2014年12月31日水曜日

2014年のまとめ


2014年も、たくさんの印象に残るルートを登ることができました。本当にたくさんの素晴らしいルートに出会えて、これが一番とは決められませんが、その中でも特に印象に残ったのが以下の3つ。

《パズル》オンサイト
金峰渓谷の奥の奥で、もびさん&ポキさんにジャンケンで勝利してのオンサイトトライ。持っている技術と体力と気力を出し切って初見でルートを登ることの楽しさを知ってしまったかもしれない。クライミングへの取り組み方が大きく変わりそう、そんな濃密な一日でした。

《ウラヌス》完登
短い中に僕の苦手要素を全て詰め込んだ様な課題。苦手を克服して岩の上に立つ過程が楽しかった。そして、誰もいない岩場で一人で岩と向き合う静かな時間を得ることができたことも、豊かな体験だった。

《スーパームーン》成功


何と言ってもこれ。はじめてのトラッド・ルートの初登。これまで僕は冗談みたいなボルダー課題はいくつも掃除して登ってきましたけど、トラッド・ルートははじめて。自分で見つけたラインに自分のムーブを思い描くことの楽しさは格別です。それが多くの人は関心を示さないであろう変なルートだったことも、また良い。

僕はTomさんのこの言葉を信じている。

There's a method behind the madness you see. Some of the best opportunities in life are taken when the crowd are looking the other way. When people think there's not room for movement - "crack climbing is dead, every hold is a rest" - then if you look a little deeper, you'll see there's a whole other world out there waiting to be explored. I suppose we did some of that with the offwidth climbing and now after a year of thin cracks we've seen the other end of the possibilities too.

それでは、2014年の目標達成度の査定です。


○ボルダリング
・初段を2本 ⇒《色即是空》一本のみで、未完
・《ウラヌス》(天王岩) ⇒完登

 ○スポルト・ルート
・5.11cを通算8本にする(あと1本) ⇒《錦繍の谷》で完了 
・5.11dを通算8本にする(あと5本) ⇒《C&Cの下部》、《トントン》(トポでは5.11bだけど、体感11d)、《ディレッティシマ・ドラゴン》の3本で未完
・5.11dを1日でRP  ⇒《ディレッティシマ・ドラゴン》で達成したものの、ムーブを教えてもらってるから不完全
・5.12aを3本 ⇒《543...》と《MT》と、5.12bの《ステルス》で、完了

 ○スラブ
・5.11後半を登る ⇒《ホップ・ステップ・ジャンプ》完登により、完了

 ○トラッド
・《予期せぬプレゼント》 ⇒RP
・《完全なる酒乱》  ⇒敗退により未完

 ○マルチピッチ
・屋根岩3峰で《南稜レモン》のバリエーション  ⇒敗退により未完

 ○トレーニング
・正しい姿勢を身につける ⇒未だ猫背 
・前腕ハム化プログラム  ⇒指関節の養生のため中止
・キャンパ ⇒一時期やって一定の成果あり。

ボルダリング、スポルト・ルート、スラブ、トラッド、マルチピッチ、トレーニングの各領域で考えると、1勝5敗ってところです。もっと頑張らないと。


以下、2014年に新たに登ったルートと課題。グレードがにこだわりすぎて数が少ないですね。特にスラブが。

○スポルト

ルート名グレード岩場RP日コメント
ステルス5.12b天王岩2014年3月☆☆☆
出だしからリップ取りまでの10手。一切休めず、ずっと厳しい。
6日?
543...5.12a?奥多摩の岩場2014年5月
長いルートの攻め方の勉強になった。
4日。
MT5.12a?奥多摩の岩場2014年4月☆☆☆
ハング下からレストポイントまでの一連のホールドとムーブが多彩で面白い。
3日。
トントン5.11d?池田フェイス2014年2月☆☆
ムーブを発見するのが難しく、厳しい。
4日?
C&Cの下部5.11d?奥多摩の岩場2014年4月
ストレニでよい。
2日。
ディレッティシマ・ドラゴン5.11d河又・シュテファン・フェイス2014年12月ルートの内容はとてもいいけど、ムーブを教えてもらう取り組み方はだめ。
1日
錦繍の谷5.11c川乗の岩場2014年1月
ムーブが分かりづらく、それを探るのが面白い。 密度高い。
1日。
MDDダイレクトの下部5.11a/b奥多摩の岩場2014年4月
リップ取りまでの一連のムーブが厳しく、良い。
2日?
虹の戦士5.11a?障子岩南東面2014年1月トポのグレードは5.12a。僕のリーチだと、5.11aくらい?かぶったスラブ。
2日。
パズル5.11a小川山・星の塔2014年8月☆☆☆初めての5.11のオンサイト。B&NP。フェース、マントル、スラブ、クラックの総合力。とてもいい。
OS
きいてないよー5.10d池田フェイス2014年1月冷たかった。
1日、2便。
雨宿り5.10b北川の岩場2014年6月ひたすらカチを握り込んで引く。終了点が中途半端。
オンサイト。



○スラブ


ルート名グレード岩場RP日コメント
ホップ・ステップ・ジャンプ5.11c小川山・オーバーヒート下の岩場2014年9月☆☆☆
下部の厳しいプッシュと立ち込みがいい。上部はカンテを登った。
3日。
スラブの逆襲5.11b小川山・ソラマメ下部2014年8月
上半身主体のムーブで、指が強ければ登れる。
1日、3便。
冥土の土産5.10d天王岩2014年9月
チャート。厳しいエッジング。
何日も


○トラッド


ルート名グレード岩場RP日コメント
スーパームーン5.10+?奥多摩の岩場2014年12月☆☆☆
初めてのトラッド・ルートの初登。奥多摩らしい、短く面白いムーブ。
4日間、苦労した。
陽のあたる場所5.9/10a小川山・お殿様岩2014年6月☆☆☆
ランナウトしまくりで死ぬかと思った。
会心のオンサイト。
予期せぬプレゼント5.9+小川山・お殿様岩2014年7月☆☆☆
言わずもがなのoffwidthのメガ・クラシック。トンネルに入ってロープが大変。
2日。
夏風5.9+小川山・藐姑射岩2014年8月
ハンド。
OS
高橋さんのクラック5.8小川山・月の塔2014年8月
ハンドジャムとレイバック。
OS。


○ボルダー


課題名グレードエリア完登日コメント
ウラヌス初段?天王岩2014年1月6日。苦手系で苦労した。勉強になりました。
色即是空初段天王岩2014年1月2日。
ダウンはいらない1級小川山2014年7月2日。すばらしいドスラブ。
黒豆1級小川山2014年7月幾日も打ち込んだ。厳しいマントル。
一輪車1級?三峰2014年10月スローパーが印象的でとてもいい。
黒本では初段、日本ボルダリングエリアでは2段。この日はコンディションが信じられない位良くて、1級に感じた。
池田カンテ1級三峰2014年11月ラップが印象的でとてもいい。緊張感ある下地もよし。
白狐岩のSD2級御岳2014年10月抱え込みでの離陸と初手が厳しくてその後も気が抜けなくてとてもいい。
むかし道ペタシ2級?むかし道ボルダー2014年9月ほんとうに何もないスローパーのパーミング。とってもいい。
ホワイトテーブルの右マントル2級?むかし道ボルダー2014年9月マルガリ的な根性マントル。
タートル岩の一番右3級小川山2014年8月 なかなか厳しく緊張感があってよい。
時間割3級小川山2014年8月 マントル。ムーブがわからず苦労した。
スィール3級小川山2014年8月 いいマントル。
ホワイトアウト3級小川山2014年8月 高いところで緊張感あるマントル。
ターゲット3級笠間2014年12月 高いクラックの緊張感がとってもいい。
ラブタッチ3級笠間2014年12月 ペシペシおもしろい。
汚い大岩の側面のスラブ4級小川山2014年7月 短いけどとてもいい、勉強になったスラブ。
くじら岩、潮吹き穴の左のマントル4級小川山2014年7月 とてもいい、勉強になったマントル。



おまけの宿題リスト

○スポルト
アーバンテイスト、ラップ、アドレナリンジャンキー、ケンシロー、ショットガン、ブラックボードⅠ、ボディウェイト、ウッシーⅠ、北落師門、スパイダーマン、安近短、

○スラブ
てんかちゃん

○トラッド
完全なる酒乱、南稜レモン・バリエーション、冬のいざない、むかしクラック

○ボルダー
クライマー返し、モノローグ、素登り、テッシー、ミジララテスタ、人の字岩のマントル、むかし道の隙間、濁流、対称岩右・左、グロヴァッツ・スラブ、タートルマントル、緑の河、田嶋ハング、緑のマント

2014年12月29日月曜日

《アーバンテイスト》day3&《アドレナリンジャンキー》day3@障子岩

5月19日以来の《アーバンテイスト》@障子岩。いつものパートナー松氏と。

まずは暖かい南東面でアップ。《ぺっぺっぺの羽田さん》、《体型だけでイレブン》のいつもの流れを久々に。ここはほんとにいいところ。

温まったところで《アーバンテイスト》へ。ポケットはいつも通り湿っていた。それはいつも通りだから拭けばいいとして、下部で使うキーホールドのアンダーも濡れていた。特に午後は氷結が融けたようで、水滴が滴るほど。デーブさんも、RP体勢に入ったらコンディションの悪い時にやってもしょうがないと言っていたことだし、乾くのを待つかな。しかし、この先、5月頃までずっと濡れてる予感。そうなると逆に暑くてぬめる。このルートにコンディションのいい時なんてあるんだろうか?んー、悩ましい。

