一つ目のポイントは前半でいかに疲れないようにするかで、これは、フィンガーのジャムを使うこと、右足のフットジャムを二カ所で有効に使うこと、途中のガバでゆっくり休むこと、これでなんとかなりそう。前半最後のガバ取りはまだ工夫の余地があるかもしれない。
あとは、クラックへの入りのリーチムーブのときに左足のシビアなエッジングが要求されるので、オゾンQCを履いたら楽になるかもしれない。ただ、フットジャムは確実にテナヤのインティの方が楽。左足オゾン、右足インティか?
ふたつ目のポイントはカンテを取ってからカンテ奥のガバを取るまでのシークエンス。右手でデッドでカンテを取って、左手をアンダーに返して、左足を一歩寄せるところまでは確定。そこから先が検討を要する部分。
まず、カンテの右手のとばしでどこを持つかについて。一番上は第一関節までしかかからないけど、親指がしっかりかかるから良いような気がしてきた。とは言っても遠いので、一旦真ん中を取って、右足を繭玉に上げて、もう一回デッドで一番上に飛ばし?二段のとばしは大変なだけ?さて、どうでしょう?
もう一つは、とばしのあとの左手のコルネのアンダーピンチを出すときの足の位置。僕の予定は、右足を繭玉みたいなフットホールドに上げて、正体で出す。松氏は、カンテの外傾ホールドでアウトサイド・フラッギング。ツルツルの外傾ホールドでのフラッギングは絶妙なバランスを要求されるので、正体の方が比較的楽ちん。しかし松氏は左手を出した後の左足の上げがフラッギングの方が楽だと言っていた。確かに、正体だと左右の足でオポジションを取って安定しているので、その均衡を崩す左足の上げは手に頼ったパワームーブになり、ココが全ムーブの中で核心になる。さて、どうでしょう?
ところで、白妙橋のブラックマーケットと言えば、ロクスノ49号の12aでは落ちられない。アンダーピンチ付近のムーブについては、「右足がスメアっぽく悪い」とのコメントあり。ということは、松氏のフラッギング?
写真では右足の位置がわからない。しかし、この写真、左足を見ると、マッチするコルネの右下にある。こんなところにいいフットホールドはなかったはずなので、まさに核心の左足の上げの最中か?でも、目線は確かに手に向かっている。謎だ。トップ・クライマーは足をあげるときに足を見ないものなんだろうか?
白妙橋といえばもう一つ、フリーファン 59号。こちらは新田くんによるブラックマーケット。
右足が下の方に伸びているように見えるので、繭玉でしょうか?
ところで、フリーファン59号には、クリックドローの上下のカラビナのゲートの向きは同じ方向か、互い違いか、という問題についての記事が掲載されていた。これが原因と思われる死亡事故も起きているようで、特別な理由がない限りやっぱりゲートの向きは同じが基本なんでしょうね。真っ直ぐ登るルートだったらどっちでも良いんだろうけど。
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