2017年10月14日土曜日

ラブ・イズ・イージー@小川山

ずいぶん前になってしまったが、小川山でラブ・イズ・イージーを登った。

ラブ・イズ・イージーは、昨年の夏にじゅんさんが打ち込んでいるのを見ていて気になっていたルートだ。トライ中の@mountfineさんにお誘いいただき、こうして登る機会を得た。

ラブ・イズ…のある無名岩峰は遠い。リングサイド・エリアを抜け、もどき岩を抜け、ずんずんと高度を上げてようやく到着する。

ラブ…に取り付くのは骨が折れる。まずは大国民ルートの1P目を登った先のテラスにたどり着かないといけない。

初見ということで僕から先に登らせてもらったが、オンサイト・トライなどと言えるものではなく、グダグダとプロテクションを探って、ムーブも解明できないままに上まで抜けた。

2回目、グズグズとムーブを探り、なんとかムーブを繋げる可能性を見出して上まで抜けた。

3回目、別人のようと言われる登りでRP。

とても良いクラックだった。ジャミングとフェースムーブの切り替え、複雑なムーブの構成、ストレニュアス、小さなプロテクションで核心ムーブをこなす緊張感。小川山で最初の5.11というグレードと聞いた。その歴史性に鑑みても、面倒なアプローチをこなしてでも登るに値するルートではないかと思う。

このクラックを一日で登ることができたことは本当に嬉しいことだ。もっとも、1回目と2回目のグダグダ、グズグズ感は何とかしたい。数日かけて登るから、一日で登るへ。より少ない回数で。グラウンドアップで。その先には、ハングドッグを拒否してと続くのだろうか。同じグレードでも、進歩の形はある。

0 件のコメント:

コメントを投稿