2014年10月30日木曜日

クライマー返しday6@御岳

ちょっとだけ御岳。クライマー返し。

やはり前回の感触は間違っていなかった。何度かやって、ハイステップにも成功。

左手ガストンで、


右手ジャムをきめて、


足をあげたら、


左手カチを持って、


離陸して、


宙を舞う。


左膝関節が不安定。落ちるときも膝関節を庇ってる。

左手ピンチタッチに成功した。離陸の成功率は100%。おおいに可能性を感じた。

膝関節が不安なので、深追いは無用。また行きます。

○追記1

僕なりのナックルジャム。中指がくさびになってエクスパンションする仕組み。指の太さとか長さによってやり方は変わるでしょう。僕は指はすごく細いです。人それぞれやり方は違うと思われるので、人から教わっても意味なかった。


○追記2

気になった岩を見てみたら、遠目で見て感じていたよりも固くしまっていた。そして、RCTマークを発見。ミジララテスタ的ないい課題になりそうな予感がする。


2014年10月29日水曜日

クライマー返しday5@御岳

ちょっとだけ御岳。クライマー返し。

岩の上に立って、ナックルジャムをきめて、左足を上げようとするとジャムが外れることで有名な、クライマー返し。

とんだ考え違いをしていた様だ。左足を上げた状態を想定して右手ジャムをきめないといけなかった。荷重の方向が変わる。

岩の上に立って、左手アンダーガストンで身体を左に寄せて、岩の左端に右足で立って、右手ジャム。左足を上げる。普通はハイステップみたいだけど、体の硬い僕はヒールにしてみた。で、左手をフェース面のカチ。そこから一瞬浮いた。一度だけ。

ジャムは中指を中に入れてみた。これは工夫の余地あり。

可能性を感じた。また行きます。

2014年10月27日月曜日

《一輪車》&《池田カンテ》&《岩と岩の隙間》完登@はじめての三峰ボルダー


いつものパートナー松氏&湯teaと、はじめての三峰ボルダー。自宅から2時間ちょっとといったところか。ねらいは《一輪車》。

三峰ボルダー

三峰はとても良いボルダーエリアだった。静かな河原にスケールのあるボルダー。絶妙なフリクションを活かしたスローパーが印象的な課題たち。

まずはアップでどくろ岩。日本ボルダリングエリア(上)では、とぐろ岩となっている。黒本が入手困難になりつつある現在、この岩はじきにとぐろ岩になってしまうのだろうか。黒本44番、45番の区別がつかなかったので、両者の間を(というか両方を使って)登った。それから、43番(3級)一撃。アップに最適

そらから、《おじゃま足》(3級)。ライン取りがイマイチ分からないんだけど、右カンテ課題として登ったら、3級くらいだった。左フェースは離陸困難。打ち込めば出来そうな予感はしたし、登れれば楽しい予感もした。50番(1級)もちょっとだけ触ったけど、なかなか厳しかった。

それから、本題の《一輪車》

どーーーーん

7回くらいで登れた。見た目も、ムーブも素晴らしい課題だった。下部がスラブ状になっていて、スリップして落ちたらちょっと怖い感じもいいスパイスになっている。最初に左カチを取りに行くときは、ドキドキ。とにかく良い課題。グレードは黒本だと初段、日本ボルダリングエリア(上)だと二段。しかし、初段が限界の僕が10回かからず登れたって事は、1級くらいかな?ベストコンディションのこの日の状態だと、かなり登りやすくなるようです。スローパーだし、左手のカチは滑るし、コンディションがこの日程良くなければ初段になるでしょうし、真夏の真っ昼間のスローパーに直射日光が当たる中で登れば二段にもなるでしょう。

目標を達成したところで、同じく《一輪車》に打ち込む湯teaの戦いを観戦しつつ、すぐ後ろの人の字岩へ。

人の字岩?

