2025年7月13日日曜日

瑞牆・前烏帽子岩・適当なマルチ

 コッシーと小川山でお気楽マルチでもと思ってたけど、西條さんに烏帽子&前烏帽子岩あたりと誘われて。

前烏帽子岩でジキルかハイドを通って上まで抜けるマルチ体験会にしようということになり、ジキルとハイドのアプローチピッチを登ろうとしたら、湿っていたこともあり意外と悪く、フォローが落ちたらブランと振られて大変なことになりそうと判断して、中止した。

かわりに、一つ右のルンゼを登ることにしたら、一段上に短いけどキレイになればキレイなワイドが出てきた。その下でピッチを切って、ビレー。キレイになればキレイなワイドは、本当に短いスクイーズを抜けた先でオフウィズスになり、その出だしはハンド&フィストのリービが唯一の解決策だった。ワイドを抜けたところでピッチを切ってビレー。リービ未体験のコッシーは苦戦し、何とか引き上げた。

ワイドを抜けた先、右には巨大なチムニー。後でガイドブックを確認したら、多分これは掲載されている5.6のチムニー《迷道》。左には泥ルンゼ。プロテクションが取れなそうな濡れたチムニーほど怖いのもはないので、迷わず簡単そうなルンゼを選択した。明るいところに抜けたら、そこはたぶんジキルとハイドの終了点。ここでピッチを切ってビレー。

そこから、《新緑荒野》の4P目と思われるボルダーの重なりを登って、テラスに出た。

その先、予定では、さらに上のテラスに上がって《イージー・スタート》を登ろうかと思ってたけど、晩秋荒野と共通の木の上はけっこう難しいのと、手持ちのビレイデバイスの都合でラペルが面倒なことになりそうだったので、テラスから歩いて降りた。

ここで昼寝。前夜は睡眠時間4.5hだったので眠気が強く、ぐっすり眠れたけど、寒かった。

そのあとは、志賀ランドと入口岩を見学し《あげこまるルート》5.10aにとりついたけど、湿っていたのもありコッシーには難しいかもしれないと判断し、方向転換。隣の《奈香良クラック》にとりついた。ガイドブックにはやや苔むしていると書かれているが、思ったよりキレイだった。しかし、ガイドブックにはやさしいワイドクラックと書かれてるのに、全然そんなことなかった。中間部、キャメ6番はギリギリ効かず、体は入らず、こんなにちょうど良く不都合なサイズのワイドは初めてだった。泣きながらクライムダウンで敗退。なお、ガイドブックにはキャメ2から5を1から2セットとあるが、キャメ5は使えなかった。中間部の終わり頃まで到達したら使えるのかもしれない。キャメ1は奥の側面にキマった。ガイドブックの記載は何一つ参考にならなかった。どうかしてるよ。

と言ったところで終了。コッシーは登りの面では物足りなかったようだが、マルチ体験でシステムは理解してくれたみたい。

また今度。

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