2013年1月27日日曜日

石灰岩苦手克服は続く〜障子岩で《指切りケンちゃん》と《ジョン・ガーバー》RP〜

障子岩でクライミング。いつものパートナー松氏と。

前日の予報では、到着予定時刻の気温はマイナス4度。しかし日ざしはある、ということで決行。岩場に着いた時の気温はマイナス1度。しかし、燦々と降り注ぐ日ざしにより、岩場はぽかぽか、暖かい。むしろ暑い。

《体型だけでイレブン》5.10c
この日の目標は2階の《指切りケンちゃん》と《ジョン・ガーバー》という2本の5.11aのRP。さっそく2階に上がり、《体型だけでイレブン》でアップ。いいルート。

《指切りケンちゃん》5.11a

まずは、《指切りケンちゃん》。このルート、100岩の記載と現状が一致しない。100岩だと、下のボルト3本は《体型だけでイレブン》と共有し、そこから左に分かれてボルト3本。上のボルト3本は確認できるものの、下部は不一致。上の3本のボルトの真下に1本のボルトが打たれており、直上ルートができている様子。また、100岩の通りに《体型だけでイレブン》から登り始めると、上部3本のボルトに到達するまでにプロテクションは出だしのリングボルト1本のみ。謎です。もしかしたら上部3本のボルトの位置も変わっているかもしれない。

で、直上か、《体型だけでイレブン》から入るか、どちらがいいかというと、直上から入ると少し厳しいムーブをこなさないといけないけれど、そのあと《体型だけでイレブン》から繋がる位置でノーハンドで休めるので、特に意味はない。ということで、《体型だけでイレブン》から入ることを選択。下部はボルト1本でも特段危険はなし。


------------------------以下、オンサイト狙いの方は読まないで下さい----------------------

核心は上部ボルト3本分。

《指切りケンちゃんの核心部》

写真の6.左カチをとるムーブが最大の核心。この部分のムーブを固めるのに3便かかってしまった。といっても、そのうち1便は足がガクガクブルブルして話にならなかったのでムーブを探ることもできずに降りたけど。

長時間のハングドッグにより、6.左カチを右手で取るムーブを試したり、いろいろやった結果、結局採用したのは、右手のサイドプルをパワー全開で引きつけて身体を巻き込んで右向きに壁に張り付いて左手をクロスで出すムーブ。

-------------------------------------ここまで------------------------------------

これで、4便目にRP。この間、松氏は2便目で余裕のRP。さらに、前回宿題になっていた《スーパー・コンダクター》(5.11b)もこの日1便目でRP。形勢逆転でプレッシャーがかかったものの、なんとかRPできてほっと一息。

このルートも、石灰岩らしく足使いが重要だった。使えそうなフットホールドからムーブを作るのではなく、手で使うホールドから考えてやりたいムーブを考える、この方法が有効。しかし、4便もかかったあたり、石灰岩の苦手克服はまだまだ先の様だ。

右端あたりが《指切りケンちゃん》
ヌンチャクがたれているのは《スーパー・コンダクター》

《ジョン・ガーバー》5.11a

無事1本目の5.11aをRPできたので、次は2本目、左端の《ジョン・ガーバー》。「ガバにデッド」、「ホールドが分かればこっちのもの」という事前情報を得て、松氏がムーブ探り。首尾よくガバを発見。その情報を得て、トライ開始。ガバ取りのムーブで四苦八苦。なんとかムーブを固めて、あとはバッシーーーーンと勢いで手を出すだけだ、ということで、松氏も僕もそろって2便目でRP。松氏のムーブと僕のムーブは違っていた。同じ体型なのに。次回は松氏ムーブも試してみたい。

《ショアー》5.11c

《ジョン・ガーバー》終了時点で、まだ時間がありそうだったので、天王岩に移動して宿題の《ステルス》をトライすることを提案してみたものの、さすがに移動する時間はないということで、次回の課題となる《ショアー》のムーブ探り。1階の《ショアー》は途中で敗退しても2階から懸垂で回収ができるので、気楽に取り付ける。

松氏はテンションかけつつ、トップアウト。僕は、どはまり。

以下、ムーブメモ。

------------------------------------オンサイト狙いの方は読まないで下さい------------------------------

・左のガバサイドプル
・右手でカンテの親指ポッケピンチ
・左足を右に出して振りで左上のアンダークラック。左足をできるだけ高い位置に置くことがポイント
・身体を上げて、左足を色の変わった大穴で、右手をとげとげの痛いサイドプル(ここでクリップかな?)
・左足を右に出して振りで左上のポケット。草を掃除したところ。
・左足を見えないポケットに突っ込んで、右足をヒールフックで、右手をうえの斜めホールド(だったかな?右手の寄せが入ったような?)
・左足はそのままで、勢いを付けて、左上のガバ
・マントル返してほぼ終了

