2025年5月28日水曜日

正統派でいろいろ

 午後から雨予報かつ朝の動き出しは遅めということで、正統派に向かった。

メインは左からのトラバースで、左カンテからはじめて、きょじんが登ったカチカチの課題を横切って、正統派も横切って、右の岩に移って、そこからさらに過呼吸の岩に飛び移ってスラブを登る設定。

予想通りきょじんが登ったカチカチ課題のカチカチがちっちゃくって厳しく、ひとまずカチカチに半ば手をかけたところから右下の岩に飛び降りて終了という中間的な到達点課題を登っておいた。


本来のラインはまた今度。

あとは正統派を左挿し&右挿し、スタンド&シット、奥抜け&手前抜け、レイダウン・リービスタート・インバージョンとか、いろいろやってトレーニングして、終了。

2025年5月22日木曜日

瑞牆・前烏帽子岩・晩秋荒野

 石井さんと、瑞牆・前烏帽子岩・晩秋荒野。

一日目

短いアプローチピッチを上がった先のテラスは快適で素晴らしかった。ただし、強風でめちゃくちゃ寒い。コーヒーは温かくて正解。高速のPAで買ったクッキーを一緒に食べようと思ってたけど、寒すぎてゆっくり休んでる場合じゃなかった。

一回目、先にとりついて途中で降りてきた石井さんが残してくれたカムを使って登り始めた。一見したところ、下部の下開きのフレアしたワイドが核心部で、ここは右挿しだろうと思って右を入れてみたら、なんだかかぶりを食らって違うみたい。で、左差しにしたらそれはそれで辛い。石井さんによると手の大きい人はフィストで抜けるらしいけど、自分の小さい手ではスカスカ。ところどころ僅かに引っかかるところがなくはないけど、イヤなかんじ。助けになるポケットは1本指分で縁が立ってて指先が痛くなるからイヤなかんじ。リービテーションに可能性を見出して、降りてきた。

二回目、石井さんはトップアウトしてカムを回収して降りてきたので、カムをセットしながらリード。リービは大変、左差しはやっぱりイヤなかんじ。テンション。ここでもう一回右挿しを試してみたら、ずるずると上がっていった。左フィストより右フィストのほうが効くみたい。ただし、wideboyzのジャミンググローブを付けて。素手orテーピングだったらフィストは効かないと思う。その場合は、リービか。いろいろ試して練習してみたい。下部を右フィストで抜けたら、あとは上まで抜けて、懸垂で回収して、終了。

自分の都合で遅めの集合時間になったので2回ずつで終わりだったけど、久々の瑞牆ワイドでとても楽しかった。

駐車場でクッキーを食べて、解散。

また今度。


二日目

前回と同様に遅めのスタート。前回より気温が高くて、前回と同じ強風が涼しさを運んでくれてありがたかった。

石井さんの1回目、スカスカの左ファストを挿して、時折ズリズリと滑り落ちながらもジリジリと高度を上げ、ロープにテンションをかけることなく登りきった。ナイスクライミング。

で、自分の番。右フィストを挿したら、前回よりも更に効きが良く感じた。下半身をなんとか固定して、フィストを突き上げ、完登。とっても久々にルートを完登して、終了点のテラスで喜びを噛み締めた。

後は、下部の核心部の練習。左フィスト&右手ポケットのコンビネーションは、フィストがスカスカで嫌&一本指ポケットが痛くて嫌で、やっぱりダメ。これやった石井さん凄い。右挿しリービは、右膝が効くとスルスルと登れて、実は一番楽かも。もう一つ見つけたオプションは、左アームバー&右手プッシュ。問題は、核心の抜け口で上部ハンドに左手を入れることになってその体勢がいまいちなのでハンドをキメたはいいもののという事態になりかねない&アームバーはスペースを要するのでカムを乗り越えるのに難あり&めちゃくちゃ疲れる。

いろいろ試して、楽しかった。長い目で見ると、こういうセクションをアームバーで突破できるようになった方が良いのだろうと思う。

これで終了。帰りはルーフロックで東京粉末のチョークといい感じのチョークバッグと赤いジャミンググローブを手に入れた。



2025年5月18日日曜日

洞窟ボルダープロジェクトDay16くらい

この先しばらく天気が悪そうだから最後のチャンスだろうかと思いつつ、雨の中傘を指して洞窟に向かった。洞窟の中は空気中を漂う水の粒が見えるくらいに湿気ていた。岩は染み出しと結露でびっしょり。

足抜きのあとでなんとかレストの態勢を作れないだろうかといろいろやってみたけどダメだった。つなげトライはなし。

よほどの好天が6月になって続かない限り、シーズンは終わりだろう。

4月以降、かなり頑張ったし、惜しいアテンプトもあったし、チャンスはあった。でもキメきれなかった。たいへん悔しい思いもあるが、久しぶりにこれだけ時間をかけて完登にこだわったクライミングができたことは良い体験だった。

ひとまず、洞窟を出て、渓谷に向かおう。

2025年5月14日水曜日

洞窟ボルダープロジェクトDay15くらい

今度こそいよいよ登るぞってことで、ひとりで河又洞窟ボルダープロジェクト。

山全体がしっとりしていて、洞窟内も染み出しが抜けない。一週間前の38mの雨か。セパレートスタートの両手と足抜きアンダーガバとマッチからカチが湿り気。コンディションはバッドだった。

最初のアテンプトは、スイングに失敗。湿り気が原因。2回目と3回目は入念にホールドを乾かして臨んで、ダウンクライムで左手が出なくて失敗。右手の保持力がなかった。ここはきれぎれにムーブを練習するときは問題なくできるようになったけど、最初からつなげると保持力が売り切れていて無理。ここのところ毎回ここで落ちてる。

飯塚さんのアドバイスに従って即席持久力アップに励むのがいいようだ。

スタートからの湿り気でスムーズに登れないのも消耗につながっていると思うので、コンディションが改善したら事態は打開されるかもしれない。

完登は近い(って前回も思ったけど今回も思った)。

ところで、この洞窟のシーズンオフはいつから?前回は洞窟内がカマドウマパラダイスに近づいていてシーズンオフは近いかと思ったけど、今回は一匹も見なかった。どこに行ってしまったのか?洞窟内はまだ肌寒いくらいなので、気温は問題ではない。カマドウマによるシーズンオフまであとどれくらいあるだろうか?梅雨入りまで大丈夫なのか?


