2013年4月1日月曜日

freefan別冊 安全BOOK3

フリーファン67号と一緒に届いた安全BOOK。



内容は前回のと同じものや以前にフリーファンに掲載されたものが多くて、新鮮味はそれ程でも。


事故事例。木を掴んだら木がすっぽ抜けたって事故は要注意。アプローチでも。

最新終了点の使い方。最近、こんなご立派な終了点にはお目にかかっていない。

危険な支点・終了点あれこれ。こっちはしばしば出会っている。

奈良・柏木の岩場での事故報告。事故の原因として「ルートに対してのシステム思考が欠如」していたことが挙げられていることが印象的。ある行動を起こしたら何が起こるのかを論理的に考えて行動しないといけないと、再認識。でも、登った後の高揚感とか登る前のルートへの意識の集中とかで、それが難しいんだけど。登った後にセルフを確保せずロープをほどこうとしたことは数えきれない。だからクライマーにかわっていつも注意してくれるビレーヤーには感謝。ビレーヤーとしても注意しないと。

ヘルメットの利用も示唆されている。フリークライマーがヘルメットをかぶらないのは何故だろう?フリーファン61号では、ヘルメットをかぶらない理由や場面がいろいろ挙げられていて面白い。特に注目したのが、軽快にシンプルに遊ぶフリークライミングの魅力が損なわれるという杉野さんの指摘だけど、これはトップクライマーの話で、僕のような初心者には無縁の話。だって、道具を軽くしたところで軽快には登れないからね。
そこには書かれていないけれど大きな理由と思われるのは、みんながかぶってないのに自分だけかぶるのはカッコわるいっていう同調圧力でしょうか。これに関しては、みんなと一緒ってことにどれだけの価値を見いだすかの個人の価値観の問題かなあ。みんなと一緒がかっこいいってのもカッコわるいけど。
あと、ヘルメットが、トップロープしかしないとか常にプリクリとか向上心のない人たちの象徴になっていて、それと一緒は嫌ってのも大きな理由でしょうか。僕も嫌だもんね。同じ理由で、メトリウスのPASは便利そうだから欲しいけど、岩場でPASをぶら下げてる人はかなりの高確率で常時プリクリの山岳会系のアレな感じの人たちだから、買うのを躊躇し続けてる。でも便利だから買おっと。

3 件のコメント:

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  2. 一連のクライミング誌のレビュー、さりげなく一言かましてあって面白いですねw

    メットについては、何だかんだでファッションですよね。着けないよりは着けた方が絶対良いんだから。僕は同調圧力の狭間で、妥協したのがクレイショでしたが…

    中~高難度のルートをメット着用でトライしてる人は、「クライミングにも真剣だけど、社会人、そして家庭人としての責務に対して意識の高い人」ですよね。これもなかなかかっこ良いスタイルだと思います。

    MTBやスケボみたいに「初~中級者はメット着用が当たり前」になるべきだと、最近思うようになりました。

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  3. 初心者のうちは安全意識は高めじゃないとまずいですよね。はやく5.13くらい軽快に登れるようになって初心者を脱したいものです。

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