コンディションの悪さもあって午後の1本で諦めて、暗くなるまで《アドレナリンジャンキー》。かつて、一人でぶら下がって上部の前後のつながりがあやふやな2手しかムーブが分からず、松氏とぶら下がって離陸すらままならず1手も解決できなかった極悪ルート。公称5.12bだけど、12cはあるとか、12dだとか、最近は13aなんて話しも聞かれるほど。

今回は、離陸から3本目のボルト直下までのムーブがほぼ解明されると言う奇跡が起きた。パワーです。初段のボルダームーブの上に1級のボルダームーブをくっつけて、間でほとんど休めない感じ。どこを取り出しても3手とつながらない感じ。

足場が染みだしポイントになっていてドロドロなのが頂けない。次回はブラシと雑巾を持っていって足下のお掃除をしましょう。パートナーのいない年始に一人で行って掃除してもいいかもしれない。草ホールドの草を抜くラジオペンチも持っていこう。


○《アーバンテイスト》改訂版ムーブメモ

右手ガバ、左手ピンチでスタート。左足をいい膨らみにあげて、上のガバを左手。右足を右に張って、クリップ。足はそのままで、右手ガストン。左手ポケット。右足を右に出して、右のアンダーを右手。左足を寄せて、右足を右の粒に置いて、左手を左上のカチ。右足を上げて、右手で右上のポケットのスローパー。左手でクリップ。

上の湿ったポケットを左手クロス。右手も出してマッチ。右足をポケットに出して、右手を右上のスローパー。左足を右足のすぐ左の見えないエッジに寄せて、右手のすぐ左の横引きポケットに左手。右足をポケットに戻して、右手を上のピンチ。左足をポケットに上げて、クリップ。

左手を左のかかりの良いポケット。右足をポケットに上げて、左足を左のポケットに出して、右手で2つのポケットをピンチ。右足をポケットに上げる。この右足は下部でマッチするポケットだと、ガチャホールドを取りやすい。左手で左のガチャをサイドプル。右足を右の粒に置いて、右手を上の2本指ポケットへ。ここの右足は、粒の真上を踏んで、剥がされないようにかきこむ。クリップ。

左足を上げて、左手を左の水平窓の右寄りのスローパー。この左手は、この後のマッチに備えて、右側を右手のためにあけておく。右足をポケットに寄せて、左足を左下の斜めのエッジに出して、右手を寄せてマッチ。左のガストンポケットに左手。右足を右の粒に置いて、右手を水平窓の左端のワイドピンチ。左足を見えないフットホールドに上げる。この見えないのは、白いシミを目印に。右手をボルトの右上の棚へ。この右手は、棚の下に親指がかかるところを狙う。左手を棚の左端のガストン気味のピンチ。クリップ。

右手をクロスでピンチ。左手を左のガバポケット。フラッギングで、右手を右上のかかりの良いポケット。左手を左の甘いポケット。左手を上のエッジにとばし。右手で右上のノブをラップ。左手を左上の尖ったガバ。右手を右上のガバ。ここは、手前のガバは浮いているので触らずに、足を高めにして奥のガバを狙う。左手を左上のガバ。クリップ。

右手を右の切れ目のガバ。左手をクラック。右手で上の奥のクラック。左足を棚に上げて、終了点にクリップ。左手を左フェースの水平クラック。右足を右の棚に上げて、右手をリップのスローパー。左手をリップ奥のクラックで、右の棚に乗り込んで、右手を奥のブロックに手を出して、棚に立ったら終了。

○《アドレナリンジャンキー》ムーブメモ

右手サイドプル、右足粒、左足エッジ、左手スローパー、右手アンダー、左手スローパーの上のアンダーを強引に3本指ピンチ、右足を左足エッジの左上にスメア、左足を左に張る、右手を左手の右のアンダー、左足をガバフットホールドに強引にハイステップ、右手アンダーパワーで強引に体を引き上げて、左手を見えない斜めホールドに強引に出す、右足を左足近くに寄せて、右手ポケット3本指ガストン、左足ハイステップでガバフットホールドにあげて、右手ガストンで強引に体を引き上げて、左手の唯一素直なピンチへ強引にデッド、右手中継?、右手ガストンカチ、左足を左手で使った斜めホールドに上げて、左手左足のバランスで、右手を上の水平ホールド、そのまま右手を右の草が生えている見えない甘いホルドへ強引にデッド、左手顕著なエッジ、右手草ホールドへ寄せ?、左手左の脇のエッジ?その後不明。要するに、強引にパワーで登るってこと。苦手系です。あれ?どこでクリップするの?

2014年12月26日金曜日

クライマー返しday9@御岳

久々にちょっとだけ御岳、クライマー返し。

寒すぎて体が動かず、離陸の左手の引きつけが効かない。乾燥しすぎてあるはずのフリクションもなくて、ナックルジャムがきまらない。

僕の体には真冬には向かない課題なのかもしれない。

次回は御岳でいろいろ新しいことをやって遊びたいな。アイデアはいくつかある(あっきーとか付き合ってくれると嬉しいな)

2014年12月24日水曜日

《ディレッティシマ・ドラゴン》RP@河又の岩場

2年8ヶ月ぶりの、三度目の河又の岩場。tnkさん、オーナーと。

《ディレッティシマ・ドラゴン》

古い記録をたどって、前回いつ行ったのかがようやく判明した。登ったはずの《泣かないで愛ちゃん》も完登ルートリストに載せるのを忘れていた。

行き先はtnkさんがトライ中の《ディレッティシマ・ドラゴン》(5.11d)があるシュテファン・フェイス。シュテファンって、グロヴァッツのことかな?

まずは《気分はダイレクト》(5.10b)。岩が超冷たくてテンション入って、2便目でRP。右隣のルートが近くて、右カンテを使わない設定なのかもしれないけど、使った。

それから、《ディレッティシマ・ドラゴン》。2便かけて散々ムーブを探りまくって、3便目でRP。5.11dを1日で登ると言う今年の目標を達成と言いたいところだけど、核心部のムーブを全部教えてもらってますから、胸を張って目標達成と言えるようなクライミングではないですね。ムーブが分かりづらいルートだから尚更。これを自分でムーブを作って登るのはすごいことだと思う。

リーチでホールドを取っているところが2カ所、高身長で足を上げずにホールドを効かせることができるところが3カ所か。ずいぶん楽をしてますけど、それでも5.11dは十分あると感じた。

移動からヌンチャクがけまで、おんぶにだっこで楽しいクライミングをさせてもらいました。

○追記

シュテファン・フェイスの奥の岩は登られていない様子。

《ゆで卵》(5.11b)は、実質的には下部ハングのボルダー1級って感じかな?2通りラインが取れそう。


気持ちいいポケットがある。


《フレーク》(5.8)あたりも、登られていない。


いずれも終了点の様子は確認できなかった。更に奥の岩は、踏み後も不鮮明になっていて、今回は確認しなかった。

2014年12月23日火曜日

Rock & Snow #66

日本で唯一のクライミング専門誌、Rock & Snow 66号(2014年冬)。

○A DAY IN THE LIFE 濱田健介
クライミング歴11年ということは、始めたのは2003年ごろか。それで、2005年に鳳来のオーヴ(4段)完登はすごい。月に1本の4段を登る勢いもすごい。塩原のカランバを登るために道の駅に一ヶ月住みついていたって話しもすごい。そのくらいひたすらに岩を登る気持ちが必要なんでしょうね。
「本当は、みんなが率直に感じたグレードを言い合えるほうがいいんでしょうけど。グレードに関する発言自体がネガティブな印象になっている気がするんですが...。」
いやー、面白い。全部面白い。ところで、インタビュアーはだあれ?

○特集 ホールド大全
「ネタ切れ」とか、「誰得」とか、方々で散々なことを言われているこの特集。普段使っているもののことを知っておくことは悪いことではないと思うので、僕は良いと思いますよ。なかなか面白かった。もっと掘り下げた記事があるといいですけどね。国産ホールドの歴史とか、木製ホールドとか石製ホールドとかの変わり種とか、知りたいことはいっぱいあります。ナックルジャムホールドがどこに行ったのか、とか、気になる〜。

○サルデーニャ島のサーシャ・ディジュリアン
「美形クライマーとして雑誌の表紙やグラビアを飾ること多数」というサーシャたんの紹介文がこの記事のすべてを物語っておりますね。38頁の写真は、もっと画質の良いものはなかったんでしょうか?

○Petzl RocTrip BULGARIA & MACEDONIA 安間サチ&野口アキヨ
...

