2014年1月28日火曜日

《色即是空》完登@天王岩

風邪で他に行くところがなかったので、天王岩に行った。

目的はずっと前にトライしていた《ステルス》(12b)のムーブ探り。

ボルトは3本。1本目は地面からで、3本目はリップのガバを取ってから。ムーブの中でのクリップはわずか1本。天王岩という人気の超混雑岩場にありながら、岩場内での相対的なグレードの高さと不安定なテラスの上というロケーションの悪さから、ほとんど触れられることのない不遇なルート。やってみると、超面白い。高さは許容範囲で、リップ取りが核心だから、御岳あたりにあって下地の良いボルダーだったら、緊張感があって忍者返しを越える人気課題になること間違いなし。

ミリカチ

ミリカチを持って浅いフレークにデッドの後の見失っていた左足のフットホールドを再発見。フレッシュな状態で体勢を整えると、リップ上のガストンにほとんどスタティックに右手が出る。左足の中継が肝か?

フットホールド

一応ムーブは解明されたので、撤収。

バスの待ち時間があったので、《色即是空》(初段)を登った。リップのカチ2つを持って足ブラで耐える熱い課題だった。

《色即是空》

2014年1月20日月曜日

久々の《トントン》@池田フェイス、榛名アプローチ敗退の後で。

極寒&雪予報に触れ、奥多摩?伊豆方面?と悩んだ挙げ句、ぽかぽかクライミングを期待して榛名ライオン岩をチョイス。狙い通り高崎・前橋はド快晴。しかーし、山の上は雪。アプローチ敗退となりました。


で、吹雪の中より寒くはなかろうということで、寒い池田フェイスへ。ずいぶんと遠回りになりました。

やっぱり寒かった。《ファースト・フィンガー》のラインには先客がぶら下がっていたので、《きいてないよー》(5.10d)から。岩が冷たすぎて無理でした。

次は《トントン》(5.11b)。ずいぶん前にちょっとだけ触って、まったく可能性を感じなかったルートです。

今回も一時途方に暮れたものの、厚さ3ミリほどもある神のようなフットホールドを2つ発見して、下部を解決。さらに上部でまたも途方に暮れたものの、フリクション・ゼロのチャートの垂壁を歩くという超絶ムーブを発見して、解決。一応、ムーブはすべてわかった。下部の十字クラックの処理が不安定ではありますが。

《スティンガー》より難しいです。5.11dはあるんじゃなかろうか?次回はRP目指して頑張ります。

最後は回収便で《きいてないよー》をRPして、終了。

あ、あと、御岳に寄ってテッシーをやって可能性を感じなかった。フィジカル自体も不足している気がする。


○池田フェイスの寒さ

池田フェイスは思った通り寒かった。でも午後には木漏れ日で寒さは緩んで、岩も触っていられるようになった。池田フェイスは午後からが正解?

2014年1月18日土曜日

ファミチキってどうよ?

岩場の帰りでいつも松氏が食べているファミチキ。栄養的にどうなの?と思って調べてみたら、以下の通り。

ファミチキは、カロリー242Kcal、タンパク質12.2g。

タンパク質の量をその他の商品と比べてみましょう。

○タンパク質含有量上位5位

第1位 ファミから(しょうゆ味) 20.85g
第2位 ファミから(しお味) 18.3g 
第3位 ファミマプレミアムチキン 18.25g
第4位 メガ肉まん 18g
第5位 フライドチキン 16.5g

ファミチキの上を行くものはたくさんありますね。コストパフォーマンスの点ではどうでしょう?

ファミチキの100円あたりのタンパク質含有量は7.625g。

その他の商品と比べてみましょう。

○100円あたりのタンパク質含有量上位5位


第1位 鶏つくね串タレ(なんこつ入り)12.24g
第2位 フライドチキン 11.7857142857g
第3位 ファミから(しょうゆ味)10.425g
第4位 スパイシーチキン 10.40625
第5位 ファミマプレミアムチキン 10.1388888889g

岩場帰りには、鶏つくね串タレ(なんこつ入り)を。100円です。


○追記

油が大事との松氏のコメントを受けて、油の量をまとめました。

○脂質含有量上位5位(肉類のみ対象)

