2018年2月20日火曜日

アバロン完登@城ヶ崎・浮山橋

午前5時に起床し、着替えを済ませ、クラッシュパッド他クライミング道具一式を車に積み込む。いや、その前に無駄に積んであった荷物を降ろす作業があった。これは前夜にやっておくべきだったと反省。ゴロゴロ石の苦手な下地なので、パッドは2枚。コーヒーを水筒に入れて、出発の準備は万端整った。

娘二人をなるべく起こさないように起こして車に乗せる。起こさず乗せるつもりだったが、結局起きた。

「お腹減った」(声を合わせて)

なだめすかしつつ一直線に南に向かって車を走らせる。先日敗退した城ヶ崎・浮山橋のアバロンが気になって気になって仕方なかったところ、knさんとじゅんさんがゲルニカと合わせてアバロンをやるからと誘ってくれたのだ。超ありがとう。

子供たちのお腹を満たすため、まずは平塚パーキングエリアで物資の調達にかかる。ずっと前に、あれは湯河原幕岩正面壁にクラックのトレーニングに行った時だったろうか、おしのさんがコーヒーが充実しているパーキングエリアとして教えてくれたところだ。コーヒーと、3人分のパンと、おやつを購入して、南西にひた走る。

熱海を過ぎたあたりで、左手に現れた公園に巨大な遊具が見えた。見えたというより、子供たちに見つかった。子供たちは公園の遊具が大好きだ。帰りの寄り道が決まった。登る時間が…。そのすぐ先には、モスバーガーがあった。子供たちはモスバーガーも大好きだ。帰りの食事が決まった。登る時間は…。

浮山橋の駐車場についたのは9時ちょうど。駐車スペースは最後の一つだった。あぶないあぶない。knさんとじゅんさんは先についていて、岩場に降りるとちょうどknさんがゲルニカを登り始めるところだった。ご挨拶して、早速おやつを食べつつ石で遊びはじめた子供たちと一緒に応援した。

しばらく子供たちと一緒に遊んでから、3人でアバロンでセッション。カンテがらみでムーブは明らかではなく、フェース面のホールドも持てるのか持てないのか持ってみないとわからないので、あーでもないこーでもないと思案するのがとても楽しい。

前回は右に出るラインと大きく左面に出るラインが登れるんじゃないかと思ってやってたんだけど、設定は「カンテを直上」という情報を得て、直上を試みた。ランダムに各種ムーブを試してたら、ラップが思いの外保持できることが分かり、その上の不明瞭なホールドも持てる場所を発見し、一気に解決の見込みが立った。どうも難しく考え過ぎていたようだ。ちなみに、この間、子供たちはおやつを食べつつお絵かき教室を開催して海の絵を書いていた。

完登の見込みはたった。染み出しが流れ込んでいるフットホールドをタオルで拭いて、ティッシュで水流を調整して乾かせば、登れそうな予感がした。子供たちは楽しそうに遊んでいて、まだまだ飽きる気配がない。急ぐ必要はないので、ゆっくりとお昼ご飯を食べて、持ってきたコーヒーを飲んで休んだ。

お昼過ぎの完登狙いの本気トライの一回目、目論んだ通りに乾かしたフットホールドが有効だった。ビクトリー・ガバに指先が届いた。まあそのあともバタバタアタフタとしたが、なんとかマントルを返し、岩の上に立った。振り向くとゲルニカの前では、knさんとじゅんさんがこちらを眺めていた。手を振って完登を知らせた。

吉田さん、じゅんさん、sjさんらがセッションをしたというこの課題を登ることができた喜びの余韻に浸りつつ、子供たちとひと遊びし、お昼過ぎに城ヶ崎を後にした。海岸での遊びが随分楽しかったようで、子供たちは帰りたいとも言わず、課題と向き合う時間を得ることができた。感謝感謝。

帰りは予定通りにモスバーガーでお腹を満たし、公園の遊具で薄暗くなるまで遊び倒し、その後さらに高速のパーキングエリアでお腹を満たし、楽しくおしゃべりをしながら自宅に向かった。充実の1日だった。

振り返ると、子供たちはずっと何かを食べていたような気がする。

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