○平山ユージ、UKトラッド
これは面白い。ユージさんがトップクライマーとしてプライドを持っていたからこそ近づかなかったUKトラッドって、やっぱり恐ろしい。現地のトップクライマーが二つ返事で受け入れるってのもすごいことですよね。写真も好き。


○ギアおたく 自動調光付きヘッドランプ
またもやまともなギアではないですか。ホームセンターで手に入る自作クライミングギアくらいのおたく度が欲しいです。

○5.12では落ちられない 赤岩青巌峡《天国列車》(5.12b)
赤いチャート、奥多摩の岩を思わせるスケールのなさがとてもいい。いつか北海道にも登りに行きたい。

○軽井沢の岩場
長野の浅井さんが開拓した軽井沢の岩場の発表。とっても楽しそう。

○錫杖岳烏帽子岩前衛フェース la Campanella 今井健司
○錫杖岳烏帽子岩前衛フェース 幸せ未満・再登 小野寺賢治 守光郁馬
いいね。

その他にも内容はもりだくさん

○第9回ピオレドール・アジア
○ワールドカップ印西2014
○長崎がんばらんば国体
○山内誠 神戸のオロチ(5段+、V15)に成功
○ブラックダイヤモンド・アパレルの宣伝
○記録
・山寺
・常陸大宮・諸沢
・市野萱川ボルダー
・小川山、眠り姫岩《カナコリン》、狸岩《たんたんたぬき》、《ちぇいんじんぐこおなあ》
・瑞牆山十一面岩正面壁「泉」5P 115m 5.12+ R、「葉月」5.12- R
・鷲頭山カッチンロック《ファイドー》、《コンポストコーナー》、《クラックト・リブ》
・安倍史明、穂高岳屏風岩東壁《フリークライミング》(5.10d)をソロで全ピッチ・オンサイト
○カオリンの旅
○日本列島小さな岩 北山真 常陸大宮・十二所淵の岩場
○東秀磯のクライミングラボ ルートセッター名鑑
○たまにはマルチでも登ってみようか 太刀岡山右岩稜(7p 5.10d/11a)
○プロが進めるスタンダード技術 マルチピッチのレスキュー2
○フィジカルトレーニング 千葉啓史 引きつけ力強化
○クライミング道場 ジャック中根 5.12を目指せ
○ON THE SCENE 池田常道 エベレストをどうしようというのか
○スキーアルピニズム 鹿島槍ヶ岳北壁登攀・滑降の可能性
○その他アルパインとかアイスとか
○インタビュー マグナス・ミトボ、アダム・オンドラ
○Ohne Rauch, stirbst Du auch イネス・パパート、リージ・シュトイアー、ドロミテのチマ・グランデ・ディ・ラヴァレード北壁を攀じる
○大崩山系・小山手本ダキに国内有数のマルチピッチ 佐藤裕介

2014年12月22日月曜日

スポルトのリハビリ@三ノ木戸、染み出し敗退@昔クラック、隙間@御岳


《スーパームーン》を完成させて一区切りついたことだし、そろそろ奥多摩のスポルト・ルートに復帰したいので、リハビリ・クライミング@三ノ木戸。3年ぶりくらい?

前日夜までザーザーの雨だったにもかかわらず、岩はカラカーラカラ。朝は快晴でポッカぽか。お昼頃にガスが上がってきて、曇り空で冷えてきた。

《小手調べ》(5.10a)でリハビリ開始。3便かけてようやく再登に成功した。前傾壁の登り方をすっかり忘れていた。大きくダイナミックな動きと、レスト。レストなんてしたのは何ヶ月ぶりだろう?

続いて、《現代若者気質》(5.10b)。右のカンテラインを登っている人もいるようだけど、「ステミング・ライン」というトポの記載を信じてコルネとコルネの間をステミングで登ったら、それらしくなった。こっちが正解だと思います。2本目のスリングから3本目のボルトまでが遠いけど、ガバだからさして危険ではなかった。上部がちょっと悩ましい。

さらにリハビリで《アルパイン派》(5.10c)にオンサイトトライ。途中まではガバだけと、3本目のボルト付近から一気に細かくなる。ライン取りを誤ってテンション。で、3本目のハンガーを見ると、ちょっと不安。自作と思われるハンガーは隣のハンガーと比べてもひときわ薄く、素材は不明だがアルミの様に見え、横を向いて曲がっている。大事を取って左のルートとさらに左のルートに逃げて、フォローで回収。封印。

こんな感じで2時頃まで十分なリハビリを行い、移動した先は《むかしクラック》。近くて良いですね。しかし、日陰の谷底の沢沿いという、乾く要素一切なしの岩はビッショビショ。御岳に移動。

かねてから目を付けていた発電所エリアのA岩、B岩の隙間に向かった。

遊歩道側の2つの隙間。岩はビショビショでしたけど、雑巾で入念にふきふきしてトライ開始。

下流側は見たところハンドジャムがバチ効きで、フットホールドもあるので、さほど難しそうには見えなかった。松氏が一撃初登



奮闘してますけど、右のフィストをぶち込めば楽チンです。

それから、上流側。こっちは見た目通りちょっと難しい。でも、三峰の隙間を経験した今、それほど苦労せずに解決できました。暗くなる前に無事完登



真っ逆さまのムーブがとっても面白い。オススメです。

2014年12月18日木曜日

クライミングジャーナル #49

アルパインのことは全然分かりません、クライミングジャーナル49号(1990年夏)。

○特集 忘れられた大岩壁
・下北半島 縫道石山(ぬいどいしやま)。
すっきりしたでかい岩壁のようですが、下北半島の奥の奥っていうロケーションがね。天然記念物の岩茸に注意って言うのが凄い。資料=CJ18号、岩と雪137号。

・北アルプス 赤沢山
現代的なフリークライミングの対象にはならなそう。岩と雪45号、日本登山大系7。

・北アルプス 硫黄岳前衛峰東壁
現代的なフリークライミングの対象にはならなそう。岳人260号、288号、岩と雪120号、CJ28号、45号。

・笠ヶ岳ドリュ状岩壁、あけぼの壁
現代的なフリークライミングの対象にはならなそう。岳人440号、441号、CJ14号、21号、26号、44号、岩と雪118号、138号。

・甲斐駒ケ岳 宮ノ大岩
「開拓の余地はまだある」といってるけど、今時登る人はいないでしょうねぇ。岳人413号、CJ16号、日本登山大系9。

・大台ケ原 大蛇嵓(だいじゃぐら)
これもぼろぼろに見える。岳人351号、239号、岩と雪64号、80号、日本登山大系10。

○全日本忘れられた大岩壁MAP
北海道。崕山(きりぎしやま)、CJ26、日本登山大系1。
東北。猿岩、岳人338号、459号、日本登山体系1。丁山(かのとやま)・雄甑(こしき)岳南壁、雌甑岳南東壁、CJ5号。
上信越・日光。御神楽沢奥壁、CJ26号、岳人342号、日本登山大系2。井戸小屋山。写真を見る限り、スッキリした岩に見える。佐梨奥壁、岩と雪30号、岳人329号、日本登山大系2。八海山東壁、山渓371号。越後荒沢岳・猿ヶ城、岳人438号。巻機天狗岳、日本登山大系2。松木沢ウメコバ沢中央岩峰、岩と雪87号。
西上州・奥秩父。毛無岩正面壁、鹿(かな)岳南峰南壁、CJ21号、25号。金峰山石塔岩・千代の吹上げ、岳人376号、日本登山大系8。
伊豆・小笠原。波勝崎赤壁、CJ21号。小笠原母島乳房山東面大崩岩壁、岳人493号。
頸城。海谷山塊の岩場。般の浦山東壁。駒ヶ岳南壁。高地岳北壁。仙丈ヶ岳南西壁。旗振山南壁。海老嵓南壁・西壁、岳人432号、日本登山大系6。戸隠山西岳地獄沢奥壁、日本登山大系6。
北アルプス。剣岳周辺、小窓尾根白萩川側壁、岳人332号、日本登山大系5。池ノ谷デルタフェース、日本登山体系5。池ノ平山北東壁、岳人323号。八ツ峰北面三ノ菱、岳人323号、400号。黒部川流域、剣沢大滝側壁大凹角壁、岩と雪69号、日本登山大系5。別山大屛風岩、CJ4号、日本登山大系5。下ノ黒ビンガ、岳人398号、日本登山大系5。上ノ黒ビンガ、岳人398号、日本登山大系5。赤沢岳周辺、赤沢岳北西壁、山渓447号、日本登山大系6。大スバリ沢奥壁、岳人405-407号、日本登山大系6。笠ヶ岳周辺、穴毛谷二ノ沢、岳人439-444号、穂高岳の岩場。穴毛谷四ノ沢、穂高岳の岩場、日本登山大系7。抜戸岳南尾根2421.6m峰東南壁、穂高岳の岩場。有明山深沢奥壁、CJ18号、日本登山大系7。
南アルプス。甲斐駒ケ岳・桑木沢中央壁、岳人350号。嫦娥(じょうが)岳南西壁、日本登山大系9。双児山西面不動岩、日本登山体系9。
近畿。大台ケ原。千石嵓。せいろ嵓。えぼし嵓、岳人239号、日本登山大系10。七面山南壁、岳人315号、CJ31号、日本登山大系10。
九州。万年山・伝りの岩、岳人422号。傾山・二ツ坊主南壁、日本登山大系10。屋久島の岩場、本富岳南壁。七五岳北壁。永田岳、岳人319号、322号、409号、日本登山大系10。

以上、要するに、アプローチが非常識 and/or ボロボロの大岩壁のリスト。本富岳のようにその後快適なマルチピッチのルートが開かれたケースもあるので、可能性はあるのかもしれないけれど、それも関東在住のサラリーマンには無縁な話し。岳人がかつてクライミングの記録を発表する場として機能していたことは分かった。


その他にも盛りだくさん。

○特集 行ってみたい遥かな岩場
・小豆島拇岳(おやゆびだけ)
小豆島の岩場はロケーションは良さそうだ。
・大堂海岸
モンキーエリアと帰れずエリアの紹介。普段奥多摩の小さくて薄暗い岩を登っている身からすると、信じ難いクライミングエリア。大きくて、広くて、明るい!岩と雪116号、118号、127号。
・白崎海岸
これまた明るい岩場。
・三崎海岸
憧れのレッドイーグル(5.13a)。
・神居古潭

○ツアーの達人大工英晃が贈るツアーのススメ

○ジェリー・モファット・インタビュー

○連載 フリークライミングの履歴書 山本譲 クライミングの特殊な能力?