第1位 ファミから(しお味) 25.05g

第2位 ファミから(しょうゆ味)23.85g
第3位 チキンナゲット 21.6g
第4位 ジャンボフランク 19.7g
第5位 ファミチキ 15.1g

油の点ではファミチキはまあまあ優秀ですね。しかし、ファミから(しお味)、ファミから(しょうゆ味)には及びません。

ちなみに、トレーニング後の栄養補給の観点からは油は少ない方がいいわけで、油脂含有量6.84gの鶏つくね串タレ(なんこつ入り)は抜群に優秀です。10.88gのファミマプレミアムチキンもなかなか。

2014年1月13日月曜日

《錦繍の谷》完登@川乗の岩場、から、《勅使河原美加の半生》敗退@御岳

《錦繍の谷》という美しい名を持つルートを登った。


暖を求めて川乗の岩場へ。いつものパートナー松氏と。

岩場に着いたら、まだ日陰。太陽が顔を出す様子は一向に見られない。しょうがないので、散歩。オールナチュプロの奥多摩異次元空間を発見した。岩の構造がなんか凄い。地球の歴史を感じますね。そして、めちゃかぶってて難しそう。今回は上から覗いただけ。アプローチするならフィックスのために予備のロープを持って行く必要がありそう。

散歩から戻ってもまだ日陰。しょうがないので、冷たいながらもアップを兼ねて目標の《錦繍の谷》(5.11c)のムーブ探りを開始。数便をかけて少しずつムーブを考え、14時頃に全ムーブを解明。最初の本気トライで完登

実に充実したクライミングだった。離陸直後から、一見してこれと分かるムーブは1つもなかった。ひとつひとつのムーブを丁寧に見つけていって、それが全て繋がった渾身のRPトライ。これからもこんなクライミングを続けたい。

《錦繍の谷》は予想を上回る素晴らしいルートだった。ムーブを作る楽しさが満載。見栄えはしないけど、オススメです。ハングと長いのが大好きなイケイケ系のクライマーの皆さんのお口には合わないかもしれませんが。

○川乗の岩場の日当り
滝上の岩は、10時30分から14時30分まで。林道直下の岩は、10時から14時まで。日が当たる時間に合わせて岩場に到着するのが、正解。日が当たる前は寒いし岩も冷たい。日が当たると、暑い。

○5.11cというグレード
これで、5.11cのRPは8本目。数字の上でもこれで一区切り。前回の《野生の風》に続き、1dayで完登したし、このグレードはムーブが分かれば登れる実感もあり、1日かければムーブも解析できる自信もついた。5.11dに主戦場を移すとき。次は何を登ろうかな?


帰りは御岳によって、《勅使河原美加の半生》(初段)。数年前に何度かやったことがあったけど、当時はボルダーで指に穴をあけるのが嫌で、やめてしまった。ポケットを俵持ちするのは甘えというsghr師発言を受けて、ポケットをエクステンディッド・グリップで持ちに行ってみた。結果、何とか持てたけど、まだ不安定。また来ます。


2014年1月10日金曜日

さようなら障子岩、こんにちは黒茶屋ボルダー

障子岩でクライミング。いつものパートナー松氏と。

最近の障子岩では、落石が目に付く。年末には南東面右側のアプローチ上で巨大なのがあった。今回気付いたのは2カ所。1カ所は、南東面2階へのアプローチ。フィックスロープを掴んでのトラバースの途中。かなりの大きさの岩があったはずのところが無くなっていた。その左の巨大な岩も浮いている。引くと落ちそう。落ちたらフィックスロープにセルフを取っていてもロープごと巻き込まれて崖下へコロン。崖下のアプローチを歩いてる人に当たったら、即死は免れられませんね。もう1カ所は、アプローチの山道を登り終えたまさに目の前。一部が崩壊して、僕の背丈と同じくらいの岩が倒れそうになっています。倒れたらアプローチの山道をゴロゴロと転がって行く可能性あり。当たったら即死は免れられませんね。岩場は危険です。皆さんも気をつけて。この素敵な岩場が事故で閉鎖なんてことにならないことを願います。

さてと、この日のクライミング。

一年前に障子岩で登ってた頃の流れを思い出しつつ、《ぺっぺっぺの羽田さん》と《体型だけでイレブン》でアップ。それから、前回ちょっとだけ触って可能性を感じた《虹の戦士》。100岩ではグレードは5.12a。

