2014年8月16日土曜日

《ジェイコブズ・ラダー》RP@小川山

1人で小川山。

まずはスラブってことで、おむすび山スラブへ。久々のロープソロ。狙いは、昨年敗退した《ジェイコブズ・ラダー》(5.10d)100岩の改訂で5.10dにグレードダウン直後にホールドの剥離で5.11aあるという話も

この岩場はアップができません。一番優しい《無名ルート》は出だし核心。ロープソロだとグランドフォールは必至。《ラベンダー》はグラウンドアップの悪名高き恐怖ルート。絶対に1人では登りたくない。というわけで、いきなり本気クライミング開始。

2本目のボルトの上のマントルが核心。ここは前回ムーブを確認していたので、何とか通過。これはもらったと思ったら、難所は思わぬところに待っていた。3本目のボルトの上に数歩上がって、ボルトが足より随分下になった時、行き詰まった。頭上にはダイクが見えていて、デッドで出せば手は届く。スタティックにはいけない。足は疲れて滑りそう。指も疲れてきた。保持も限界。一か八かで右手をデッドで、えいやっ!

で、落ちた。ロープソロでの初めてのロングフォール。止まったよ。あーよかった。

ロープバーンを作って意気消沈したので、3本目までかかった状態で登り直して、終了点まで登ってヌンチャクを回収。あとはボルダーでもやるかなーなんて思ったけど、地面に降りると、もう一回やろうという気になるのが不思議なところ。

もう一回トライ。核心のマントルは左足を工夫したらもっと楽にできた。3本目の上も、右寄りで行ったら左手がスタティックに出て、問題なし。あとは大きめのポケットを拾って、終了点まで。RP成功。今季のスラブの最高グレード。

成果を出したので、あとはボルダー。

《グロヴァッツ・スラブ》(初段)は上のポケットに右手が出て、保持できた。一歩前進。

次はもう一つの敗退テンプレ、《タートル・マントル》と思って上に上がると、目の前にチョークまみれで真っ白になった岩を発見した。

《スィール》3級

一見してマントル課題。トポを見ると、《スィール》(3級)。掃除ついでにやってやろうじゃないかってことで取り付いたら、これが難しい

《スィール》のホールド

ホールドは3つ。明瞭なんだけど、ムーブが分からん。お風呂マット1枚の地面からは右足のヒールは届かないし。右上のカチは方向が悪くて下からだと効かないし。すごーく打ち込んで何とか完登


ついでに、ホワイト・ブロックの右端の3級。黒本だと無名だけど、100岩では《ホワイト・アウト》という名が与えられている。

《ホワイト・アウト》

下部はガバなんだけど、高いところでのマントルが緊張感があってよろしい。いっかい落ちた。2回目で完登。

で、本題の《タートル・マントル》(1級)。マントル体勢に入る左手が保持できて、一歩前進。

ついでに、左のマントル8級と、右のSD4級も登っておいた。

SD4級

4級はダイナミックなムーブから緊張感あるマントルでとても良かった。

以上。

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