--------------------------------------以上----------------------------------------------------------

これまた、トップアウトした松氏とは全く違うムーブ。次回、どうなるか楽しみ。


○石灰岩苦手克服の進捗状況

前回、《熊猫》(5.10b)と《スーパー・コンダクター》(5.11b)をRPして、石灰岩の足使いにも慣れてきたかとおもっていた。フッドホールドに規定されたムーブの組み立てではなくて、手で使うホールドの配置から考えるムーブの組み立てというやり方が上手く行っていた。

ところが今回は《指切りケンちゃん》(5.11a)にどはまりして、ひさしぶりにロープにぶら下がって途方に暮れる体験をした。苦手克服はまだまだ先か。

でも、最後に触った《ショアー》(5.11c)では、かなり長時間ハングドッグしたものの、ムーブを組み立てるのが楽しかった。楽しかったというのがすごく大事で、苦手克服に一歩前進したような気が。

一進一退です。


○新入りのギア

障子岩南東面のようなテラスに上がるのに、食料や飲み物を持って上がるためのバッグが欲しいと思っていた。立川の石井スポーツで使えそうなものを見つけたので、早速購入。

sea to summitのウルトラシルデイパック

ウルトラシルデイパック

極薄ナイロンのデイパック。食料と水筒と多少のギアも入って、凄く便利。ただし、重いクイックドローなんかを大量に入れてしまうと、肩の接合部分が不安。入れ過ぎには注意。


○食料補給

今回は前日夜まで仕事で、イオンに行けなかったので、いつもの草大福を入手できなかった。代替品として、ぶどう味の寒天ゼリーとコンデンスミルクを用意。

まずは寒天から。一袋で800kcal程度。エネルギー的には十分。今回は半分以上は消費。しかし、お腹がぐるぐる鳴って、調子はわるかった。撤収時の空腹感も大きく、十分に補給出来ていない印象。寒天の食物繊維のせいで消化が遅いのかもしれない。あと、そもそも食が進まない。

ということで寒天は大失敗。次回はコンデンスミルクをチューチューする予定。

午前中から、足がガクガクブルブル。けしてビビってるわけじゃなくて、水分補給を怠ったために脱水気味になっていたのかもしれない。暖かくて汗をたくさんかいたわりに、水を飲んでいなかった。

冬の岩場にはお湯を水筒に入れていもって行くのだが、お湯が熱すぎると猫舌故に水分補給が進まない。この日のお湯は67度。最適な温度だった。

2013年1月25日金曜日

PureGear PX360

久しぶりにギアのお話し。

ちょっと前まで、岩場で時計がなくて困っていた。

普段から腕時計を付けない生活をしているし、ましてやクライミング中は腕時計を付けていると邪魔になるから、岩場では腕時計を付けない。そうすると、岩場で時刻がわからず困ることが何度かあった。

普段は時間を確認する時はiPhoneを使っているのだけれど、岩場ではiPhoneは携帯しにくい。普通の携帯電話と違って、iPhoneにはストラップを付けることができないので、ぶら下げることができない。かといってポケットに入れると、ハーネスと干渉して、クライミングにもビレーにも危険。

そこで、ハーネスのギアラックにぶら下げられるようなタフな時計を買おうかと考えていたわけだが、その最中に見つけてしまったのが、これ。

PureGear PX360

PureGear PX360

iPhoneのケースです。

最大の特徴は、右上に大穴が空いていて、カラビナでぶら下げることができること。カラビナも付属しています。

付属品のカラビナとねじまわし?

このケースは、表と裏が別々のパーツでできている。こんな感じ。枠に厚みがあって、衝撃にも耐えられそう。

装着前

iPhoneに装着する時は、まずはケースの裏面パーツの上にiPhoneを乗せて、

乗せたところ

表面パーツをその上に乗せて、6カ所のボルトを付属のボルトを回す道具で締める。

ボルトを締めているところ

ボルトで固定するので、iPhoneがケースから脱落することはありえない。カラビナを使ってハーネスのギアラックにぶら下げると、ビレー中などにお尻と岩の間にサンドイッチされることがあるけれど、ケースが頑丈なのでiPhoneは無事。