しかし、トポの課題と現状が一致しない。68番のスラブ(2級)はスラブじゃない。69番の《人の字凹状》(1級)は10級。70番の《白いカンテ》(1級)はカンテじゃない。横転したようです

人の字岩マントル

川側にマントル課題を設定してトライしてみたら、難しかった。



結局登れなかったので、また次回。

合間に、課題見学。《春と修羅》は完全水没。水深2mといったところ。《リガルマ》(1級)というマントル課題がなかなか面白そうだった。

湯teaの《一輪車》を待つ間、お隣の《池田カンテ》(1級)もやってみた。カンテ上にラップで右手を出すところで落ちると、下部のスラブ状と右の一段下の間に落ちそうで、ドキドキ。一歩を踏み出す勇気が気持ちいい。右手ラップから左手クロスを出そうとしたら、右手が邪魔で良いところを持てず、右側に落ちること数度。閃いて右手をできるだけ上、左手を下にしたら、うまく行った。そこから右手を再度ラップで出すところが、これまた怖い。良い足がないので、キャンパ気味に足を切ることになる。とまるのか、とまらないのか、不安なまま飛び出す勇気。ラップがとまったら、も一度キャンパ。ここまで来ると吹っ切れてるので、迷い無く飛び出せた。完登。とても良い課題。見事《一輪車》を完登した湯teaも参戦したものの、下部でリーチが厳しく敗退してた。

湯teaの《池田カンテ》を観戦しつつ、僕は次の目標へ向けて、再度アップ。こんなの登った。

シルクハットの後ろ

めちゃ楽しかった。



マントル10級。

で、この日の朝早々に発見していた次の目標はこれ。


横から見ると、これ。


間に詰まっていた流木を除去して、へばりついていた苔を落として、トライ開始。

スタートはダブルフィストのリービテーション。両足を上に突っ込んでぶら下がって、両手を離したら、ハンド&フィストのリービテーション。ここまでは、予想通り。しかし、その後が長かった。いくら考えてもムーブが分からず、ぶら下がっては落ちることの繰り返し。



ようやくムーブを発見した頃には、あたりは薄暗くなっていた。結局、下半身は意外とシンプルに、上半身は予想外の工夫を凝らしたムーブが完成し、薄暗い中、渾身のトライを繰り出し、完登。

いやはや、難しかった。でも、ムーブが全然分からず苦労するものの、分かってしまえばさほど力を必要とせず登れてしまうって言う、この手のボルダーを登るときのいつものパターン。経験不足ですね。

《涼しいマントルSD》(初段)でグレード更新狙いの湯teaは、ムーブもでき上がっていい感じだったけど、よれ落ちして敗退。かなり惜しいところまで行っていたようです、僕は挟まるのに忙しくて見てなかったけど。

撤収時にはすっかり暗くなっていました。帰りの崖登りが一番辛かった。

あれ?松氏は何してたっけ?

2014年10月20日月曜日

クライミングジャーナル #33

なかなか面白いよ、クライミングジャーナル33号。


○ジャパンカップ87
1987年10月24日(土)、25日(日)に開催されたジャパンカップの記録。初日は瑞牆、不動沢、岩小舎ハングと屏風岩フェース・ルート。2日は、小川山、唐沢の滝右上の《パズル》。左側を制限して、グレードは5.11c。プロテクションはプリセットで、リード。優勝は堀地清次さん。


○ボリエールの広告
ニンジャにつづく最新作ジャズの広告。写真には、あの有名なペトラ遺跡のすぐ脇で登るクライマーの姿。これはさすがに今は無理でしょうねー。


○瑞牆山、エアウェイ2
十一面末端壁、アストロドームを左クラックのみで登り、エアウェイに合流して、お昼寝照らすに抜ける。5.12b/c。西村豊一。

○小川山、ハンバーガーヒル
屋根岩3峰北面のルーフクラックを抜けるルート。5.12b、65メートル。1987年8月17日、平山裕示、矢島隆明。
今は登攀禁止となっている屋根岩北面の情報に触れることがちょいちょいありますが、度肝を抜くエリアだった様子。

○城ヶ崎、オータムフェースとオータム・カンテ
1987年11月8日、14日、斉藤人氏、西村豊一(湘南クライミングS&Gチーム)。5.11bと5.10a。オーシャンロックエリア。