2025年5月11日日曜日

洞窟ボルダープロジェクトDay14くらい

前回のムーブ探りで可能性を感じたので、いよいよ登るぞってことで、飯塚さんと一緒に。前日のびっしょりからの乾きを期待したけど、朝はびっしょりだった。

アテンプト1

結露で湿ったままトライして、失敗だった。完登態勢に入ったらコンディションの良い時を狙うべきと学んだ。

アテンプト2

飯塚さんが帰ったあと、お昼ごろになって随分乾きが進んでから。マッチまで行った段階で左手の指先の感覚がなくて、アウト。感覚がなくなるのは初めてのことだったのでなんでなのかわからなかったけど、多分、足入れで左手サイドガバをもって右手をシェイクする時間が長かったからか。サイドガバはガビガビだから。あと、左手薬指にテープを巻かなかったのも良くなかった。小指と薬指はテープ必須。

アテンプト3

右手カチから左手を寄せてスイングに耐えてた。ところが左足のフットホールドが視界に入らなくて消耗し、ようやく置けたけど時すでに遅し。右手の保持力不足で失敗した。原因はたぶん体が十分に下がっていなかったこと。あと、左手で持つ場所を間違った。左手は一番右、人差し指は右端のフラットで、中指薬指はエッジを意識するのが正解。ここは前回確認したホールディングを忘れてた。ムーブはちゃんとメモに残すべき。そして毎回読むべき。一応これまでで一番いいところまで行ったので、良しとする。

最後はムーブの確認&途中からつなげる練習。右手をマッチホールドに飛ばしたら胸を岩にこすりつけるのがいいみたい。右手カチを持ったら体を引き上げると左手の右端ホールディングをやりやすいみたい。右足トーフックをかけたらその段階で体を下げるのがいいみたい。最初のニーバーからゴールまでつなげることができて、大いにいい感じ。次回は登れそう(って毎回思ってる)。

また今度。

なお、今回、どうせ乾くの時間がかかるだろうから読書&コーヒーでゆっくりしようと思ってたのに、全部家に置き忘れた。大失敗。次回から対策を考える。


洞窟ボルダープロジェクトDay13くらい

前日から当日の朝にかけて雨。午後になって一応見に行ったら案の定ビッショビショに濡れてて、見ただけで撤収した。

洞窟ボルダープロジェクトDay12くらい

ムーブの確認。

最後のスイングからダウンクライムは、左手の持ち方が問題。左手の手首を縦エッジの左に当てるとスイングに耐えやすいけど、ダウンクライムで不都合。手首を縦エッジの右に置くと、ダウンクライムしやすいけど、スイングに耐えるのが大変。で、オプションは3つ。

①精神論
左手首を右に回して持って、スイングをがんばる。
メリット ムーブが単純&時間がかからない
デメリット スタートから繋げてよれてる時にスイングをがんばれない

② テクニシャン
左手首を右に回して持って、右トーフックで左足ニーを外して重心を右に寄せて、スイングを最小限に抑える
メリット スイングが最小限
デメリット ムーブが増える&時間が長くて疲れる

③キャンパ
左手首を縦エッジの左に引っ掛けてスイングして、キャンパ気味に左手を右に寄せて持ち変え
メリット スイングに耐えるのが容易&時間が短い
デメリット 持ち変え時に右手が消耗して、次の左手を出せなくなる

どれも一長一短で悩む。とりあえず、②が有力なのではないかと。

また今度。

2025年5月2日金曜日

洞窟ボルダープロジェクトDay11くらい

11日目(たぶん)。またまたまた飯塚さんと一緒。

天気は朝から雨。最高気温は14℃。

半袖Tシャツとカーディガンでアプローチ。汗はほとんどかかず、涼しい。

アップ後、つなげトライ。

一回目、フリクション優先でテープなしでやってみたら、やっぱり足抜きムーブのときに痛くてダメだった。

二回目、小指と薬指と親指根元と手首にテープでやってみた。万全。マッチからカチまで行って、スイングに失敗した。

三回目&四回目、スイングに成功して、左足を置くところまで行って、右手の保持ができなくて失敗。最高到達点(最低だけど)をマークした。あと一息。

あとは次回に向けたムーブの修正ってことで、足挿しあたりをニーバーで通過できないかといろいろいじったけど、結局ダメだった。足挿し&足抜きで頑張るしかない。スイング時のムーブには改善あり。マッチしたら左手の手首を縦エッジに引っ掛けると、スイングに耐えられる。その後、スイングから左足を置いたら、縦エッジを乗り越して右にずらす。

コンディションは終日バッド。外の雨の影響下、ケーブ内もしっとり。スタートのホールドは染み出しでじっとり。途中からアンダーホールド周辺も染み出しが始まった。マッチホールドもしっとり。

この染み出しは、当日朝の雨なのか?4日前の16ミリの雨なのか?どっちだ?どっちかによって、次いつ登れるかが変わってくる。