ちょっと前のこと。飯塚さんと障子岩。
《TNT》(5.10a)を5.10aらしく登ろうというテーマで何回か登った。少しずつかたちになってきたような気がする。
飯塚さんは《ニトロ》(5.11b)をオンサイト。上部は《TNT》と共通だけど、下部のガツンとくるボルダームーブをねばって押し切るナイスクライミングだった。こんな良いクライミングは久々に見た。
残った時間で、襖岩の《穴 part2》(5.11b)。ムーブも解明できず、ド敗退だった。
また今度。
ちょっと前のこと。飯塚さんと障子岩。
《TNT》(5.10a)を5.10aらしく登ろうというテーマで何回か登った。少しずつかたちになってきたような気がする。
飯塚さんは《ニトロ》(5.11b)をオンサイト。上部は《TNT》と共通だけど、下部のガツンとくるボルダームーブをねばって押し切るナイスクライミングだった。こんな良いクライミングは久々に見た。
残った時間で、襖岩の《穴 part2》(5.11b)。ムーブも解明できず、ド敗退だった。
また今度。
事前にリップ上の掃除を済ませた5度目の白岩滝ボルダー。飯塚さんと朝練で行ってきた。
前回の記録はこちら。https://lowfatclibmer.blogspot.com/2022/11/blog-post.html
中間部のムーブの強度が高くて朝イチだと辛いので、上部のムーブ確認から。右のガバを取ってから2手すすめるムーブを確認。いまいちしっくりこないけど、低い棚に右足を置いて右手を寄せる方向で一応決定。
つなげトライで右ガバから左リップの外傾ホールドを取るところまで行ったけど、右手寄せを失敗。
飯塚さんは右抜けのラインで完登。すばらしい。7aくらいじゃないかという話し。右抜けは下地の岩が恐ろしい。直上は素直なランディング。僕は直上で行きたい。
またこんど。
| 右抜けの飯塚さん |
白岩滝ボルダー、多分四回目。
以前の記録はこちら。
http://lowfatclibmer.blogspot.com/2021/05/blog-post.html
この後、一人で一回行って、飯塚さんと一回行って、今回が一年数カ月ぶりの四回目、たぶん。
まずは左の《白岩カンテ》。スタートの左手のホールドがトゲトゲしてて最初は痛いけど、一日のクライミングを終える頃には痛みは感じなくなっているのが不思議。6Cくらいと言ってたけど、6Bくらいかも。
それからその右の《サンライズ・クリスタル・フェイス》。右手のホールドがまだ落ち着いていなくて、今回も変化があった。そろそろ落ち着きそう。こっちが6Cくらいかも。
そして本題の麻生グルーブあらため《麻生バルジ》(仮)。グルーブから外れて右に抜けるので、仮称を改名。《麻生グルーブ》は左に抜けるライン。
懸案であった右のガバ取りに成功した。使えないと思っていた左手の斜めアンダーに寄せて、左足は遠目のフットホールドで右足は三つのうちの一番右のフットホールドで、ドカンで成功。7Aくらい?しかし、意外なことにそれで終わりではなくて、今回は時間切れ&掃除不足で終了。
次回、掃除道具を用意してリップをきれいにしないといけない。近々また行きたい。
| サンライズ・クリスタル・フェイス、結構むずかしい |
山森さんと小川山。
妹岩で、カサブランカ。10年くらい前に敗退して以来の二度目の挑戦でRP。カサブランカといえば小川山レイバックをやったあとの2歩目のステップというイメージがあるんだけど、それにしてはプロテクションのセットが難しすぎる気がした。ムーブ的には、上部のダブルクラックを移るあたりのフェースっぽいムーブが核心な気がする。
ジャックと豆の木をオンサイト。核心部はたぶん下部のワイドで、しかしムーブはワイドではなくて、左手のカチの保持力と左足のスメアリングの踏みつけ力の勝負か。
次はパピヨン2P。2P目が美しいと聞いていて、僕が1P目をリードして、山森さんが2P目をリードするっていうオーダーでやったんだけど、2P目は確かに岩が汚れていないと言う意味では美しかったけど、クライミングの内容的には普通で、1P目の方がワイドっぽくて悩みがあって面白かった気がする。奥多摩でB面クライミングをやっていると、岩の汚れは人より気にならないのかもしれない。
泳いで終了。
山森さんと小川山。
バードウォッチング・エリアで、キビタキを山森さんがオンサイト、僕がフラッシュ。左に傾いて斜めに走るクラックに左足をフットジャムすると急に安定感が増す。
オオルリを山森さんがオンサイト、僕がフラッシュ。山森さんが右向きで登ってたので、僕は左向きで登ってみた。結局中間部あたりで体が出てダイクに立ったので、大差なかったかもしれない。ダイクを全部限定してワイド登りで通したらいい練習になりそう。
ちょっと移動して、ポケットマントルを山森さんがオンサイト。
またちょっと移動して、完全なる酒乱にド敗退。
泳いで終了。
スポーツクライミングにおけるリスクを考える第二弾。
アレックス・ホノルドのClimbing Goldから、アメリカにおけるスポーツクライミングの生みの親であるアラン・ワッツ(Alan Watts)との対談。
https://www.climbinggold.com/episodes/cheater-cheater
スミス・ロックでラップボルトによるスポーツルートの開拓を始めたワッツは、当時すでにクラック・クライミングの分野では世界のトップレベルだった。対談では、スミスにはクラックがあまりないのでフェースをクライミングの対象として見始めた、スミスにクラックがいっぱいあったらスポーツクライミングをやってない、なんてことを言っていた。
この点については、スミスも少ないながらクラックはあって、高難度のものもあるので、文字通りスミスにクラックが無いと理解するよりも、ワッツが強すぎでクラックを登り尽くしちゃったと理解するほうが良さそう。と言う話を木織さん教えてもらった。
クラックあるっちゃーあるんですが、数は確かにない。アランは早々に全部登ったからなあ。中にはEast Face of Monkey Faceとか13dのクラックとかあるぞ。
— Tak Kiori (@takcrux) June 16, 2022
それから、ホノルドのコメントとして、ワッツが当時のメインストリームであったクラック・クライミングにおいてトップレベルにあったということが、ワッツが始めたスポーツ・クライミング(と言う名称は後から付けられたのだろうが)にcredibilityを与えた。
強いから新しい取り組みを初めて、強いからその取組が承認される。強さって大事と理解した。
その他、スミスでラップボルトがそこまで問題にならなかった理由として、スミスのクライマーはバラバラでメンターのような存在がいなかったことをワッツは挙げている。やめろと言われたときにその忠告に従わないといけないと感じるような存在がなかったと。