○城ヶ崎入門エリア 森正弘
フナムシロック、イサリビロック、なみだち、あかねの浜、

○湯河原茅ヶ崎ロック
1987年2月28日〜3月1日、10月4日。鈴木雄也(東京経済大Ⅱ部山岳部)、清水泰洋(登攀クラブNCP)。垂壁伝説(ヴァーティカル・レジェンド)、5.10d~11a。Jiro、5.10b~c。

○名張MCの岩場
ゴンチュッチュ、5.10b。1987年8月23日。クラックに触れない限定のボルトルート。

○フランス・グランプリとアルコのロック・マスター

○四方津の岩場、全面使用禁止
「造成工事の終了する夏まで岩場の使用はできない。さてその後は、新興住宅地の下でのクライミングとなるのか、それとも...」てことで、そのまま消滅してしまったんですね。残念。

○FAEクライミングフェスタ&コンペ
北海道、赤岩青巌峡でのコンペ。天国列車(5.12a)。

○ムカバキ・ボルダリングコンペ
行縢(むかばき)山ボルダー群でのボルダリングコンペ。

○谷川岳、一ノ倉沢大槍右岩稜
「第3登か?......な?......」

○剣岳、ドーム北壁、関西ヒマ人倶楽部ルート

○明神岳、西壁マイナースラブ

○甲斐駒ヶ岳、Aフランケ毒蜘蛛ルート
「初登時(82年8月)の記録と比べて、3ピッチ目出だしで残置が増えていた。(ハーケン1本、ボルト4本)」

○山を攀じって30年 小松猛
パートナー

水平クラックday2@奥多摩の岩場その12&むかし道ボルダーで下地作り

前回は7月下旬だった奥多摩の水平クラック。RPする気まんまんで挑み、見事敗退しました。

ガバから先のムーブが思い出せず、少しばかり苦労。ようやくムーブを思い出してこれは行けると思ったところで...フットジャムにより、プロテクションセットのポイントとなるバチ効きのフィストを提供してくれていたブロックがボロっと落ちた。ガバとガバをつなぐ核心の数手のムーブの鍵を握るいちばん大事なキーホールドが...

最早これまでかと思ったものの、バチ効きでない根性フィストで解決して、ムーブの修正はわずかに留まった。プロテクションセットのポイントを一手先に変更。そして、はじめてトップアウトに成功

身体を横にして水平クラックにダブルフッドジャムとか、そこから両手フィストで身体を逆に振って手より高い位置のクラックにヒールをかけたり、そこからさらに逆に身体を振って頭より高い位置にトーフックとか、アクロバティックなムーブの出来上がり。次回は完登したいですね。


15時頃に撤収した後は、むかし道ボルダー。前回目をつけていた岩(と岩の隙間)の下地作りに勤しんだ。これは見事成功。あとは、苔を落とせば登れる。《ビターン》の下地は絶望的

2014年10月10日金曜日

クライミングジャーナル #32

あーおもしろい、クライミングジャーナル32号。


○いま注目の岩場 裏六甲不動岩
織田博志。5.11台までの一大エリア。


○特集 現代フレンチ・クライミング
「活躍するプレンチクライマーたち」、「J・B・トリビュのハード・クライム」、「フレンチ・フリークライミングの台頭」


○連載3 クライミング・ハンドブック「ムーブのテクニック ガイダンス」
「ジャミング(Jamming)・テクニックは、ビギナーにとってはわかりにくいテクニックだが、一度マスターすれば、(それほど)複雑なものとは感じないはずだ。」コブラ・クラックなんかを考えると、クラック・クライミングは全く考えられなかったくらいに発展してるようです。


○この秋に登りたい宮崎の岩場 
宮崎登攀倶楽部。広タキスラブ、硯岩スラブ(UFO岩)、行縢山(むかばきやま)、比叡山、矢筈岳(やはずだけ)。宮崎すごい。スケールがでかい。


