石井さんと、瑞牆・前烏帽子岩・晩秋荒野。
一日目
短いアプローチピッチを上がった先のテラスは快適で素晴らしかった。ただし、強風でめちゃくちゃ寒い。コーヒーは温かくて正解。高速のPAで買ったクッキーを一緒に食べようと思ってたけど、寒すぎてゆっくり休んでる場合じゃなかった。
一回目、先にとりついて途中で降りてきた石井さんが残してくれたカムを使って登り始めた。一見したところ、下部の下開きのフレアしたワイドが核心部で、ここは右挿しだろうと思って右を入れてみたら、なんだかかぶりを食らって違うみたい。で、左差しにしたらそれはそれで辛い。石井さんによると手の大きい人はフィストで抜けるらしいけど、自分の小さい手ではスカスカ。ところどころ僅かに引っかかるところがなくはないけど、イヤなかんじ。助けになるポケットは1本指分で縁が立ってて指先が痛くなるからイヤなかんじ。リービテーションに可能性を見出して、降りてきた。
二回目、石井さんはトップアウトしてカムを回収して降りてきたので、カムをセットしながらリード。リービは大変、左差しはやっぱりイヤなかんじ。テンション。ここでもう一回右挿しを試してみたら、ずるずると上がっていった。左フィストより右フィストのほうが効くみたい。ただし、wideboyzのジャミンググローブを付けて。素手orテーピングだったらフィストは効かないと思う。その場合は、リービか。いろいろ試して練習してみたい。下部を右フィストで抜けたら、あとは上まで抜けて、懸垂で回収して、終了。
自分の都合で遅めの集合時間になったので2回ずつで終わりだったけど、久々の瑞牆ワイドでとても楽しかった。
駐車場でクッキーを食べて、解散。
また今度。
二日目
前回と同様に遅めのスタート。前回より気温が高くて、前回と同じ強風が涼しさを運んでくれてありがたかった。
石井さんの1回目、スカスカの左ファストを挿して、時折ズリズリと滑り落ちながらもジリジリと高度を上げ、ロープにテンションをかけることなく登りきった。ナイスクライミング。
で、自分の番。右フィストを挿したら、前回よりも更に効きが良く感じた。下半身をなんとか固定して、フィストを突き上げ、完登。とっても久々にルートを完登して、終了点のテラスで喜びを噛み締めた。
後は、下部の核心部の練習。左フィスト&右手ポケットのコンビネーションは、フィストがスカスカで嫌&一本指ポケットが痛くて嫌で、やっぱりダメ。これやった石井さん凄い。右挿しリービは、右膝が効くとスルスルと登れて、実は一番楽かも。もう一つ見つけたオプションは、左アームバー&右手プッシュ。問題は、核心の抜け口で上部ハンドに左手を入れることになってその体勢がいまいちなのでハンドをキメたはいいもののという事態になりかねない&アームバーはスペースを要するのでカムを乗り越えるのに難あり&めちゃくちゃ疲れる。
いろいろ試して、楽しかった。長い目で見ると、こういうセクションをアームバーで突破できるようになった方が良いのだろうと思う。
これで終了。帰りはルーフロックで東京粉末のチョークといい感じのチョークバッグと赤いジャミンググローブを手に入れた。