2013年7月6日土曜日

ポケットマントルOS & 海への道#2

今シーズン2度目の小川山。いつものパートナー松氏と。狙いは名クラシック《ポケットマントル》。

9時過ぎに廻り目平着。金峰渓谷へ向けてアプローチ開始。カモシカサイドロックは思ったほど遠くなかった。

まずは《発熱の街角》(5.10b)でアップ。これはあっさりオンサイト、のつもりが、2本目のボルトの右を行くか、左を行くかで迷って、落っこちた。ここで敗退。2トライ目でRP。その後もう1回、3本目までかかった状態で練習で登った。

《発熱の街角》

これは難しい。右を行くべきか、左を行くべきか、どちらを行くべきか分からないと、思い切ってムーブを起こすことができなくて、ビビって心折れてしまった。結局ここは左のクラック沿いに登るのが正解の様子。分かってしまえば5.10bらしく登れる。

4本目のボルトの位置は理由が分からない。3本目から遠いので、4本目付近で落ちるとロングフォール。もう1段下のダイクに立ちこんだところで両手を離せるんだから、1段下でも良かったのではないか?しかも、今の4本目の位置と同じ高さの左のクラックにカムがきまるんだから、なおさらのこと。1段下にボルト&上にカムが妥当なような気がするが、なぜなんでしょう?


次は《ポケットマントル》(5.10d)。こちらはオンサイト成功

《ポケットマントル》

《発熱の街角》でグレード感覚を理解していたこと、両手プッシュマントルのムーブを経験していたことが効いた。《発熱の街角》が《ポケットマントル》のアップに最適ってのは、さくっと登って身体を温めるって意味じゃないんだね、きっと。

ルート名の由来のポケットは洗面器状態でした。そこに手を突っ込んでびしょ濡れ。使う人もいれば使わない人もいるというカムは、サイズが分からないので持って行かなかった。必要だったら敗退してやり直すつもりで。結局、不要でしたよ。落ちるところじゃない。使うとしたらフィストサイズかな?ムーブはだいたいマントル。一カ所だけ結晶をつまんでスメアでスラブ登り。全体を通してランナウトだったけど、集中してたから全然怖くなかったな。

そうそう、途中の下降支点として使うべきものらしい中間支点に残置のカラビナが1つ。しかし、支点は1つで、しかもハンガーはクルクル回ってた。これで懸垂なんてロシアンルーレットみたいなもんじゃないか?初登時よりも下げられたという終了点からの回収は、スリングを足したりいろいろして50mロープで可能だった。イレギュラーなやり方ではあるだろうけど。

《発熱の街角》で手こずって時間を要したのと、松氏共々《ポケットマントル》のトライにじっくり時間をかけたので、この時点ですでに良い時間。最後にハコヤ岩へナチュプロの練習。登ったのは《森林浴》(5.8)

右が《森林浴》

ナッツがよく効いた。登り始めたらすぐに雨が降り始めたので、最後はランナウトで急いで登ってオンサイト。ジャミングはほとんどなしでフェイスの登りだったので、ラクチンだった。

ここで撤収。

駐車場に戻って、黒豆岩でボルダー。

《黒豆》

前回登った右の2級と左の2級を再登してから、真ん中の黒豆(1級)。小一時間ほど粘って、右手出し、左手プッシュの体勢まではいけたけど、敗退。また今度。

○海への道 #2

マントルむずかしい。肩周りのこれまで使ったことがない筋肉にビキビキ響く。黒豆をやってたら海に近づけそうな予感。

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