○奥多摩・白妙フェース
《新青梅怪道》(5.11d)、1987年8月10日、小林幸雄(ザ・テンション・プリーズ)、松島晃(同)。「今週もかっとんで行きます、ドライバーは、幸ちゃん、当会唯一の冷房車所有者、そして誰もが彼の車を、動くモーテル・カーSEXバージョンと呼び、向かうは奥多摩のビュークス、カルケールへ。そして当会は、あまりにも軟弱クラ部、ゆえに今回は強力な助人、チーム69の井上健二氏と、金銭トレードで獲得した堀越隆正氏をむかえ、雨の日でも登れる様なルートを作ることにしました。その第一弾がWARで、これは第二弾になります。気象庁御推薦、NHKの倉嶋さんも太鼓判5.12突入ルート。そして今回もドイツ方式よろしく、ボルトを先に埋め込んで、トップロープは止め、リードのみで作りました。核心は二本目と三本目のボルトの間で、通称像の鼻を取りに行く当り。初登はスカッと幸ちゃんが決め、私も続き、8月10日ルートを完成させました。」

《WAR》(5.12a)、1987年3月21日、小林幸雄(ザ・テンション・プリーズ)、松島晃(同)。「取付きは新青梅怪道と同じで、直上して左へトラバース。すぐボディ・マシーンのルートに合流、7メートル登って終了。」


○奥多摩・越沢バットレス《龍ルート》(5.10a-b)


○小川山・兄岩《スケアクロウ》(5.11c)
1987年8月4日、橋本佳代子(同人α)、佐藤豊(JECC)、矢島隆明。「核心部は一本目と二本目の間で、ダイレクトに登って5.11a~b。・・・使用ギア フレンズ1 1/2番、2 1/2晩、3番、ロックス2番またはトリプル0番。」トリプルって何?発表時のトポではボルトは上部の3本のみだけど、100岩を見ると、今は全面ボルトルートになっているようだ。


○小川山・屋根岩2峰周辺
《Pride One》(5.10d)15m。1987年8月10日~11日。田中(イカロス)、志賀光則(イカロス)、村上紀之(イカロスⅡ)。「下部のカンテは使わないこと、ボルト四本目クリップ後、左のカンテを使用して登るとグレードは5.10cとなる。」

《板橋音頭》(5.7)8m。1987年8月10日。綱信隆(チーム・イカロス)、志賀光則(同)。《Pride One》右のスクイズチムニー。「使用ギアはトリプル2番。」

《くのいち》(5.11b~d)、《子忍者》(5.12b)。1987年8月4日~15日。岩森仰(山岳同志会)、堀洋平(同)。「フェースみたいなスラブです!くのいちは取り付きの木を使わない。カンテより左のホールドを使うと5.11bになる。子忍者は取付の木を一本目のボルトまで使う。」


○小川山・スラブ状岩壁周辺
《小さな親切大きなお世話》(5.10b)。1987年7月12日。大平博正(チーム・ジェラシー)、五味晃宏(同)、橋本真紀夫(同)、大塚良子(同)。「オバサン岩と命名」とあるが、100岩では「プチロック」になっている。冒険性があって楽しそうなスラブ。「全体にボルトのキキがやや甘い。」


○涸沢岩峰群
《父ちゃんのバカ》(5.11b)。1987年5月6日。綱信隆(チーム・イカロス)、志賀光則(同)。「三本目のクリップができないので注意。」


小川山・リバーサイドエリアの発表
《アウト・オブ・バランス》と《コアラ》の間の謎のラインは、開拓中で、中間までで5.11cとある。100岩では途中までラインが引かれていて、途中からはボルトの表記のみ。まだ上までつながってないってこと?開拓者のリストには、土方敏彦さんの名。障子岩の《ロリータ桃子ダイレクト》の開拓者ですね。あれは爆笑だった。


○瑞牆山十一面岩末端壁
1987年8月14日~15日、西村豊一(湘南クライミングチーム)、日高健二(同)、大雲芳樹(同)。エアウェイ(5.12a)、ウェスト・サン(5.11-b)。
1987年7月19日、西村豊一(湘南クライミングチーム)。アストロドーム(シングル・ライト&レフト)。右が5.11b、左が5.11c。

○穂高岳屏風岩第1ルンゼで岩ナダレ
4人死亡、1人行方不明、3人重軽傷。アルパインってこわい。

○夢舞フリー・クライミング競技会
優勝は平山裕示。決勝ルートは、この時はまだ名前がついてなかったらしい《とろろ》(5.12a)。予選はリバーサイドの上部?使われなかったスーパーファイナルは《Working face》(5.12c)。現在は5.12b。

○室蘭・チャラツナイ海岸
Eフェース「レインボウ」。1987年5月31日、中林幸彦(室蘭RCC)、幕田茂樹(同)。2ピッチ、5.10d。

○谷川岳・一ノ倉沢
衝立岩・OVER TIME、第3登?

