2015年6月18日木曜日

ワイドクラック@河又から、カーチェイスとトンネル@白妙橋の岩場

いつものパートナー松氏とクライミング。

まずは河又。洞窟は結露でビショビショでした。気温の高い雨後の洞窟はダメですね。

以前松氏が発見した薄かぶりのワイドクラックを松氏が大掃除してくれて、登りました。キャメ6。やはり上部のチョックストーンをどけないとイマイチ楽しめません。しかし、楽しめる隙間の条件については学ぶことがありました。

ワイドクラック 

白妙橋の岩場に移動。意外なことに岩は良く乾いていました。登ったのは、正面壁左のスラブのカーチェイス(5.10a)。クラックに泥が詰まっていたので、グラウンドアップは断念し、上から懸垂で掃除しました。スラブの楽しさを再確認し、夏の小川山への意気込みを強くしました。

カーチェイス

ついでに、左のクラックから入る下部バリエーションをカムとナッツでリードしました。トラッドルートとして見た場合には、いわば強点主義のイマイチなライン取りという印象を受けます。それでも、スモールナッツでスラブを登るという夢に向けた第一歩を刻むことができたことは、良かったのではないでしょうか。

最後はトンネル・トラバース。全天候型ボルダー・プロジェクト第三弾。このロケーションですから、誰かしら既に登っているとは思います。例によって少なくとも4本のラインを設定できるのですが、一本のムーブを解明したにとどまり、完登はできませんでした。結露で濡れていたのもありますが、それを差し引いてもなかなか厳しい。ずっとフィンガリーです。また次回。

一日楽しめました。

2015年6月8日月曜日

障子岩から北秋川ボルダー

障子岩でクライミング、いつものパートナー松氏と、新撰組の弟子と一緒に。のつもりが、もろもろの事情で僕は一人で北秋川ボルダーへ移動しました。

まずは、山の方で目を付けていたカンテの課題。想像と違い、崖の上で大きく振られることになりました。


下地と、リップの鋭いエッジにびびってなかなか登れませんでしたが、覚悟を決めて完登。登る技術よりも着地の技術を問われる課題です。こんな地味な岩でも大きな充実感を得られるのですから、下地は偉大です。

それから、松氏&新撰組の弟子と合流して、河原へ移動し、《カバくん》。


本気のセッションを繰り広げたあげく、敗退しました。これは難しい。最後は、《水滴穿石》で、松氏のトライ中に川の魚を観察して、終了。1日楽しめました。《カバくん》はぜひとも登りたい一本です。

2015年6月1日月曜日

大丹波ボルダーにはじめまして

午後から大丹波ボルダーでボルダリング、いつものパートナー松氏と一緒です。狙いは立派なクラック・ボルダー。


とても良かったのが裏面のクラック。最上部がほとんどやったことのないフィンガージャムで、高さと下地を考えると突っ込む自信がなく、ボルダーとして登るのは断念。カムでリードしました。パラレルなフィンガー・クラックのジャミングが僕には厳しく、とても勉強になりました。フィンガージャムができる人にはあれが5.9程度に感じるのだろうということを知ることができたのも成果です。

それから、本題の正面のクラック。上部はさほど難しくないと聞いていたのですが、その通りフィンガーのボトミングがよく効いて、問題ありませんでした。それも裏面の厳しいジャミングを経験していたからで、裏面のクラックの素晴らしさを再確認しました。

あとは、Yさん初登のマントル課題を得意の醜いアザラシ・マントルで登ったり、少し下流のオフウィズスに挟まったりしました。下流の5級くらいのカンテの課題は、スタートからマントルまで厳しさがあって、秀逸な課題でした。

このエリアでは、岩はもともと厚い苔に覆われていて、あるいは埃まみれで、今も全般的にホールドには土埃が乗っていて、岩の掃除の大変さが伝わって来ます。岩を磨き、課題を設定し、発表していただいた方々へは感謝の気持ちが絶えません。また訪れたいと思います。