○小川山登攀禁止問題その後

○第一回九州ロッククライミング大会in比叡
町おこしの一環として地元北方町が主催するコンペ。

○記録
北アルプス錫杖岳・前衛フェース左方カンテ「無名ライン」。前衛フェース第四フェース「バードランド」。三稜フランケ無名岩塔「カム・レイン・オア・カム・シャイン」。二稜「トーク・トゥ・ザ・スカイ」。穂高屛風岩スペースマウンテン〜マニアック、山野井泰史、単独初登?
彦根/芹谷屛風岩、《ミステリアス》5.12b/c。

2014年12月16日火曜日

《スーパームーン》から《むかしクラック》ツアー with ダイバーさん!


前回完登した《スーパームーン》から、つい先日山野井さんのブログで紹介された《むかしクラック》への、奥多摩トラッドツアー。《冬のいざない》被害者の会の同志であり、長野方面で超おもしろいクライミングを展開しているダイバーさんが、わざわざ長野からかけつけてくれた。

まずは奥多摩の岩場で《スーパームーン》。

松氏が少々危ないクライミングで完登。ダイバーさんはトリッキーなムーブに苦労していた様子。ガバからフィストに到達する数手のムーブの組み立てが分かりづらいですからね。ロープにぶら下がって途方に暮れる感覚、よく分かります。結局半日では解決ならず。しかし、僕では安定して保持出来ないホールドをやすやすと保持してトラバースしていた強さが印象に残った。また行きましょう!

僕は《スーパームーン》は前回完登していたので、今回はボルダー掃除の予定で、ボルダーマットをかかえて行った。で、ルーフの上を掃除してマントル課題を設定してみたものの、マントル一発の厳しい課題に跳ね返された。そこで、《スーパームーン》の左のスラブを掃除した。初めはボルダーで登るつもりだったけど、上まで行ったら面白いかもと思って、上まで掃除してみた。そしたら、苔だらけの岩が、柔らかな岩質の石灰岩のスラブをスモールナッツで登るメンタル核心のトラッドルートに姿を変えた。次回やります。

午後の部は、《むかしクラック》。

めちゃハングしてる上に、中ががたがたした石灰岩のクラックのジャミングに苦労した。こういうクラックで、きめるべきところにバシッとジャミングをきめられるのが、クラックの実力なんでしょうね。2トライして敗退。

ダイバーさんは2トライで見事完登。下部のジャミングの安定感と、上部のフェースムーブの力強さ、ナイスクライミングを見ることができて、刺激を受けました。僕も強くなる!

前から一緒に登りたいと思っていたダイバーさんとのクライミングは、思った通り楽しかった。登ったら二度と降りて来れない橋脚プロジェクト、頑張って下さい!

2014年12月10日水曜日

完登ルート・課題リスト-2014年まで-


忘れないうちにメモ。ルートとボルダーの記録。☆は個人的なお楽しみ度。

2014年末確定版。

○スポルト


2014年12月8日月曜日

《スーパームーン》成功@奥多摩の岩場


奥多摩トラッド、水平クラック、4日目。

僕がトラッド・クライミングをはじめるきっかけを作ってくれたのはリンムーだった。スーパームーンの夜に北アルプスに散ったリンムーへの感謝の気持ちを込めて、このルートを《スーパームーン》と呼ぶことにする。

この日の3度目のトライで成功。自分が持っているもののすべてを振り絞って、出し切った良いクライミングができたと思う。奥多摩を車で走る帰り道、まん丸の月が山の向こうに輝いていた。これからもこんな充実したクライミングを続けたい。

ルートは、石灰岩に寄りかかった円盤状チャートの、前傾した側面の水平クラック。フィストもスカスカの外傾したクラックからフィストへの繋ぎのムーブが、とても面白かった。フィストで耐えてのプロテクションのセットにも泣かされた。円盤のオモテ面に這い上がったあとのスラブも緊張する。クラックのサイズはキャメロット#5〜#2。グレードは、トラッドの経験が少ない僕には見当もつかない。5.10台前半ということはないと思う。

場所柄、そして、地味な見た目から、多くの人に登られることはないと思うけれど、トラッド好きの方にはできるだけたくさん登ってもらいたい。

2014年12月3日水曜日

久須美ボルダーにはじめまして



隙をついて、久須美ボルダー。車で行けばかかる時間は御岳とさほど変わらない。5分くらい余計にかかる程度か。アプローチがない分、むしろ早い。


結構な高さです。しかも、マントル核心という罠。マットの真上の三角形の辺りまで足を上げて、落ちたときの衝撃たるや。死ぬかと思った。

自然に還っていることは覚悟していたものの、下地にも大きな変化あり。


左の方、《キャッツ》、《日原直上》、《気分は日原》は下地が流されて水没。


こちらも右半分が水没。


本命の《鉄人カンテ》は無事だけど、下地は斜めで、水が流れてじめっとしてた。冬の午後は暖かそうだ。

《スマッシュアンドラン》、《マーケット》あたりは上にたまった雨水が流れ込んで濡れていた。登ってみた《ランニング・アー坊》、《ルンルンひろし君》、《介錯人》あたりは、リップが埃まみれで、危険を感じた。次回はロープを持って行かないと。結局、思った通り何も登れず帰ってきた。


この隙間にも興味があったんだけど、絶賛水没中。

2014年11月23日日曜日

クライミングジャーナル #7

すごく、すごく面白い、クライミングジャーナル7号(1983年)。


○ファイナル・ゲーム グレン・ランドール
フリーソロの報酬はその危険に値するのか?ジム・コリンズ、チャーリー・フォーラー、ダンカン・ファーガスン、ジム・エリクスンの経験。どうしても目が行くのは、困難なフリーソロを実現した後に、家族を持ってフリーソロから離れたエリクスンの言葉。

「単独登攀はまさにロシア式ルーレットだよ。問題はどれだけの実弾を銃に込めたいかなんだお。華々しい登攀もいくつかはうまく成功できるが、つけ値を上げて本数を10や20に増やせば、もう自分自身に対する残りの勝算は減ってくる。今、自分の人生をより大切と考え、より多くの責任を持つようになった。僕はもうかつてやったような単独登攀はしない。」

ここでの「自分の人生」ってのは、家族や友人と行った他人にとっての自分の人生と理解すべきなのでしょう。それで思い出すのは、ステフ・デイビスのこと

Honestly, I believe that alpinism, free soloing and base jumping don’t mix with having kids. I have seen too many friends die and leave their children, and what children want are their parents. A parent can never be replaced. This summer my husband died on a wingsuit jump we were making together. I know that it can happen at any moment when you are moving in environments with death consequences. I think for a child, the loss of a parent is something that can never be eased, and I think people need to make choices. The truth is you can’t do it all in life, at least not at the same time. Sometimes you have to choose, and I think people live many lives over the course of our time here—if I were to have kids now, I would not base jump or free solo.

子を持つことと、フリーソロとは、相容れない。気をつけます。

その他にも盛りだくさん。

○奥秩父瑞牆山・不動沢の岩場(下) 同人友達クラブ
自作チューブショックすらない時代、《梅雨のためいき》ルートを開拓した際に、スクイーズ・チムニーで進退窮まって、ハンマーとジャンピングを引き上げてリングボルトを打った話しにシビレタ。

○親不知岩・虫歯クラックの登攀 森山議雄
チューブチョックのない時代の初登の記録。

○クライマーに見られる嫉妬に関する考察 ジム・コリンズ
これまた面白い。グランド・イリュージョンを登ったトニー・ヤニロのケース。

○小川山・廻り目平岩峰群最奥壁(仮称)あみだくじルート
1983年5月4日、高野啓介、浜島金司、鈴木真一、芝光則、安田秀巳、鵜沼誠ほか。

○小川山・しし岩ワイルドキャットルート〜西涸沢岩峰群第1岩峰
1983年6月19日、池学、鈴木俊六、安田秀巳、田中喜幸。

○瑞牆山・カンマンボロン中央洞穴ルート
1983年5月15日、伊藤忠男、榎田晴美、栗原俊雄。

○六甲山・不動岩・ハッピー・クラック、フライト・クラック

○傾山・正面壁鷲同人ルート

○マイ・ギア・ライフ 鈴木俊六

○ヨセミテガイド

○ビッグウォール・エルキャップ・サラテ・ウォール 前田徹

○ヨセミテのショートルート10選 

○ひと味違うパートナー 僕と私の・・・岩登り
越沢バットレスに通いつづけた夫婦の記録

○越沢バットレスのクライミングルート

○六甲山ゲレンデガイド
蓬莱峡の岩場、仁川渓谷の岩場

○ピッコロ・マンガート北壁

○確保のすべて

○その他記録
黒伏山・南壁中央ルンゼルート、南壁蒼山会ルート、南壁D凹角ルート初登者ライン(ハングしたまでフリー化)、南壁左方ルンゼ正面スラブ、焼石山・猿岩二の壁医大ルート〜KGカンテ、明星山・P6マニュフェスト〜フリースピリッツ〜クィーンズ・ウェイ、谷川岳一ノ倉沢・烏帽子奥壁ディレッティシマルート、二の沢右壁〜ドーム壁横須賀ルート、幽ノ沢中央ルンゼ中尾根フランケルート(仮称)開拓〜左方ルンゼ下降〜中央壁実践ダイレクトルート。