前回の感触だと松氏は一撃できそうな感じがしたので、まずは松氏から。オンサイトトライ。これは惜しくも失敗し、松氏は二撃。僕もこの日の1便目でRP

この課題の難易度はリーチによって大きく左右されます。僕のリーチだと、5.11aくらいかな?みじかしい系の5.12aということで4日くらいは楽しませてくれるかと思ったけど、早々に登れてしまって、残念。《虹の戦士》をRPしたことで、障子岩南東面に残るは激悪の5.12bである《アドレナリンジャンキー》のみ。これは僕の実力では到底登れないので、挑むのはまだまだ先。障子岩での冬のクライミングはこの日で最後になってしまいました。強くなって帰ってくる。待ってろよ、《アドレナリンジャンキー》。

さて、お昼頃には障子岩が終了してしまったので、帰りに黒茶屋ボルダーへ寄ってきた。

御岳より格段に近くて、岩と雪169号の「石の人」にも写真が掲載された由緒正しいボルダーであるにもかかわらず、いまや訪れる人はほとんどいない様です。

駐車場の心配がありましたが、徒歩5分のところに有料駐車場がありました。一日500円。オールシーズン使える様です。近くにコンビニもあり。美味しい珈琲店もあり。

黒茶屋ボルダー

武蔵五日市から歩いても、デッドエンドとロッキーボルダーくらいの距離しかありません。バスだと天王岩とか十里木ボルダーとか神戸とかにいくやつ。

トポは、『新版・関東の岩場』(平成元年)に掲載されています。しかし、持って行くのを忘れたので、適当に登りました。今回登ったのは、亀甲岩。

下流の面
○下流の面

1. ステミング(3級)
トポにもあるかぶった凹角。トポのグレードはA(5.8~5.9)。

2. トラバース(3級)
一番低いところからリップをトラバース。今回は登らなかったけど、トポではここでマントルだとB(5.10位)となっていました。


川面

○川面
川の流れが変わって、川面も登れるようになっています。

1. 下流(5級)
川面の一番右。絶妙なバランスが楽しい。

2. 中流(2級)
川面の真ん中。グレードはメンタル込みです。

メインの桑の木ハングはリップが自然に帰っています。掃除が必要です。マントル岩も同様。今回初めて登って気付いたけど、20年前のトポのグレードは厳しい。まだまだ楽しめそうです。


こちらは低空ルーフカンテ。3段?4段?フットジャムとヒールフックの変わり者。sghr師に任せます。


2014年1月9日木曜日

《ウラヌス》(初段)完登の天王岩

48さんと、めずらしくボルダー、天王岩。

参考: 1日目のウラヌス 2日目のウラヌス 3日目のウラヌス 4日目のウラヌス 5日目のウラヌス

《ウラヌス》のムーブを確認して、つなげトライ。ほんのちょっとだけ地面に足をすってしまって、トップアウト。

足をすらないようにするって、クライミングの要素としてはなんだか納得いかないんだけど、時間もあったから登り直し。マントルで落ちたよ。

次のトライで無事きれいに完登。

初めて《ウラヌス》を見たのは、《八月革命》をトライした時、2011年の春だったか。あの頃はリップにぶら下がることもままならなくて、自分にこの課題を登れる日が来るとは、夢にも思わなかった。

シットスタート、ルーフ、ランジ、キャンパ、マントルと、苦手要素が詰まっていて、完全に守備範囲外。10日はかかると思ってたけど、やまちゃんと48さんと一緒に登って刺激を受けて、思いのほか早く登れた。sghr師の(動画の)おかげです。勉強になりました。グレードは初段なんでしょうね。

《ウラヌス》を登った後は、《色即是空》(初段)で打ちのめされたり、もう一回《ウラヌス》のランジを練習したり、《色即是空》で打ちのめされたり。

また来ます。

2014年1月3日金曜日

ウラヌスday5の天王岩

お昼前に天王岩。5日目のウラヌス。

マントルにより確実なムーブを発見して1歩前進。

スタートから3手目が取れて、1歩前進。

ランジにほぼ成功して1歩前進。ちょっとだけ地面に足をすったけど。

2手目が取れたとして、の練習で、ランジでちょっとだけ足をすって、トップアウトに成功して1歩前進。

次回はランジのムーブの精度を上げる。問題は、振られかた。

こちらはsghr師の振られ。


右向き。膝は上向き。

こちらは僕の振られ。


左向き。膝は下向き。

跳んだ後に下半身を右に振る。腹筋を効かせて膝を上げる。そうすると、左足が上がって地面にすらないし、左手と右手で挟み込む力が効いて、振られ終わりをコントロールできる。たぶん。そう信じたい。

