう一つは5.11aとなっています。登ってみた感触としては、5.10aか5.11aかが分からないグレード感覚のなさが遺憾です。

他にもこんなの。アプローチで迷っている最中に見つけた小川山のジョイフルジャムっぽい雰囲気のクラック。下が崖なのでカムでリードしました。フィストがギリギリ決まらなくて、傷心物語で習得したエルボーロックを使って登りました。


あとは、日本一つらい初段がある美し谷。日本一つらい初段は結露でびしょびしょでした。秋までだめか?

上流に歩いて、幾つかの岩を登ったり、敗退したり。



秋になったらまた行きたいですね。

2016年6月27日月曜日

エイドルートのフリー化に挑むその2@数馬の岩場

先週に引き続き数馬の岩場。いつものパートナー松氏と一緒。

前回登った下部岩壁のルートをもう一度。ロープのマネージメントを意識したらちょっとマシになったけど、結局ダメ。松氏のトライを見て、原因はわかった。難しい。

本題は、前回軽く掃除した一峰上部壁のルートをTR。下部が核心でムーブが難しく、繋がらなかった。離陸したらクラックからはみ出た木の根にデッドするところから始まる厳しいクライミング。

核心部のプロテクションはマスターカム紫&C3赤でなんとかなりそうな感じ。核心を超えてからのプロテクションが怪しい。

また今度。

2016年6月19日日曜日

エイドルートのフリー化完成@数馬の岩場

先週手をつけた岩を登りに、数馬の岩場。


前回はTRで一撃。グイグイ登って楽しかったルートです。カムとナッツでリードを試みます。プロテクションセットのためにクラックから土を掻き出し掃除して、リハーサル。1回目のリードトライで登ることができました。

プロテクションをセットしながら登ると全く別物。前腕がパンプする苦しいクライミングでした。核心部はスモールカムとスモールナッツ。プロテクションセットの勉強になりました。本当は、こういうルートを初見で、あるいは初見とまではいかなくともリハーサル無しのグラウンドアップで登りたいところです。いまはまだ無理。

奥多摩でこんなルートを登れるなんて、素晴らしい体験。この岩場は発見までに3度の探索を要して、かなりの労力を払いましたが、その甲斐がありました。

識別のために一応名前をつけておきます。SOLIDARITY。



久々にルートの動画を撮って気づいた、ロープマネージメントのヘボさ。これから頑張ります。

目的を達して、来週からは晴れて小川山。と思ったら、上部岩壁にプロジェクトを発見してしまいました。今回のルートより厳しそう。来週も行くのか?

2016年6月14日火曜日

エイドルートのフリー化@数馬の岩場から、ランジの課題@鳩ノ巣エリア

久々の奥多摩クライミング。午前中は数馬の岩場。午後は鳩ノ巣エリアでボルダーです。

数馬の岩場は、1970年代はじめに登られた岩場。ジョン・バーカーのミッドナイト・ライトニングが日本に衝撃を与えたのが1980年ですから、それよりはるか前のこと。ほとんどがエイドルートです。ホールドに乏しく硬いチャートには、随所に錆び付いたハーケンとリングボルトが残っています。いつまで登られていたのかわかりませんが、20年は人が訪れていないのではないでしょうか。

午後に訪れた鳩ノ巣エリアのボルダーは、冬の岩探しでたまたま発見した岩です。課題の脇には古いリングボルトが打たれていて、遥か彼方の昔に人口で登った方がいたようです。アプローチは人気のハイキングエリアになっていて、登っているとそのすぐ背後をハイカーが頻繁に通過します。ラインホルト・メスナーの第7級に刺激を受けて劔岳をフリーで登ったと言う方から声をかけられました。まだ「フリー」という言葉がなかった時代に、劔岳を今でいうフリーで登ったんだとか。それから、ボルダリングをやってみたいと思っているという女性も。

二つのエリアでクライミングの歴史を感じた1日でした。

数馬の岩場に行くのは4度目で、登るのは初めて。1峰下部左をTRで登りました。

下半分の正面フェースは思ったより傾斜がありホールドは極小で難しすぎ手が出ず、左スラブとのコンタクトラインの凹角を登り、上部は正面フェースのクラック&フレーク。久しぶりにフェースをグイグイ登って、気持ち良かったです。カムとナッツでリードできそうなので、次回試してみようと思います。



アプローチで疲れましたが、帰りは近道を発見。杉林に入って間もなくの右の倒木の5段くらい下を左にトラバース。

鳩ノ巣エリアのボルダーは、以前発見した課題です。思った通りのフィンガーからのランジ課題になりました。指の細い僕はフレアして抜けそうな第一関節ジャム。跳んだ先のホールドははるか遠く、外傾しています。何度かやって、0.5秒保持できるところまで行って、変則的なスタートホールドで右手の皮が破けて、終了。右手薬指第一関節横の小指側はテープ必須です。

超面白いので、また行きます。

2016年6月6日月曜日

トラッドルートを一人で登るという体験@障子向かいの岩

3月からずっと取り組んでいたセンチュリーを登り、お仕事でつぶれた週末を経て、久々の岩の日。行き先に悩んで、山梨方面のクラックを詣でてみようかと思っていた折に、ダイバーさんからのお誘いでした。奥多摩のカンテを登りましょう。

小雨の予報は見なかったことにしていたけれど、朝起きたら早々に立派な雨。昼過ぎまでの雨予報もあり、中止となりました。

ところが雨は早々に上がり、晴れ間も出てきたので、以前掃除したきり登らずに放置してしまっていたトラッドルートを登りに行くことに。

この岩は、スラブと垂直の狭間。ミニ池田フェイスといった風情です。最上部までの全面を蔦と苔が覆っており、それを引っぺがしてのクライミングです。池田フェイスも発見時には蔦に覆われていたと聞きました。それはそれは大変な開拓だったことでしょう。

狙いのラインのクラックは細く指はほとんど入らず、フェースのホールドが使えるので、ジャミングはなし。フットホールドも豊富で、グレードは5.9を超えることはありません。トラッドルートを一人でリードするのは初めてなので、まあこんなもんでしょう。

千里の道も一歩から。

プロテクションは大変勉強になりました。持って行った大きめのヘキセンとキャメ5が大当たり。安心して登れました。あとはスモールナッツとスモールカム。抜けるかな?と思ったカムは抜けます。まあ大丈夫かなと思ったカムも抜けます。カムをさす向きによって、半身が吐き出されてきたり、ぎりぎり止まったり。あやふやなところはフォールテストをしないと、抜けるかどうかはわかりません。思っていた以上にカムのセットは慎重にならないといけないようです。

天気に翻弄されましたが、新たな世界に一歩踏み入れることができて、結果的には良かったのではないでしょうか。


午後はダイバーさんとジャムセッション。マイ・プロジェクトを2本登って大満足でした。