水平クラックday3@奥多摩の岩場

奥多摩トラッド、水平クラック。

また登れなかったけど、ムーブは固まった。ガバからガバへのムーブは一度繋がった。しかし、プロテクションはプリセット。フィストで耐えるプロテクションセットはなかなか厳しい。肩周りがヨレるとフィストを突っ込むムーブができない&フィストをやりすぎると圧痛に耐えられなくなるので、次回は練習は控えめで。

粘ってヨレヨレになるまで練習した後は、ボルダー。手頃なのを二つ掃除して登った。まずはこの地味なの。5級くらいなんだけど、ヨレヨレで体が重くて振られまくり。筋肉を代弁して、《もうやめて》と名付けたい。


この左のフェースを松氏が登った。《棺桶入り》。僕は敗退しましたけど、これがとても面白くて、むかし道ペタシと同じような離陸の感触がよかった。ゲラゲラ笑いながら登りました。

ヨレるまで練習してからボルダーで追い打ちはとてもいい。翌日はバッキバキです。ルートが登れなくてもボルダーで笑って帰れるのは、気持ちの上でもイイですね。

2014年11月17日月曜日

クライマー返しday8@御岳

ちょっとだけ御岳、クライマー返し。

ほぼスタティック

ズルムケナックルジャムのせいで違和感は残るんだけど、やってるうちにだんだんフィットしてきた。そして、一手目を安定して出すバランスもだんだん分かってきた。一度だけ一手目の保持に成功して一歩前進。身体は縦。斜めじゃない。でも左足でかき込んで、左に寄せる。左に寄せて身体を縦に維持する。

2014年11月16日日曜日

2014冬はじめての障子岩

障子岩でラップを2回触った。

秋シーズンに予定と天気が噛み合ずほとんど外で登っていなかったからか、気持ちがついて行かなかった。

2014年11月7日金曜日

クライマー返しday7@御岳

ちょっとだけ御岳、クライマー返し。

左足のフットホールドを修正。無理矢理ハイステップしていたところを、自然な位置に変えた。ここはホールドの方向が悪くてかからないと決めつけていたんだけど、踏み方を変えたら踏めた。そして、一手目をスタティックに取りにいく体勢が一瞬だけ作れた。ナックルジャムもバチ効き。

これはいけると思い気合いを入れて取り付いたら、ナックルジャムが効きすぎて、人差し指の皮がはがれて、終了。

いてーーーー!

痛みでナックルジャムの感触が鈍り、効いてるんだか効いてないんだか分からなくなって、ぜんぜんダメだった。

皮ができたらまた行きます。

2014年11月6日木曜日

クライミングジャーナル #42

うん、面白い、クライミングジャーナル42号(1989年)。


氷川屛風岩
ショットガン(5.12a/b)1989年3月19日、松島晃、加藤博、東郷孝志(ザ・テンションプリーズ)
「アプローチが核心といわれている氷川屛風岩に、宮内庁御推薦の全く楽しいルートを作りました。」左のフレークを使って、上部ハングの左を抜けるライン。4本のボルト中1本目はプリクリ。
ついに宮内庁御推薦ルートまで登場。一度だけ取り付いて、カッチカチの厳しさに心折れて帰って来たルート。ロケーションは最高。宮内庁御推薦とあらば、登らないわけにはいかないでしょう。
前に行ったときは左に行くのか右に行くのかよく分からず帰ってきたけど、左フレークにいくことが確認できた。そして、大岩さんの『フリー・クライミング 入門とガイド』が今なおもっとも信頼に値するトポであることを再確認した。
・デリンジャー(5.12a/b)
同じスタートから、低脂肪の終了点に抜けるライン。

○クライミングのグレードについて
グレードとは後の世代に伝えるものである以上、変化してしかるべきものだ。今までの風潮として初登者に敬意を表するあまりその後のことはないがしろにされてきたが、それではフリークライミングという文化は発展しないと私は思う。・・・グレードが一つや二つ変えられた所でそのルートを初登したことには変わらない。初登者の方々はそのくらい寛大な気持ちでいてもらいたい。」(菊池敏之)
「活字になっているグレードも他のクライマーのグレードも、自らのグレーディング能力を高めるために利用する(つまり、それを無条件に信じないこと)。これは、クライミングテクニックの向上、そしてスタイルを洗練させていく過程と並行する。・・・しかし、実際は活字になったグレードを盲信し、自己評価することを放棄し、数字の上だけでグレードを追い求めるクライマーが多い。他人の評価にすべてをゆだねる日本人。独善的ではない個人の確立は日本人には難しいのだろうか。そもそもクライミングという遊びの根底にある個人の確立こそが最も望まれる。」(森正弘)
活字になったグレードを盲信するのは、25年前から変わらぬ現象なんですね。例えば、御岳の《デッドエンド》を、トーフックをかけたままポケットをとるリーチムーブで登って、「1級」と書いてしまったり。反省します。

その他にも内容はもりだくさん。

小川山が登攀禁止の危機
岩場付近の木が多量に切られている、ゴミ、岩茸が落とされ美観を損なう、など。岩茸にまみれて命を削った経験を数度持つ僕ですが、岩茸のついた岩が美しいという美的センスは分かりません。


○連載エッセイ(1)フリークライミングの履歴書 山本譲 ムーンライト・エプロン
宴会の最中に登られた王子が岳・ムーンライト・エプロンの生い立ち。とても良い話だ。


○行者岩が登攀禁止
ご神体にボルトを打った。

○城ヶ崎
ファミリーエリア、フライング・チャイルド(5.11)。野口浩三。

○湯河原幕岩
茅ヶ崎ロック、とけいわに(7m、5.10c)。

○リトル比良クライミング・エリア
100度以上の前傾ハンドクラック《グランドファンタジー》がすごそう。こんなエリアが奥多摩にもあったら良いのに...

○北岳バットレス・オールガイド

○ミニ遠征プラン
北海道、函館山南壁(岩雪128)、赤岩青岩峡(岩雪128)、神居岩(岩雪113、119、121)、チャラツナイの岩場(CJ26)。秋田、三崎海岸(CJ30、岩雪132)。北アルプス、剣岳、笠ヶ岳・穴毛谷、甲斐駒ヶ岳・赤岩沢・Aフランケ。ドロミテ、コロラド、北フランケンユーラ、ヨセミテ、トゥラミメドウズ、レイク・タホ。

○北イタリア・メロー渓谷

○常磐橋の岩場の補修工事終わる

○西ドイツ初のコンペがミュンヘンで

○記録
甲斐駒・南坊主岩東壁、南坊主岩下部同志会ルート(冬期第2登)、南坊主岩東壁「NO PROBLEM」(冬期第2登)、北アルプス・明神岳・P2263壁・マイナースラブ冬期初登。

○キム・キャリガン・インタビュー

2014年11月4日火曜日

クライミングジャーナル #41

ああ面白い、クライミングジャーナル41号(1989年)。


ヴォルフガング・ギュリッヒ
クライミングでは創造性というものが、特別な意味を持っていることに気付いたのです。・・・もちろん他人の拓いたルートを登り、比較することも大切ですが、創造性こそがクライマーの本質であり、続登の記録ではないはずです。新たに、より高難度なルートを拓き、新たに、より良いスタイルでの続登—例えばフリーソロやフラッシングなど—を行ない、新たなエリア、新たな国を訪れる。このような新鮮な要素がフリー・クライミングにおいて、常に創造的な挑戦を可能にしているのです。」
凄く面白いインタビュー。既製ルートや既製課題を消費するだけではクライミングはもったいないと思うんです。でも、初登だけが創造だとも思わない。新手のトレーニングを考案したり、チューブチョックを自作したり。焼き石を初めて使った人の挑戦も、創造性あふれる行為だと思う。


「開拓と発表 河又の岩場を教訓にして」小林敏
右も左も官僚的意識の日本社会の中にあっては、個人的価値観の尊厳など望むべくもなく、クライミングという行為が相変わらず単に危険なものとして捉えられており、社会的に充分認知されていないという根本的問題がその中にははらんでいるのを見逃せない。」最近はクライマー自身が相互監視・規制をはじめてるようでなんとも...チョークを磨き損ねたとか、通行止めの遊歩道を歩いたとか、逐一ツイッターに晒し上げるのはよした方が良いんじゃなかろうか?


その他にも内容はもりだくさん。

ヨセミテ・クライミング・ヒストリー

小川山・おむすび山スラブ
リメンブランス(25m、5.10c)
「初めのダイクにそっと立ちこんでからラインは右左ととれるが、右の方がやや難しい。」
ジェイコブズ・ラダー(35m、5.11a)
「パワフルなフェースから微妙なムーブに移り、ワイドクラックの縁をちょっと神経質なトラバース。ワイドクラックの下の草は抜かなくても良いので残しておきたい。」また登りに行かないと。

○さあ、始めよう、フリークライミング
こんな軟弱な記事もあったんですねぇ。

○犬吠埼、怒濤巡りでクライミングコンペ。
岩が脆いのでトップロープ、プロテクションは打たない、子供が広場から石を投げることもある、高波にさらわれぬようビレーヤーはセルフビレイをとる。凄い岩場だ。

○河又の岩場が登攀禁止
観光客が近づけないこと、事故、草をはがしたりボルトを打ったりしたこと。

○パリ、ベルシー国際コンペ

○広沢寺
バタードッグ(6m、5.11a)。

○城ヶ崎海岸
八幡野港北エリア、スコール(22m、5.12a)、シーコースト(20m、5.11b)、プラス(18m、5.10b)。ファミリーエリア・ルーフ帯、ミッキー(20m、5.12a)、シュガー(20m、5.11d)、舞(15m、5.11c)彩(15m、5.11d)。