ケースには早くも傷

裏面にはカメラの穴もあいていて写真撮影にも支障はない。唯一の欠点は、ケースの枠に厚みがあるので、装着すると全体のサイズが一回り大きくなってしまうこと。手が小さい人には持ちにくいかもしれない。しかし、カラビナでぶら下げる&岩にぶつけても平気というのは、この欠点を補ってあまりある長所だと感じております。

ルートクライマーにはオススメ。

僕のはiPhone4用ですが、5用もある様です。3000円くらい。

と、ここまで書いたところで、youtubeにレビュー動画があることに気付いた。こちらをご覧ください。


インドアトレ×3と指の痛み

インドアトレ。

その1

簡単なナガモノを何度か。最適なムーブを考えながら同じ課題を何度も登るのはとても好き。考えれば考えるほど、いろんなムーブの可能性が見えてくる。この積み重ねが外岩でムーブを作るのに役に立つはず。

その2
またナガモノを何度か。あとは傾斜壁で苦手の足ブラをいろいろやってみた。

その3

ランジだと思っていた正解ムーブが、実際にはハイステップだった。ハイステップでやったらすごく楽だった。傾斜壁でのハイステップはこれまで選択肢になかったから、練習が必要。ただ、膝に悪いから控えめに。

傾斜壁で手に足ヒールをかけて、そこから、ヒールに立ち込むときは、ヒールに体重がかかるように、ケツをヒールをかけた足の方向に振って、ヒールをねじ込むイメージ。


○指について

指が痛い。左手中指のPIP関節(先端から2番目の関節)のMP関節(先端から3番目の関節)よりの部分の指の腹側がいたい。触るといたいのと、登り始めが痛い。しばらく登っていると痛くなくなる。ガバを持つと痛い。クリンプだと痛くない。ここ数週間ずっと痛い。

左手の掌

ロキソニンテープを一晩貼って炎症をとったら改善されるかと期待したけれど、変わらなかった。

2013年1月21日月曜日

石灰岩苦手克服挑戦〜障子岩でスーパー・コンダクターRP〜

障子岩でクライミング。いつものパートナー松氏のほか、H野さん&Gトーさんも参加。その他2パーティーが訪れ、計8名の大盛況。

山道には先日の雪が残り、ツルツル。始めての雪道運転体験となりました。

岩場はいつも通りポカポカ。お昼頃には上裸クライマーも登場するほど。晴れていれば気温は低くてもパラダイス。


白い月が顔を見せていた

《ペッペッペの羽田さん》5.10a

まずはアップで、前回RPした《ペッペッペッの羽田さん》。ガバを繋いで快適。良いルート。

《ジェラシー'95》5.10d

さらにアップでこれまた前回RPした《ジェラシー95》。出だしのでかコルネの処理が楽しいけれど、1本目のクリップ前なので少し怖い。上部には依然としてコウモリ君がお休み中。右に回ってよけてあげるのが正解。良いルート。


《ジェラシー'95》のでかコルネ

《筋違い》5.11a

前回どはまりの末に必死でRPした《筋違い》の再登がこの日の目標のひとつ。案の定またもどはまり。無理はせず敗退。上の階から懸垂で回収できるので安心。松氏、回収ありがとうございました。

《熊猫》5.10c

これまた前回どはまりしてRPを逃した《熊猫》が、この日の二つ目の目標。こちらは1便目でRP。結局、左手アンダーから右のフェースのカチを拾って、凹角の小さな左カチを持って、凹角のカチを右手で保持して、レイバック気味に凹角の上のガバに左手を出すムーブ。使えるフットホールドを探すより、やりたいムーブを起こす、前回学んだ石灰岩クライミングの組み立て方が活かされた。


《熊猫》核心部

《スーパー・コンダクター》5.11b

宿題を片付けたので残る5.11aのひとつをやろうかと思っていたところ、話の流れで《スーパー・コンダクター》をやることに。まずはパートナー松氏が、テンションかけつつけ結構長いことムーブを探ってトップアウト。かなり苦労しているところをみると、結構難しそう。覚悟をして、トライ開始。中間部から、遠いホールドを大きな筋肉を使って繋ぐムーブの連続。途中、左手アンダーで持ちたいコルネが濡れていたので、その上のカチで代用。そこから、遠いコルネを右手で取って、思い切って足をあげてレイバック気味に遠い水平ホールド。その下の痛いポケットは無視。ここで右振りに身体を入れ替えて、右上のガバ。足ブラで足を上げて、すぐ上のコルネに持ち替え。この持ち替えはバランスが悪くて、少々の思い切りが必要。足を踏み替えて、右足を右のコルネの方に出して、左手でコルネの下をアンダー持ち。右手をコルネの右上のアンダーに送って、左足を高めのフットホールドにおいて、右手を左上のガストン気味のカチヘ。ここは左手アンダーでパワー全開。左足を左の方の顕著なフットホールドに置き、マッチ。そこから、右手を右上のクラックの中のガバに出して、左上のリップへ左手を。ムーブは解決。