本題であるスポーツクライミングにおけるリスクについては、ホノルドのコメントがある。スポーツクライミングは「安全すぎる」との批判があることに対して、そういうことを言うやつはスミスのクラシックを登ったことがないのだろうと。スミスのクラシックは、ボルト間隔はとんでもなく離れていて、安全ではあっても登ってみると安全とは感じられない、とホノルドは言う。こういう反応が出るということは、少なくともホノルドはスポーツクライミングにおいて「安全とは感じられない」ことに積極的な価値があると考えているということだろうか?
ラップボルトの スポーツクライミングにスパイスを求める倫理はアメリカのスポーツクライミングから出てくるのではないかという仮説のもとにアメリカのスポーツクライミングを理解する試み。
話としては、スポーツクライミングのボルトはいかにあるべきか、スポーツクライミングにスパイスは必要か、ボルトの打ち替えや打ちたしにはどのような手続きを設けるべきか、という感じで、テーマは色々あるけど、まずはアメリカのスポーツクライミングについて雑駁に勉強してみましょう。まずは、ランナウトするスポーツクライミングとして日本でも報告されているスミスロックから。
PUTTING UP A NEW CLIMBING ROUTE OR REMOVING EXISTING HARDWARE AT SMITH ROCK? NEW RULES
https://smithrock.com/news-all/putting-up-new-climbing-route-or-removing-existing-hardware-smith-rock-new-rules
2021年に確定的なルールができるけど、暫定的な措置として、2020年8月31日以降、スミスロックでのボルトの設置および除去にはpark mangerもしくはpark managerから授権された者による明示的な書面による許可が必要となるという記事。この措置は、Oregon Administrative Rule 736-010-0040 (4)という法的な根拠があるもの。違反した者は最悪の場合は州立公園への立入禁止になるとか。
フォーマルなルールに基づいて規整をするアメリカらしいやり方。おそらく、その前提となるのは、park managerがクライマーと意思疎通をしクライミングのことを理解して許可の可否を判断する仕組み。日本では容易ではないでしょう。
The history of new-route development at Smith is inextricably linked to the rise of American sport climbing. It was here in 1983, when Alan Watts rappelled down a gorgeous pocketed face in the Dihedrals and placed expansion bolts on Watt’s Totts(5.12b), that sport climbing in America was born.
Smith Rock’s sport-climbing “Golden Age” reflected the growth of the sport not only from the standpoint of new boundaries, but with respect to a community redefining itself. Ethical debates raged over rap bolting, hangdogging, chipping, gluing, pre-placing gear, and retro-b
olting.
A related question is, How many bolts should a route have? Early sport lines at Smith Rock had as few as possible, with natural protection to fill in the blanks. Some, like Heinous Cling, the airy 110-foot, eight-bolt 5.12c in the Dihedrals, were even bolted on lead. The transition from the trad mentality was slow, and a “ground-up” attitude persisted. Even Ruana’s Forbidden Fruit project still requires a couple of cam placements. At the other extreme, some routes had bolts placed an arbitrary, uniform distance apart, turning clips into cruxes. “The problem with the way things were done at Smith is it sucks, when you think about it now,” says Thompson, who moved to the area in 1982 and witnessed the sport revolution firsthand. “There was this attitude that is has to be runout. Why?! Put the bolts where they need to be.”
アメリカのスポーツクライミング発祥の地であるスミスロックでは、ランナウトが善とされた時代が確かにあったようです。それに対して、当地のlegendary local crewの一人とされるTedd Thompsobは、今になって考えるとバカみたいだと言っている。"Put the bolts where they need to be."というのだけれど、問題は「必要なボルト」とは何かだろう。怪我をしなければいいのか、それなりに恐怖感を和らげてくれる間隔で打たなければならないのか?
ケミカルアンカーが主流となっていることに関して、
“I know glue-ins are better,” says Alan. “But my routes are new, and I don’t know if the clips are gonna work for everyone. What if I have to move them?” Caldwell concurs: “You just have to do what’s right for your routes, and go with glue-ins [later] if you need to make changes.” The message is clear: A new route is a work in progress, even after the FA.