○鹿児島・八重山ボルダー

○三ツ峠ガイド

○その他記録
谷川岳・一ノ倉沢・二ノ沢マイナーリッジ、南アルプス・甲斐駒ケ岳・坊主東壁同志会ルート冬期初登、北アルプス・丸山南東壁・アペンディックス、動物ランド下部、唐沢岳・幕岩・西壁G・D・Mルート、正面左ルート、穂高岳・屏風岩・スペース・マウンテン

2014年11月3日月曜日

2014秋冬シーズンに向けて

随分前に書いて、忘れ去られていたメモを修正。

2014夏も終わり。冬春の奥多摩のシーズンと、夏の小川山のシーズンを終えて、最後にやってくるのが、秋冬の奥多摩のシーズン。

その前に、今年の目標の達成度を確認して、秋冬シーズンの奥多摩での目標を再確認しておきましょう。

◎2014の目標の達成度

2014年の目標はこちら

○ボルダリング
・初段を2本 ⇒《色即是空》一本のみで、未完 
・《ウラヌス》(天王岩) ⇒完登


 ○スポルト・ルート
・5.11cを通算8本にする(あと1本) ⇒《錦繍の谷》で完了
 ・5.11dを通算8本にする(あと5本) ⇒《C&Cの下部》の1本のみで、未完
・5.11dを1日でRP  ⇒未完
・5.12aを3本 ⇒《543...》《MT》と、5.12bの《ステルス》で、完了


 ○スラブ
・5.11後半を登る ⇒《ホップ・ステップ・ジャンプ》完登により、完了


 ○トラッド
・《予期せぬプレゼント》 ⇒RP
・《完全なる酒乱》  ⇒敗退により未完


○マルチピッチ
・屋根岩3峰で《南稜レモン》のバリエーション  ⇒敗退により未完


○トレーニング
・正しい姿勢を身につける ⇒未だ猫背 
・前腕ハム化プログラム  ⇒指関節の養生のため中止
・キャンパ ⇒一時期やって一定の成果あり。

その他、《ダウンはいらない》《黒豆》を完登。アンダー強化のための、《田嶋ハング》(初段)と《緑のマント》(初段)は箸にも棒にもかからず。


◎2014秋冬シーズン

○ボルダリング
・御岳界隈で初段を1本。《クライマー返し》と、《モノローグ》。

 ○スポルト・ルート
・5.11d以上をあと4本
宿題になっているのが、《ブラックボードⅠ》、《ケンシロウ》、《ラップ》(以上、5.11d)《アーバンテイスト》、《北落師門》、《ショットガン》(以上、5.12a)。《ブラックボードⅠ》と《アーバンテイスト》は必須。後はどうしよう?

元旦を区切りにして目標を設定するのと、夏の小川山のシーズンを設けるのは、明確な区切りができる点と、中間の区切りができる点で、とてもいい目標管理になっている。でも、夏にスラブもクラックもボルダーもとなると、夏の小川山シーズンが3ヶ月弱ってのは、短すぎる。どうしましょ?

2014年11月2日日曜日

《モノローグ》day2@白妙橋から、岩場見学会

雨予報の一日。久しぶりの雨中クライミング。当初は奥多摩の岩場でトラッドを予定していたものの、降り始めが意外と早く、スラブ面が濡れていると激しく危険になるので回避。メインエリアのスポルトルートもしみ出しが予想されなんとなく気乗りせず、日原方面の岩場見学となりました。

まずは通りすがりに白妙ボルダーで《モノローグ》を眺めに。

モノローグ

なんと、濡れてない!(リップ以外は)

てことでトライ開始

以前sghr師がトライしていた時にちょっとだけ触ったことがあって、右カチの悪さに絶句して、その後の悪そうなスローパーに絶望して、逃げて帰ったのでした。その後、むかし道ボルダーで《むかし道ペタシ》を完登してパーミングに自信をつけて、三峰で《一輪車》を完登して自信を深めて、モチベーションが高まっていたところ。意外なタイミングでトライの機会を得て、とても良かった。

右カチのぬめりに苦労させられたけど、ここはフリクションに頼るのではなく、エッジに正面から力を加えることで解決。その後の左スローパーは、棒に巻いたタオルで擦って掃除。だんだんとパーミングで持てるようになって来た。右足を上げて、左足をカンの際の高いところにあげて、左足に乗り込んで重心を左に寄せて、左フェースのガバへデッド!2度成功した。

その後の核心ムーブには至らず。着地と乗り込みで左膝に不安があったので、深追いはせず終了。スローパーの処理に成功すると言う成果を得た

ちなみに、アイスキューブは依然として水没中。

アイスキューブ

正面壁はびっしょびしょ。

正面壁

クラック5本は全天候型。

クラック

白妙橋を後にし、鍾乳洞見学。すごいものを見た。鉄砲水の原因になるやつ?



さらに、岳嶺岩

山岳会の人のトレーニング場になっていて最早フリークライミングの岩場としては魅力はないのかと半ば諦めていたけれど、いってみるとなかなか魅力的なルートに出会えた。フリーの岩場として放棄するのはもったいない。

C峰南面は、左カンテの《かなわぬ夢》(5.11d)が面白そう。

C峰南面

C峰西面は、《蟷螂拳》(5.11d/12a)。

C峰西面

B峰西面は、《ボルダー》(5.11a)。文字通りボルダー。

B峰

A峰は、《ターミネイター》(5.12a)と、《力士》(5.11b/c)が面白そう。

A峰

草野俊達さんが高校生の時に拓いたという《力士》の下部には、リングボルトの乱打。何に使うのでしょうか?

乱打

岳嶺岩を後にして、ロッキーフェイス。アプローチの下りが悪く、僕は断念。松氏は見学に降りて、なかなかの感触を得て帰って来たようです。

ついでに《トリプルダイノ》も見学。

トリプルダイノ

公表されている課題は、これと、対岸の3段の2つのみ。こういう高グレードの課題を見るにつけ、グレードの低い課題も登ってトポを書いて公表する室井登喜男さんには頭が上がらないと思うのです。

2014年11月1日土曜日

非常識な熱さ、屋外用カイロのすすめ

僕は極端な冷え症で、極度の寒がりです。指先の冷えは、冬になると水道の水を温かく感じるくらい。

冬の岩場は大変。一時期、真冬でもTシャツおっけーの障子岩南東面に通ってましたけど、それも限界を迎えて、ついに日陰の寒い岩場に進出することになりました。そこで必要になるのが、指先のかじかみ対策。

一般的なのは焼き石ですけど、加熱し過ぎてチョークバッグを貫通したって話しを聞くと管理が難しいと感じるし、バーナーは荷物になるし、そもそもバーナーを使うのが妥当でない岩場もある。

ということで、紆余曲折経てたどり着いた結論が、屋外専用カイロ「熱々」


スーパーとか薬局で売ってるのはみたことなくて、オンラインショッピングすることになりました

最高温度79度平均温度60度平均持続時間8時間。カイロとしては非常識な熱さになります。極寒の岩場でも機能停止することはありません。一日もちます。

僕は一番寒い時期は一日の岩場で4個使うことが多いです。

二つはチョークバッグの中に。これでチョークバッグはずっとぬくぬく。かなり熱いので、指先がかじかんだらチョークバッグに手を突っ込んで解凍できます。

それから、ダウンジャケットのポケットに左右一つずつ。ビレー中や休憩中は服の中にシューズを入れて、シューズが温まるようにします。シューズを履いても足指が痛くならないし、冷たくなりません。この二つは、クライミング中は脱いだ靴の中に入れておいて、靴の中を温めます。ビレー中も足指が冷えません。

岩場での寒さ対策にお悩みの方、焼き石をやめたい方、いかがですか?

2014年10月30日木曜日

クライマー返しday6@御岳

ちょっとだけ御岳。クライマー返し。

やはり前回の感触は間違っていなかった。何度かやって、ハイステップにも成功。

左手ガストンで、


右手ジャムをきめて、


足をあげたら、


左手カチを持って、


離陸して、


宙を舞う。


左膝関節が不安定。落ちるときも膝関節を庇ってる。

左手ピンチタッチに成功した。離陸の成功率は100%。おおいに可能性を感じた。

膝関節が不安なので、深追いは無用。また行きます。

○追記1

僕なりのナックルジャム。中指がくさびになってエクスパンションする仕組み。指の太さとか長さによってやり方は変わるでしょう。僕は指はすごく細いです。人それぞれやり方は違うと思われるので、人から教わっても意味なかった。


○追記2

気になった岩を見てみたら、遠目で見て感じていたよりも固くしまっていた。そして、RCTマークを発見。ミジララテスタ的ないい課題になりそうな予感がする。


2014年10月29日水曜日

クライマー返しday5@御岳

ちょっとだけ御岳。クライマー返し。

岩の上に立って、ナックルジャムをきめて、左足を上げようとするとジャムが外れることで有名な、クライマー返し。

とんだ考え違いをしていた様だ。左足を上げた状態を想定して右手ジャムをきめないといけなかった。荷重の方向が変わる。

岩の上に立って、左手アンダーガストンで身体を左に寄せて、岩の左端に右足で立って、右手ジャム。左足を上げる。普通はハイステップみたいだけど、体の硬い僕はヒールにしてみた。で、左手をフェース面のカチ。そこから一瞬浮いた。一度だけ。