○北ア・剣岳八ッ峰袖の谷右岩壁
どんぐりルート開拓。1987年8月10日。永井豊(どんぐり山の会)、坂本憲正(同)、山口真(同)、星野公一(同)。8ピッチ、「岩質は花崗岩で硬いが全体的に草付ブッシュが多いのが欠点である。」

○北ア・穂高岳屏風岩
アウトサイダー、おひまならきてよね、コロナ、ミッドナイトエクスプレス、再登の記録。

○南ア・甲斐駒ヶ岳南坊主岩東壁
下部同志会ルート開拓。1987年8月14日、市山篤志(山岳同志会)、豊田敏夫(同)。7ピッチ、5.10b。

○頸城・能生川フヨ谷
1987年8月3日、鷹嘴勝之(東京緑山岳会)、樋口啄生、間野静雄(同)。

○白山北部・カベジシ谷奥壁スラブ《恐竜絶滅の謎ルート》
1987年8月14日、黒田人美(福井労山)、吉田智明(同)、篠原富和(縄文人)、斉藤寛次(GHMJ)。

○氷柱クライミングのムーヴ研究

○正月前に登れる(はずの)氷瀑はここだ!

○連載エッセイ2 山を攀じって30年
小松猛。

2014年10月3日金曜日

クライミングジャーナル #25

おもしろい、おもしろい、クライミングジャーナル25号(1986年)。



○奥多摩ボルダー裏街道 Part Ⅰ 秘密の花園
ザ・テンションプリーズ。「奥多摩町の村長さんも大絶賛。地元民しか知らない、この人気のない川添いの岩場には大小百個以上の岩が立ち並んでいて、助役さんも思わず大感激。」後のむかし道ボルダーの発表。もちろん、ノーマット。グレードは、男の子向き(パワフル)と女の子向き(バランス)の2つ。

○白崎海岸の岩場
「関西のカランク」。海からそそり立つ白い石灰岩の岩場が美しい。

○城ヶ崎通信その5 小林敏
かさごね、はしだて、ファミリー・クラック、おたつ磯、じょうせんが根、シーサイド・ロック、八幡野港北、大穴口(アストロドーム)、浮山エリアの紹介。ルートが信じられないくらい多い。

○南房総・鴨川 魚見塚展望台登らる
公園の石垣。グレードは5.9から5.11a。「花崗岩の石垣であるため、岩質は抜群。・・・ビレイポイントは整備されており下地も芝生であるので安心して楽しめる。」この頃は自由だったんだなー。

○慶応大学に吹き荒れるビルダリングの嵐
グレードをつけて、トポまで作成した様子。ナチュプロでリードまでしてる。本当に自由だったんだなー。

○大阪、私市・獅子窟寺ボルダー

○阿武隈山地・丸森の岩場
ファイアーマン・エリア「らっきょ」(5.11b)(TR)と、モアイロック「紅しょうが」(5.10b)。

○西上州・毛無岩 二本の新ルート
ボレロと、烏帽子岩直上ルート。

○再訪 仁寿峰 再見 旧友
仁寿峰のトポ。

○韓国からの手紙 その3 雪嶽山と蔚山岩
すごいスケール。

○断想 下又白谷

○遠藤甲太の岳人単探訪 オールマイティーの冒険家・鉄人 溝渕三郎
「まず食べてみてから毒があるかどうか考える」。小川山レイバックについて、「あの"レイバック"という命名はあかんですわ。あれ途中までぼくが腕力にまかせて、ワリワリワリっとのぼっちゃったんで、そんな名前になってしまった。あのルートはジャミングとオポジションで登るのが至当です。悪いことしちゃった。」

