2023年1月11日水曜日

2022年のクライミングと2023年の展望

2022年のクライミングはあいかわらず散発的なものだったが、幾つかの成果はあった。

一つは、山森さんと一緒に登った《氷細工の竹とんぼ》。秋川流域にトラッドルートをという試みが一歩前進したのは良かったんじゃないだろうか。スタイルとクリーニングのバランスという大事な問題について考えるきっかけにもなった。
http://lowfatclibmer.blogspot.com/2022/03/blog-post_5.html

それから、《ヘナ〜》7aと《ひのはらダイレクト》7aという、とうげん橋エリアの二つの課題。特に前者は、下地が水のボルダリングという新しい楽しみを教えてくれた。
http://lowfatclibmer.blogspot.com/2022/12/blog-post_8.html

《ヘナ〜》のことは書いてなかったので、そのうち書かないと。

そして最後に、《富士見カンテ》-Mt. Fuji over the Arête- E1 5bと、《ウェルシュ・スクールボーイ》-Welsh Schoolboy- HVS 5aの二つのトラッドルート。こちらは、フラットホワイト・プロジェクトに戻る足がかりとして取り組んだもの。
http://lowfatclibmer.blogspot.com/2023/01/blog-post.html

さて、2023年の展望はというと、久しぶりに目標を定めておきたい。目標は二つ。一つ目は、フラットホワイト・プロジェクトに戻ること。今のフィジカルでは話にならないけど、一度戻る。最大のプロジェクトであることを忘れないように。二つ目は、秋川流域での岩探しを最低でも10箇所。このエリアでのクライミングの維持発展にどれだけ貢献できるか、やってみよう。


2023年1月10日火曜日

ウェルシュ・スクールボーイ、富士見カンテ@兜山

 2022年の終わりごろ、兜山(岩場としては兜岩?)の(たぶん)未登のトラッドルートを登った。

以前(2021年だっけ?)、山森さんと一緒に稲妻クラックを登ったときに気になっていた左のカンテに重い腰を上げようと掃除に向かって、まずは右のコーナーを掃除したらヘトヘトになって、日を改めて左のカンテも掃除して、登ったのは大晦日になった。

先に登ったのは左のカンテ。


富士見カンテ(Mt. Fuji over the Arête)E1 5bくらい

晴れていればカンテ越しに富士山をドッカーンと望めるナイスなルート。薄被りのカンテだけど、下部は段々になっていて楽ちんで、上部はフェース面のフレークの助けを得て登れた。スモールカムがバチ効きでプロテクションも問題なし。山森さんがフラッシュで第二登。

あとに登ったのが、右のコーナー。


ウェルシュ・スクールボーイ(Welsh Schoolboy)HVS 5aくらい。

広くなったり狭くなったりするコーナークラックで、こちらはプロテクションを事前に考えてなかったので、ちょっと頭を捻った。何度覗き込んでも奥の2枚のローブを目視できないセットで、たぶん大丈夫だろうしたぶん落ちないだろうと諦めて登った。上部の穴に入ったところのプロテクションも苦しかった。でもムーブはこっちのほうが簡単。

Welsh Schoolboyの方はおまけみたいなもんだけど、富士見カンテはオンサイトトライしたら結構楽しいんじゃないかと思う。