ジャムは中指を中に入れてみた。これは工夫の余地あり。

可能性を感じた。また行きます。

2014年10月27日月曜日

《一輪車》&《池田カンテ》&《岩と岩の隙間》完登@はじめての三峰ボルダー


いつものパートナー松氏&湯teaと、はじめての三峰ボルダー。自宅から2時間ちょっとといったところか。ねらいは《一輪車》。

三峰ボルダー

三峰はとても良いボルダーエリアだった。静かな河原にスケールのあるボルダー。絶妙なフリクションを活かしたスローパーが印象的な課題たち。

まずはアップでどくろ岩。日本ボルダリングエリア(上)では、とぐろ岩となっている。黒本が入手困難になりつつある現在、この岩はじきにとぐろ岩になってしまうのだろうか。黒本44番、45番の区別がつかなかったので、両者の間を(というか両方を使って)登った。それから、43番(3級)一撃。アップに最適

そらから、《おじゃま足》(3級)。ライン取りがイマイチ分からないんだけど、右カンテ課題として登ったら、3級くらいだった。左フェースは離陸困難。打ち込めば出来そうな予感はしたし、登れれば楽しい予感もした。50番(1級)もちょっとだけ触ったけど、なかなか厳しかった。

それから、本題の《一輪車》

どーーーーん

7回くらいで登れた。見た目も、ムーブも素晴らしい課題だった。下部がスラブ状になっていて、スリップして落ちたらちょっと怖い感じもいいスパイスになっている。最初に左カチを取りに行くときは、ドキドキ。とにかく良い課題。グレードは黒本だと初段、日本ボルダリングエリア(上)だと二段。しかし、初段が限界の僕が10回かからず登れたって事は、1級くらいかな?ベストコンディションのこの日の状態だと、かなり登りやすくなるようです。スローパーだし、左手のカチは滑るし、コンディションがこの日程良くなければ初段になるでしょうし、真夏の真っ昼間のスローパーに直射日光が当たる中で登れば二段にもなるでしょう。

目標を達成したところで、同じく《一輪車》に打ち込む湯teaの戦いを観戦しつつ、すぐ後ろの人の字岩へ。

人の字岩?

しかし、トポの課題と現状が一致しない。68番のスラブ(2級)はスラブじゃない。69番の《人の字凹状》(1級)は10級。70番の《白いカンテ》(1級)はカンテじゃない。横転したようです

人の字岩マントル

川側にマントル課題を設定してトライしてみたら、難しかった。



結局登れなかったので、また次回。

合間に、課題見学。《春と修羅》は完全水没。水深2mといったところ。《リガルマ》(1級)というマントル課題がなかなか面白そうだった。

湯teaの《一輪車》を待つ間、お隣の《池田カンテ》(1級)もやってみた。カンテ上にラップで右手を出すところで落ちると、下部のスラブ状と右の一段下の間に落ちそうで、ドキドキ。一歩を踏み出す勇気が気持ちいい。右手ラップから左手クロスを出そうとしたら、右手が邪魔で良いところを持てず、右側に落ちること数度。閃いて右手をできるだけ上、左手を下にしたら、うまく行った。そこから右手を再度ラップで出すところが、これまた怖い。良い足がないので、キャンパ気味に足を切ることになる。とまるのか、とまらないのか、不安なまま飛び出す勇気。ラップがとまったら、も一度キャンパ。ここまで来ると吹っ切れてるので、迷い無く飛び出せた。完登。とても良い課題。見事《一輪車》を完登した湯teaも参戦したものの、下部でリーチが厳しく敗退してた。

湯teaの《池田カンテ》を観戦しつつ、僕は次の目標へ向けて、再度アップ。こんなの登った。

シルクハットの後ろ

めちゃ楽しかった。



マントル10級。

で、この日の朝早々に発見していた次の目標はこれ。


横から見ると、これ。


間に詰まっていた流木を除去して、へばりついていた苔を落として、トライ開始。

スタートはダブルフィストのリービテーション。両足を上に突っ込んでぶら下がって、両手を離したら、ハンド&フィストのリービテーション。ここまでは、予想通り。しかし、その後が長かった。いくら考えてもムーブが分からず、ぶら下がっては落ちることの繰り返し。



ようやくムーブを発見した頃には、あたりは薄暗くなっていた。結局、下半身は意外とシンプルに、上半身は予想外の工夫を凝らしたムーブが完成し、薄暗い中、渾身のトライを繰り出し、完登。

いやはや、難しかった。でも、ムーブが全然分からず苦労するものの、分かってしまえばさほど力を必要とせず登れてしまうって言う、この手のボルダーを登るときのいつものパターン。経験不足ですね。

《涼しいマントルSD》(初段)でグレード更新狙いの湯teaは、ムーブもでき上がっていい感じだったけど、よれ落ちして敗退。かなり惜しいところまで行っていたようです、僕は挟まるのに忙しくて見てなかったけど。

撤収時にはすっかり暗くなっていました。帰りの崖登りが一番辛かった。

あれ?松氏は何してたっけ?

2014年10月20日月曜日

クライミングジャーナル #33

なかなか面白いよ、クライミングジャーナル33号。


○ジャパンカップ87
1987年10月24日(土)、25日(日)に開催されたジャパンカップの記録。初日は瑞牆、不動沢、岩小舎ハングと屏風岩フェース・ルート。2日は、小川山、唐沢の滝右上の《パズル》。左側を制限して、グレードは5.11c。プロテクションはプリセットで、リード。優勝は堀地清次さん。


○ボリエールの広告
ニンジャにつづく最新作ジャズの広告。写真には、あの有名なペトラ遺跡のすぐ脇で登るクライマーの姿。これはさすがに今は無理でしょうねー。


○瑞牆山、エアウェイ2
十一面末端壁、アストロドームを左クラックのみで登り、エアウェイに合流して、お昼寝照らすに抜ける。5.12b/c。西村豊一。

○小川山、ハンバーガーヒル
屋根岩3峰北面のルーフクラックを抜けるルート。5.12b、65メートル。1987年8月17日、平山裕示、矢島隆明。
今は登攀禁止となっている屋根岩北面の情報に触れることがちょいちょいありますが、度肝を抜くエリアだった様子。

○城ヶ崎、オータムフェースとオータム・カンテ
1987年11月8日、14日、斉藤人氏、西村豊一(湘南クライミングS&Gチーム)。5.11bと5.10a。オーシャンロックエリア。

○城ヶ崎入門エリア 森正弘
フナムシロック、イサリビロック、なみだち、あかねの浜、

○湯河原茅ヶ崎ロック
1987年2月28日〜3月1日、10月4日。鈴木雄也(東京経済大Ⅱ部山岳部)、清水泰洋(登攀クラブNCP)。垂壁伝説(ヴァーティカル・レジェンド)、5.10d~11a。Jiro、5.10b~c。

○名張MCの岩場
ゴンチュッチュ、5.10b。1987年8月23日。クラックに触れない限定のボルトルート。

○フランス・グランプリとアルコのロック・マスター

○四方津の岩場、全面使用禁止
「造成工事の終了する夏まで岩場の使用はできない。さてその後は、新興住宅地の下でのクライミングとなるのか、それとも...」てことで、そのまま消滅してしまったんですね。残念。

○FAEクライミングフェスタ&コンペ
北海道、赤岩青巌峡でのコンペ。天国列車(5.12a)。

○ムカバキ・ボルダリングコンペ
行縢(むかばき)山ボルダー群でのボルダリングコンペ。

○谷川岳、一ノ倉沢大槍右岩稜
「第3登か?......な?......」

○剣岳、ドーム北壁、関西ヒマ人倶楽部ルート

○明神岳、西壁マイナースラブ

○甲斐駒ヶ岳、Aフランケ毒蜘蛛ルート
「初登時(82年8月)の記録と比べて、3ピッチ目出だしで残置が増えていた。(ハーケン1本、ボルト4本)」

○山を攀じって30年 小松猛
パートナー

水平クラックday2@奥多摩の岩場その12&むかし道ボルダーで下地作り

前回は7月下旬だった奥多摩の水平クラック。RPする気まんまんで挑み、見事敗退しました。

ガバから先のムーブが思い出せず、少しばかり苦労。ようやくムーブを思い出してこれは行けると思ったところで...フットジャムにより、プロテクションセットのポイントとなるバチ効きのフィストを提供してくれていたブロックがボロっと落ちた。ガバとガバをつなぐ核心の数手のムーブの鍵を握るいちばん大事なキーホールドが...