中央が《スーパー・コンダクター》

2便目、最後の右クラックのガバを取った後に、リップの下のガバで左手中継をいれて左足を上げたら身動きが取れなくなるハプニング発生。一度左足を下げて、逆足の振りで左リップを取るダイナミックなムーブを入れて、解決。無事RP。100岩では星はついていないけれど、個人的には三ツ星のすばらしいルートでした。

《体型だけでイレブン》5.10c

最後にトレーニングのために、前回RPした《体型だけでイレブン》を再登。遠目のホールドを身体の振りを効かせて繋ぐ良いルート。松氏が動画を撮ってくれました。


 



 【まとめ】

石灰岩らしい5.11bを登って、石灰岩の苦手意識は少しは解消された。でも5.11aは再登できなかったので、まだまだ。これは次回またチャレンジ。強いクライマーさんが登っていた《デザート・ストーム》はなかなか厳しそうで、面白そう。コルネをピンチ持ちする石灰岩らしいルート。これを登れば苦手克服へさらに一歩進めるかも。

次回に向けて眺めた上階左端のジョン・ガーバーもなかなか面白そう。ボルトは3本。1本目はほぼ地面から。3本目は上部スラブの中。2本目クリップ後にスラブの下の薄い棚にマントルをかえすのが核心ではないかと予想。小川山・おむすび山スラブのラベンダーで薄いダイクをプッシュして冷や汗を垂らしながらダイクの上にマントルを返した経験がいま活きる、かもしれない。こういう変わりもののルートは是非手を出しておきたいところ。
追記:取り付いてみたらぜんぜんスラブじゃなかった。下から仰ぎ見て、傾斜を見誤っておりました。

帰り際に見学した上階右端の《チーム・レットボルト》に打たれていたのはこんな感じのボルト。RCCボルトのバリエーション?このルートをトライする日が来ることはないでしょう。


《チーム・レットボルトのボルト》

2013年1月18日金曜日

4週間ぶり?のロックビーンズ

ほんとは週に1度は行きたいロックビーンズ。

病み上がりのためか、これまで経験したことがないほどに調子が悪く、体が重い。指皮の管理に失敗したようで、痛くてガバも持てない。

ということで、早めに切り上げ。

ジムに行く時は万全のコンディションでのぞみたい。体調管理が今年の課題だ。

インドアトレ

インドアトレ。

長モノを何度か。登れば登るほど気付くことがあるのは一度では最適なムーブを見つけることが出来ない未熟さゆえ。

初めての大沢ボルダー

正月早々のインフルエンザと思われる体調不良からの、病み上がりクライミング。

松氏らが大沢ボルダーへ行くというので、ついて行ってみた。

台風の影響で橋は流され、下地も変化し、荒れている。

ニラの岩の右の方の3級をひいひい言いながら完登し、UFOみたいな岩に移動。左の方の1級で敗退。

1級

スラブっぽい岩に移動して、立って3級座って2級の課題を。立ち3級は問題なし。座って2級で少々苦労。合間に右のスラブの2級をやってみたら1撃。再度左の座って2級をがんばって完登。

帰りはピザとスペアリブをいただいて、終了。

鼻水たらしながら咳き込みながらのリハビリクライミングとしてはまあまあ。

昭島

昭島で練習。

ハングの5.11aをひいひい言いながらRP。

あとはボルダー。

持ちどころのないホールドを絶妙なバランスを作って持てるようにするのが、得意なスタイル。苦手なスタイルは、跳んでしまえ。

ということで、跳んでしまえの練習。

2013年1月11日金曜日

2012年改め、2013年の計画

2013年の計画を。

1.11台ピラミッドの完成

2.5.12を1本

3.夏は小川山でスラブ。5.11を登る

4.ナチュプロでクラックとマルチピッチを少々。マルチはセレクションを登る

5.ボルダーは特に計画なし。初段を登ってボルダー力維持

6.体調管理に努める

7.正しい姿勢を見つけ、維持する術を身につける


やることがいっぱいあるな〜


2013年1月10日木曜日

気をつけていても事故は起こる〜城山〜

h野さんにさそわれて、急遽の城山。

城山山頂から

八王子に5:30集合、8時に駐車スペースに到着。そこから歩いて40分?ワイルドボアに到着。

右の方でアップするが、ルートの識別に失敗。どれを登ったのか不明。そして、極寒。ワイルドボアは岩には日が当たるが、取り付きには全く日が当たらない。ビレー中に氷漬け。