○剣岳東大谷 駒草ルンゼ〜三本槍正面

○甲斐駒ヶ岳南坊主岩東壁に新ルート
NO PROBLEM

○いま時代はタカトリだ!
冗談の様な2本のバリエーションルート。レイジーマッシュルームとクレイジーマッシュルーム。

○ちょっとふざけたドロミテ登攀ツアー 興津義訓

○九州の岩登り競技会
丹助岳、天狗岩(5.9-と5.7)と百畳岩(5.10aと5.8)。

○ボルダリングコンペ in 水俣
八の窪ボルダー、ブラックベリースラブ(右)(5.10+)。

○南山岩登り競技会
豊田市南山の女岩。

○ポーランド山岳協会の入浴シーン

白狐岩SD2級@御岳

おっと忘れてた。随分前のこと、天気が良かったので御岳に向かったんだった。

寒山寺に車を置いて、まずは下流のマントル課題周辺の様子見。遊歩道からの入り口が藪でふさがれていた。どけちゃわないといけませんね。

それから、上流へ遊歩道をてくてく。

マルガリの頭を横目に見つつ、鵜の瀬岩を華麗にスルーして、途中の露店で栗を買おうとしたものの小銭がなくてなくなく断念するアクシデントを乗り越えて、「ついんくる」にたどり着いた。

お昼ごはんは、そば。松氏もオススメのそばがうまい。一見して量が少なそうなんだけど、食べてみると満足のざるそば。クリームあんみつも少し分けてもらった。うん、これはとてもおいしい。次回のお昼ごはんはそばをやめてクリームあんみつでもいいかもしれない。

お腹いっぱいになったところで、またてくてく。

ソフトクリーム岩周辺に到着。橋の下、ちょと上流側の、水流で磨かれたスベスベの石灰岩のスローパー課題を登っておいた。トラバースの5級。指先のかかりが一切ないパーミングがとっても楽しい。

朝から活動して疲れが見えてきたところで、移動。忍者返しの岩に向かって、てくてく。

途中、私の家に知り合いがいたので、ご挨拶。この前掃除して登った私の家の後ろの岩を紹介したけど、全く関心を持ってもらえなかった。出版されたトポに書かれていない簡単な課題なんて見向きもしない人が多いでしょうね。楽しいんだけどなー。

てくてく。忍者返しの岩は大盛況。僕の課題は、前回敗退した白狐岩の右のSD2級。

もともと心もとないプッシャーのサックしかなかったんだけど、それを子供の昼寝用にあげちゃったので、MNS(マットないっス)。初手で落ちてケツを打ちそうな岩に雑巾を敷いておいた。

出だしがパワーなこの課題は、身体に刺激を入れないと離陸もままならない。しかも、足元に岩があって、離陸の体勢を作るのが難しくて、どこにシットしたものか判断に迷う。

今回は、左の岩にケツを半分のせて、左手スローパーでスタートしてみた。

初手を外すと思いっきりケツから落ちて痛い思いをすることは目に見えているので、なかなか思い切って手を出せない。手を出(すふりを)して足から着地するとこを繰り返すことしばし。ようやく自分から落ちにいかず手が出せるようになって、完登。

上部も緊張感があってなかなか楽しい。2級って、難しいよね。

しかし、SDというからには、地面にシットで、左手ガバからスタートしたいところ。初手が何もないスローパーにデッドという厳しい課題になりそうだ。

この日は、素登り、忍者返し、子供返しの全てが大混雑の中、果敢にも蟹に挑んでいるクライマーがいて、子供に話しかけてくれたので、ちょっとお話しした。そしたら、普段はルートクライマーで、なんと、いつか登りに行きたいと思っていた奥多摩の某石灰岩で登ってるのだと。キャリアの長いクライマーで、某チャートの話しとか、某チャートの話しとか、松島さんの話しなどもして楽しかった。ノボルンダーさんのこともご存知だった。

トレラン帰りのヨコマヤンさんにも会って、ヅッカーさんにも初めましてのご挨拶。

奥多摩クライミングって、楽しいなー。