2014年10月27日月曜日

《一輪車》&《池田カンテ》&《岩と岩の隙間》完登@はじめての三峰ボルダー


いつものパートナー松氏&湯teaと、はじめての三峰ボルダー。自宅から2時間ちょっとといったところか。ねらいは《一輪車》。

三峰ボルダー

三峰はとても良いボルダーエリアだった。静かな河原にスケールのあるボルダー。絶妙なフリクションを活かしたスローパーが印象的な課題たち。

まずはアップでどくろ岩。日本ボルダリングエリア(上)では、とぐろ岩となっている。黒本が入手困難になりつつある現在、この岩はじきにとぐろ岩になってしまうのだろうか。黒本44番、45番の区別がつかなかったので、両者の間を(というか両方を使って)登った。それから、43番(3級)一撃。アップに最適

そらから、《おじゃま足》(3級)。ライン取りがイマイチ分からないんだけど、右カンテ課題として登ったら、3級くらいだった。左フェースは離陸困難。打ち込めば出来そうな予感はしたし、登れれば楽しい予感もした。50番(1級)もちょっとだけ触ったけど、なかなか厳しかった。

それから、本題の《一輪車》

どーーーーん

7回くらいで登れた。見た目も、ムーブも素晴らしい課題だった。下部がスラブ状になっていて、スリップして落ちたらちょっと怖い感じもいいスパイスになっている。最初に左カチを取りに行くときは、ドキドキ。とにかく良い課題。グレードは黒本だと初段、日本ボルダリングエリア(上)だと二段。しかし、初段が限界の僕が10回かからず登れたって事は、1級くらいかな?ベストコンディションのこの日の状態だと、かなり登りやすくなるようです。スローパーだし、左手のカチは滑るし、コンディションがこの日程良くなければ初段になるでしょうし、真夏の真っ昼間のスローパーに直射日光が当たる中で登れば二段にもなるでしょう。

目標を達成したところで、同じく《一輪車》に打ち込む湯teaの戦いを観戦しつつ、すぐ後ろの人の字岩へ。

人の字岩?

しかし、トポの課題と現状が一致しない。68番のスラブ(2級)はスラブじゃない。69番の《人の字凹状》(1級)は10級。70番の《白いカンテ》(1級)はカンテじゃない。横転したようです

人の字岩マントル

川側にマントル課題を設定してトライしてみたら、難しかった。



結局登れなかったので、また次回。

合間に、課題見学。《春と修羅》は完全水没。水深2mといったところ。《リガルマ》(1級)というマントル課題がなかなか面白そうだった。

湯teaの《一輪車》を待つ間、お隣の《池田カンテ》(1級)もやってみた。カンテ上にラップで右手を出すところで落ちると、下部のスラブ状と右の一段下の間に落ちそうで、ドキドキ。一歩を踏み出す勇気が気持ちいい。右手ラップから左手クロスを出そうとしたら、右手が邪魔で良いところを持てず、右側に落ちること数度。閃いて右手をできるだけ上、左手を下にしたら、うまく行った。そこから右手を再度ラップで出すところが、これまた怖い。良い足がないので、キャンパ気味に足を切ることになる。とまるのか、とまらないのか、不安なまま飛び出す勇気。ラップがとまったら、も一度キャンパ。ここまで来ると吹っ切れてるので、迷い無く飛び出せた。完登。とても良い課題。見事《一輪車》を完登した湯teaも参戦したものの、下部でリーチが厳しく敗退してた。

湯teaの《池田カンテ》を観戦しつつ、僕は次の目標へ向けて、再度アップ。こんなの登った。

シルクハットの後ろ

めちゃ楽しかった。



マントル10級。

で、この日の朝早々に発見していた次の目標はこれ。


横から見ると、これ。


間に詰まっていた流木を除去して、へばりついていた苔を落として、トライ開始。

スタートはダブルフィストのリービテーション。両足を上に突っ込んでぶら下がって、両手を離したら、ハンド&フィストのリービテーション。ここまでは、予想通り。しかし、その後が長かった。いくら考えてもムーブが分からず、ぶら下がっては落ちることの繰り返し。



ようやくムーブを発見した頃には、あたりは薄暗くなっていた。結局、下半身は意外とシンプルに、上半身は予想外の工夫を凝らしたムーブが完成し、薄暗い中、渾身のトライを繰り出し、完登。

いやはや、難しかった。でも、ムーブが全然分からず苦労するものの、分かってしまえばさほど力を必要とせず登れてしまうって言う、この手のボルダーを登るときのいつものパターン。経験不足ですね。

《涼しいマントルSD》(初段)でグレード更新狙いの湯teaは、ムーブもでき上がっていい感じだったけど、よれ落ちして敗退。かなり惜しいところまで行っていたようです、僕は挟まるのに忙しくて見てなかったけど。

撤収時にはすっかり暗くなっていました。帰りの崖登りが一番辛かった。

あれ?松氏は何してたっけ?

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