2014年6月23日月曜日

陽の当たる場所@小川山

雨の小川山へ。

前の週末は仕事で岩には行けず、次の週末も仕事で岩には行けず、となると雨でも行きますね。

到着すると、予報通り雨。天気予報優秀。

まずはレインハイクで砦岩を見学。

門柱らしき場所にたどり着いたもののどれが右でどれが左か分からず、探してるうちに前衛壁に辿りついた。

まずは《完全なる酒乱》(5.10c)。んー、かなり立派。すごい威圧感。


それから、《とかげのように》(5.11b)。なかなかのスラブ。


《はさみむし》(5.10c)。これはいつかやる。


《ばんざいジャム》(5.10c)。これもいつかやる。


前衛壁を後にして、砦岩へ。

左奥の《とび出せ青春》(5.10a)、《シャイライツ・パンク》(5.9)、《ファイティング・マミ》(5.10d)。


《密林のマドンナ》(5.10d)も楽しそう。

右の方の《夏の終わり》(5.11b)。これは楽しそうなスラブだ。出だしから厳しそう。是非ともやりたい。ボルトがRCCだけど。


門柱あたりまで戻って、トンネルを潜ったら左の門柱を確認。上部に少しだけ《小川山シャンツェ》(5.11c)が見えた。登ったら爽快だろう。

といったところで、ハイキングの目的は達したので、一旦キャンプ場に戻って、お昼ごはん。

午後は、お殿様岩で《陽の当たる場所》(5.9/10a)。


雨は降ってるけど、登ります。ハイキングに来たんじゃないんです。登りに来たんです。

昨年の雨の小川山で、雨でも登れそうなことを確認していた《陽の当たる場所》。思った通り取り付きは雨が上がったと錯覚するほど乾いてた

クラックの中に上から流れ込んだ水の筋があって、上部も濡れてそうだけど、何とかなるでしょってことで、レッツゴー。

チムニーのなかに滑り込んで、ズリズリちょっと上がって、奥の方にキャメ4。ズリズリちょっと上がって、頭の上にキャメ6。そこからチムニー内を外に向かってトラバースして半身を出して、ズリズリ上がって、フレンズ6。6だとちょっと狭いかなとも思ったけど、上は狭くなりそうだから5は温存。

で、そこからズリズリ上がって行ったら、いつまでたっても隙間は狭くならず、5はすかすか。フレンズの姿が視界から消えて、落ちたらグラウンドだよねと感じる頃に、一見してドガバのフレークが右手に見えてきた。ここにキャメ2。

この辺りから岩はじっとり。しばらくズリズリやって、途中でびしょ濡れのエッジを掴んで身体を隙間から出して足を上げたりしつつ、再びチムニーに滑り込んだ。

残るは抜け口まで3mほど。スクイーズ・チムニーでプロテクションは取れない。フレークに入れたキャメ2は足下から5mほど下。しかも、フレークは叩くとパカパカ鳴る薄いやつ。ここで落ちたらフレークのキャメは飛ぶよなー、飛んだらその下のキャメは遥か彼方で意味ないよなー、なんて考えつつ、落ちないと信じて突撃。

びしょ濡れのチムニーをズリズリ。抜け口の広がってるところのフレークを目指したら、フレークは思いのほか甘い。たっぷり雨を含んだ岩茸が乗ったフレークを掴んで、這い上がって終了。

死ぬかと思った

終了点はリングボルト2本に残置ロープに環付き1枚、ノーマルビナ2枚の贅沢な仕様。雨は止んでいて、ここで新撰組のフォローをビレー。

アハンウフンと嬌声をあげて、チムニー内で眼鏡がズレるという鉄板の眼鏡芸を披露した後、力尽きてテンションかけたら股間を大根おろししながらチムニーから吐き出されるという爆笑クライミングを見せてくれたそうです。上からは見れなかったのが残念。

松氏にバトンタッチして、フォローで迎えて、下降はロープの回収を考えて裏面のしぐれ側にラペル。

良い経験ができました。これでトラッドの最高グレードを半分更新。

その後は、雨が上がって乾き始めた左岸スラブで《ジャーマンスープレックス》(5.10b)。ワイドクラックでよれよれで、手も足も出なかった。

雨予報にもかかわらず一日遊べて、大満足で終了。

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