2016年4月18日月曜日

センチュリーから、ハードグラニット

いつものパートナー松氏とクライミング。

まずはday3のセンチュリーでリード1回。前回わからなくなっていた下部の1ムーブをこなし、これまた前回わからなくなっていた中間部の1ムーブをこなし、テンション多数でトップアウト。

ここで、思いがけず、以前からブログ等で存じ上げていたソロクライマーと出会いました。嬉しいことです。

予定通り12時に撤収して、ハードグラニット。

傾斜があって斜上していて、TRを張るのに一苦労。この辺りも経験が圧倒的に足りません。TRで3回くらい。核心部のフェースムーブはなんとなく分かってきました。バチ効きの左ハンドをぶち込む一手がまだ。上部クラックは未着手。まだまだかかりそう。

松氏は早々に登ってしまいそうな気配が漂っています。われわれ巨人族にとっては、かなりありがたいサイズ感でした。

ハードグラニットという名前の由来はまだ聞いていませんが、ハードグリットを意識しているのではないかと思いました。一つには、ナチュラルプロテクションの上での難しいフェースムーブ。そしてもう一つは、そのムーブに失敗した時にスラブに叩きつけられるリスク。

ハードグリットといえば、これ。Gaiaです。



最近これを登ったショーン・マッコールがこちら。



トップロープでムーブを固めて登っています。

こちらは、アレックス・ホノルドのオンサイトトライ。



どちらが見応えがあるかと問われれば、まちがいなくアレックス・ホノルドでしょう。ショーン・マッコールのレベルのクライマーがトップロープでムーブを固めれば、このルートで落ちる気配は微塵も感じられません。

トップロープでムーブを固めるのは、ハードルを下げることだと言えるでしょう。もちろん、許容できるリスクの量と、リスクにさらされた時に発揮できる実力は、人それぞれではありますが、TRでのムーブ固めはほどほどにしないと、クライミングの面白さを損なうことになるのかもしれません。

それに、経験の浅い僕には、ナチュラル・プロテクションでガツンガツン落ちながら前進する体験は、これから上達するためには必要なことだとも感じています。スポーツルートで落ちることを極端に恐れていると上達できないのと同じこと。核心手前のカムの効きはいいはずです。固め取りもできます。でも、経験のない僕には、怖いです。

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