右の方の《ジャンバラヤ》へ。

《ジャンバラヤ》5.11c

ジャンバラヤ(5.11c)

1トライ目は、テンションかけかけ、ヌンチャクを掴みつつ、トップアウト。

2トライ目は、核心部最後で掴み損ねてフォール。フォールした時にロープに足を絡めてしまい、真っ逆さま。ヤバい、と思った時にはもう手遅れ。さっきまでかぶっていたニット帽も脱いでいて、頭を守るものは何もなし。やっちゃった、と思ってたら、ドスンと岩に叩き付けられた。ケツが。

もすこし角度が悪ければ頭をカチ割っていたところだった。気をつけなければ。

ロープに足を絡めた原因は、ヒールフックをかけて、そのあとヒールをかけた足の方へ重心を移動させたことかな?

ケツは痛いし、寒いし、心も折れて、これにて終了。

h野さんは《ジャンバラヤ》核心を越えてからのまさかのフォール。惜しかった。

ジャンバラヤの核心付近


ベースキャンプでルート

さっちゃんに新年のご挨拶をしに、ベースキャンプへ。

先に到着してボルダーでアップ。

あたたまっておはぎを2ついただいたところで、さっちゃん登場。

キュベレイ2をトライ開始。

4トライくらい、落ちたらロワーダウン、ハングドッグなしで登ってRP。

人工壁のルーフは周囲にクイックドローが垂れまくっていて、どれにクリップするか、どのタイミングでクリップするかが、非常に難しい。


おそらく前回は5月くらいだった人工壁ルート、意外と楽しかったのでまたいこう。




2013年1月2日水曜日

御岳で、遼と亀返しに敗退〜ボルダーでの補給戦略を考える〜

あけましておめでとうクライミングへ、御岳へ。

まずは遼。

数回目で縦カチまで到達し、今日は行けるかと思いきや、だんだん到達高度が下がって行く。誰も使わないカチを持った後の足の踏み替えが出来なくなり、3手目の飛ばしの精度が下がってきて、飛ばしで体が落ちる。

ここで気付いた。遼は意外と体幹を使う。体幹がよれてくるとダメだ。

亀返しへ移動。2日目。

再度ムーブを確認し、繋げトライ。

1手目が厳しい。離陸には成功し、1手目の保持はできても、いいところをピンポイントにガストン気味のカチ持ちができないと、2手目はない。

僕のムーブだと、左足は高めの顕著なフットホールド、右足は地面すれすれのマイクロフットホールドで、離陸。1手目は右ガストンカチ。右足を切ってフラッギング気味に、2手目の上の左カチ。足はそのままで右上のがびがびスローパーを右手が3手目。脚はそのままで上のサイドプルを左手が4手目。右足を顕著なフットホールドに置いて、右下のガバで5手目。ここで左ヒールフックを効かせて、3手目のすぐ隣のサイドプルに左手を寄せて6手目。脚はそのままで、右上のアンダー気味のサイドプルで7手目。左ヒールを高めに置き換えて、左上のサイドカチへ寄せて8手目。左ヒールを高めに置き換えて、右足を切って体を上げて、左手を上へとばすのが9手目。右足を置いて、右上奥のカチへ右手を伸ばして、10手目。右足を右下ののっぺりにおいて右手を奥にとばすのが、11手目。左足ヒールをさらに上げて、左手で上の顕著な丸カチを取るのが12手目。そこからカンテを足で挟み込んで体を上げて、上のガバをマッチするのが13手目と14手目。これで実質終了。

。ガバを取るまで息を抜けない厳しい課題。

この日は10手目を保持出来ずに落ちるところまでつながった。次回は必ず。


さてさて、ルートの岩場では「食べ続ける」が正解だが、ボルダーではどうだろう?いまいち疲労対策が上手く行っていない気がする。とりわけ、遼トライでは体幹がよれて力が出なくなって上部まで到達出来なくなるのがとても早い。何故?

ボルダーだとトライ間隔が短い。結果的に、栄養補給がおざなりになりがち。ここはハードコアにブドウ糖タブレットを導入するのが正解か?あるいは、単に多登しすぎだろうか?休憩時間を長めに取って落ち着いて登るべきなのか?

今後の課題。

遼も亀返しも自分に足りないものを必要とする課題。登ってるうちに強くなりそう。完登しても何度でも登りたい。