最早これまでかと思ったものの、バチ効きでない根性フィストで解決して、ムーブの修正はわずかに留まった。プロテクションセットのポイントを一手先に変更。そして、はじめてトップアウトに成功

身体を横にして水平クラックにダブルフッドジャムとか、そこから両手フィストで身体を逆に振って手より高い位置のクラックにヒールをかけたり、そこからさらに逆に身体を振って頭より高い位置にトーフックとか、アクロバティックなムーブの出来上がり。次回は完登したいですね。


15時頃に撤収した後は、むかし道ボルダー。前回目をつけていた岩(と岩の隙間)の下地作りに勤しんだ。これは見事成功。あとは、苔を落とせば登れる。《ビターン》の下地は絶望的

2014年10月10日金曜日

クライミングジャーナル #32

あーおもしろい、クライミングジャーナル32号。


○いま注目の岩場 裏六甲不動岩
織田博志。5.11台までの一大エリア。


○特集 現代フレンチ・クライミング
「活躍するプレンチクライマーたち」、「J・B・トリビュのハード・クライム」、「フレンチ・フリークライミングの台頭」


○連載3 クライミング・ハンドブック「ムーブのテクニック ガイダンス」
「ジャミング(Jamming)・テクニックは、ビギナーにとってはわかりにくいテクニックだが、一度マスターすれば、(それほど)複雑なものとは感じないはずだ。」コブラ・クラックなんかを考えると、クラック・クライミングは全く考えられなかったくらいに発展してるようです。


○この秋に登りたい宮崎の岩場 
宮崎登攀倶楽部。広タキスラブ、硯岩スラブ(UFO岩)、行縢山(むかばきやま)、比叡山、矢筈岳(やはずだけ)。宮崎すごい。スケールがでかい。


○奥多摩・白妙フェース
《新青梅怪道》(5.11d)、1987年8月10日、小林幸雄(ザ・テンション・プリーズ)、松島晃(同)。「今週もかっとんで行きます、ドライバーは、幸ちゃん、当会唯一の冷房車所有者、そして誰もが彼の車を、動くモーテル・カーSEXバージョンと呼び、向かうは奥多摩のビュークス、カルケールへ。そして当会は、あまりにも軟弱クラ部、ゆえに今回は強力な助人、チーム69の井上健二氏と、金銭トレードで獲得した堀越隆正氏をむかえ、雨の日でも登れる様なルートを作ることにしました。その第一弾がWARで、これは第二弾になります。気象庁御推薦、NHKの倉嶋さんも太鼓判5.12突入ルート。そして今回もドイツ方式よろしく、ボルトを先に埋め込んで、トップロープは止め、リードのみで作りました。核心は二本目と三本目のボルトの間で、通称像の鼻を取りに行く当り。初登はスカッと幸ちゃんが決め、私も続き、8月10日ルートを完成させました。」

《WAR》(5.12a)、1987年3月21日、小林幸雄(ザ・テンション・プリーズ)、松島晃(同)。「取付きは新青梅怪道と同じで、直上して左へトラバース。すぐボディ・マシーンのルートに合流、7メートル登って終了。」


○奥多摩・越沢バットレス《龍ルート》(5.10a-b)


○小川山・兄岩《スケアクロウ》(5.11c)
1987年8月4日、橋本佳代子(同人α)、佐藤豊(JECC)、矢島隆明。「核心部は一本目と二本目の間で、ダイレクトに登って5.11a~b。・・・使用ギア フレンズ1 1/2番、2 1/2晩、3番、ロックス2番またはトリプル0番。」トリプルって何?発表時のトポではボルトは上部の3本のみだけど、100岩を見ると、今は全面ボルトルートになっているようだ。


○小川山・屋根岩2峰周辺
《Pride One》(5.10d)15m。1987年8月10日~11日。田中(イカロス)、志賀光則(イカロス)、村上紀之(イカロスⅡ)。「下部のカンテは使わないこと、ボルト四本目クリップ後、左のカンテを使用して登るとグレードは5.10cとなる。」

《板橋音頭》(5.7)8m。1987年8月10日。綱信隆(チーム・イカロス)、志賀光則(同)。《Pride One》右のスクイズチムニー。「使用ギアはトリプル2番。」

《くのいち》(5.11b~d)、《子忍者》(5.12b)。1987年8月4日~15日。岩森仰(山岳同志会)、堀洋平(同)。「フェースみたいなスラブです!くのいちは取り付きの木を使わない。カンテより左のホールドを使うと5.11bになる。子忍者は取付の木を一本目のボルトまで使う。」


○小川山・スラブ状岩壁周辺
《小さな親切大きなお世話》(5.10b)。1987年7月12日。大平博正(チーム・ジェラシー)、五味晃宏(同)、橋本真紀夫(同)、大塚良子(同)。「オバサン岩と命名」とあるが、100岩では「プチロック」になっている。冒険性があって楽しそうなスラブ。「全体にボルトのキキがやや甘い。」


○涸沢岩峰群
《父ちゃんのバカ》(5.11b)。1987年5月6日。綱信隆(チーム・イカロス)、志賀光則(同)。「三本目のクリップができないので注意。」


小川山・リバーサイドエリアの発表
《アウト・オブ・バランス》と《コアラ》の間の謎のラインは、開拓中で、中間までで5.11cとある。100岩では途中までラインが引かれていて、途中からはボルトの表記のみ。まだ上までつながってないってこと?開拓者のリストには、土方敏彦さんの名。障子岩の《ロリータ桃子ダイレクト》の開拓者ですね。あれは爆笑だった。


○瑞牆山十一面岩末端壁
1987年8月14日~15日、西村豊一(湘南クライミングチーム)、日高健二(同)、大雲芳樹(同)。エアウェイ(5.12a)、ウェスト・サン(5.11-b)。
1987年7月19日、西村豊一(湘南クライミングチーム)。アストロドーム(シングル・ライト&レフト)。右が5.11b、左が5.11c。

○穂高岳屏風岩第1ルンゼで岩ナダレ
4人死亡、1人行方不明、3人重軽傷。アルパインってこわい。

○夢舞フリー・クライミング競技会
優勝は平山裕示。決勝ルートは、この時はまだ名前がついてなかったらしい《とろろ》(5.12a)。予選はリバーサイドの上部?使われなかったスーパーファイナルは《Working face》(5.12c)。現在は5.12b。

○室蘭・チャラツナイ海岸
Eフェース「レインボウ」。1987年5月31日、中林幸彦(室蘭RCC)、幕田茂樹(同)。2ピッチ、5.10d。

○谷川岳・一ノ倉沢
衝立岩・OVER TIME、第3登?

○北ア・剣岳八ッ峰袖の谷右岩壁
どんぐりルート開拓。1987年8月10日。永井豊(どんぐり山の会)、坂本憲正(同)、山口真(同)、星野公一(同)。8ピッチ、「岩質は花崗岩で硬いが全体的に草付ブッシュが多いのが欠点である。」

○北ア・穂高岳屏風岩
アウトサイダー、おひまならきてよね、コロナ、ミッドナイトエクスプレス、再登の記録。

○南ア・甲斐駒ヶ岳南坊主岩東壁
下部同志会ルート開拓。1987年8月14日、市山篤志(山岳同志会)、豊田敏夫(同)。7ピッチ、5.10b。

○頸城・能生川フヨ谷
1987年8月3日、鷹嘴勝之(東京緑山岳会)、樋口啄生、間野静雄(同)。

○白山北部・カベジシ谷奥壁スラブ《恐竜絶滅の謎ルート》
1987年8月14日、黒田人美(福井労山)、吉田智明(同)、篠原富和(縄文人)、斉藤寛次(GHMJ)。

○氷柱クライミングのムーヴ研究

○正月前に登れる(はずの)氷瀑はここだ!

○連載エッセイ2 山を攀じって30年
小松猛。

2014年10月3日金曜日

クライミングジャーナル #25

おもしろい、おもしろい、クライミングジャーナル25号(1986年)。



○奥多摩ボルダー裏街道 Part Ⅰ 秘密の花園
ザ・テンションプリーズ。「奥多摩町の村長さんも大絶賛。地元民しか知らない、この人気のない川添いの岩場には大小百個以上の岩が立ち並んでいて、助役さんも思わず大感激。」後のむかし道ボルダーの発表。もちろん、ノーマット。グレードは、男の子向き(パワフル)と女の子向き(バランス)の2つ。

○白崎海岸の岩場
「関西のカランク」。海からそそり立つ白い石灰岩の岩場が美しい。

○城ヶ崎通信その5 小林敏
かさごね、はしだて、ファミリー・クラック、おたつ磯、じょうせんが根、シーサイド・ロック、八幡野港北、大穴口(アストロドーム)、浮山エリアの紹介。ルートが信じられないくらい多い。

○南房総・鴨川 魚見塚展望台登らる
公園の石垣。グレードは5.9から5.11a。「花崗岩の石垣であるため、岩質は抜群。・・・ビレイポイントは整備されており下地も芝生であるので安心して楽しめる。」この頃は自由だったんだなー。

○慶応大学に吹き荒れるビルダリングの嵐
グレードをつけて、トポまで作成した様子。ナチュプロでリードまでしてる。本当に自由だったんだなー。

○大阪、私市・獅子窟寺ボルダー

○阿武隈山地・丸森の岩場
ファイアーマン・エリア「らっきょ」(5.11b)(TR)と、モアイロック「紅しょうが」(5.10b)。

○西上州・毛無岩 二本の新ルート
ボレロと、烏帽子岩直上ルート。

○再訪 仁寿峰 再見 旧友
仁寿峰のトポ。

○韓国からの手紙 その3 雪嶽山と蔚山岩
すごいスケール。

○断想 下又白谷

○遠藤甲太の岳人単探訪 オールマイティーの冒険家・鉄人 溝渕三郎
「まず食べてみてから毒があるかどうか考える」。小川山レイバックについて、「あの"レイバック"という命名はあかんですわ。あれ途中までぼくが腕力にまかせて、ワリワリワリっとのぼっちゃったんで、そんな名前になってしまった。あのルートはジャミングとオポジションで登るのが至当です。悪いことしちゃった。」

○剣岳東大谷 駒草ルンゼ〜三本槍正面

○甲斐駒ヶ岳南坊主岩東壁に新ルート
NO PROBLEM

○いま時代はタカトリだ!
冗談の様な2本のバリエーションルート。レイジーマッシュルームとクレイジーマッシュルーム。

○ちょっとふざけたドロミテ登攀ツアー 興津義訓

○九州の岩登り競技会
丹助岳、天狗岩(5.9-と5.7)と百畳岩(5.10aと5.8)。

○ボルダリングコンペ in 水俣
八の窪ボルダー、ブラックベリースラブ(右)(5.10+)。

○南山岩登り競技会
豊田市南山の女岩。

○ポーランド山岳協会の入浴シーン