次回はこれの練習。

2014年1月2日木曜日

《虹の戦士》にこんにちは@障子岩

暖かい岩場チョイスで、障子岩へ、tnkさんと。

障子岩南東面

満員御礼の大盛況。見たことないほど大量のロープがかかっておりました。

先に着いたので、《虹の戦士》(5.12a)の終了点のぼろいスリングを交換しようとしたけど、スリングの問題ではない気がして少々予定変更。

この日はこれまでにないのんびりクライミングでした。2回だけ。《虹と戦士》は実質4手。1日で15手くらいしかやってない。

ここのところ、いつもと違う人とクライミングに行く機会を得ておりますが、いろいろと取り組み方の違いに気がつきますね。みんな僕みたいにガツガツ登らない。休憩時間が長い。同じルートでもムーブが違う。ヌンチャクのゲートの向きはあまり気にしない。ご飯を食べる。朝は遅め。結構遅くまで登る。

《虹と戦士》はムーブ解析を終了。じつは結構かぶってた。ロープを垂らすと傾斜が分かりますね。

《虹の戦士》

僕のムーブだと5.11半ばくらいでしょうか?初登時と違うリーチムーブなのかな?もう一回やれば登れそうだから、次回も障子岩で良いかもしれない。

2014年1月1日水曜日

初詣、天王岩でウラヌスday4

初詣にいくのは何年ぶりだろう?神社へのお参りは、神様にお願をしに行くのではなく、感謝しに行くのが本来の在り方だそうです。

初詣は、天王岩の上へ。お酒をお供えして、昨年1年間楽しく遊ばせていただいたことへの感謝を岩登りの神様にお伝えしてきました。ありがとう、クリス・シャーマ。

さて、4日目の《ウラヌス》。

マントルは精度が上がってきた。初手は確実。3手目も確実。しかし、2手目が厳しい。前回の反省を活かして、胸を張って登ることを意識したらちょっと良くなったものの、スタートからつなげると、初手を取った状態で胸を張る力が僕にはありません。

それから、2手目を取れたとして、3手目からランジのムーブ探り。届いた。でも足がマットについちゃってダメ。


ランジに成功したとして、左手の寄せがダメ。

左手を寄せるsghr師

右肘、右肩が軽く曲がって力が入った状態じゃないとダメ。これが伸びきっているとうまく左手が出ない。でも非力だからこれが難しい。

次回はスタートから2手目のつなぎと、ランジと、ランジからの寄せを練習します。

2014年の目標

2014年の目標です。

○ボルダリング
強くなるためにはボルダリングに取り組むことが必要です。
・初段を2本
・《ウラヌス》(天王岩)

○スポルト・ルート
グレード更新は脇に置いといて、実力を付けましょう。
・5.11cを通算8本にする(あと1本)
・5.11dを通算8本にする(あと5本)
・5.11dを1日でRP
・5.12aを3本

○スラブ
・5.11後半を登る

○トラッド
・《予期せぬプレゼント》と《完全なる酒乱》

○マルチピッチ
・屋根岩3峰で《南稜レモン》のバリエーション

○トレーニング
・正しい姿勢を身につける
・前腕ハム化プログラム
・キャンパ

欲張りだな〜。さて、何を登りましょう?とりあえずの候補。

○取り組みたいボルダー課題

苦手克服のため《ウラヌス》は必須。小川山では《ダウンはいらない》(1級)と《黒豆》(1級)は必須。アンダー強化として、《田嶋ハング》(初段)か《緑のマント》(初段)のいずれか。奥多摩では《開かずの扉》(1級)、《クライマー返し》(初段)、《ミジララテスタ》(初段)のいずれか1本。《遼》(2段)も要検討。

○取り組みたい5.12a
魅力的なのは、《ショットガン》(氷川屏風岩)、《アーバンテイスト》(障子岩)、《ボディ・ウェイト・ダイレクト》(障子岩)、《北落師門》(北川の岩場)、《獅子王》(榛名黒岩)、《ウッシーⅠ》(白妙橋)。暖を求めて、《虹の戦士》(障子岩)。


○取り組みたい5.11d
魅力的なのは、《ラップ》(障子岩)、《ケンシロウ》(白妙橋)、《丑王》(榛名黒岩)、《牛澤ルート》(川乗)。暖を求めて、《フォルティシモ》(川乗)。

○取り組みたい5.11c
《錦繍の谷》(川乗)、《あるファシストの終焉》(川乗)。いつかは《エアウェイ》(二子山)。