西條さんと示し合わせて、瑞牆。
例によって土曜日のお昼に《ウォータースパイダー》をやって、夕刻に瑞牆の植樹祭Pに入った。濡れた洋服とかを乾かしてたらいちご農家がやってきて、翌日一緒に登るかもということになった。晩ごはんの準備を始めてたら、ロジャーさんも現れて、翌日一緒に登ることになった。ロジャーさんは雷火をやりたいとも言ってたけど、ともに敗退している《くまのプーさん》を登りに七面沢上流エリアにしようかということになった。行ったことないいちご農家も乗ってきた。急展開。
日曜日、遅れて到着する西條さんをおいて、ロジャーさん&いちご農家と先にエリアに上がった。ガイドブックでは《チョップスティック》まで65分くらいになってると思うけど、途中休み休み歩いたらちょうど120分かかった。エリアは肌寒いくらいで、ありがたかった。
いちご農家は《チョップスティック》を華麗に登っていた。クラックの中はヌメヌメだったらしい。前日夕刻から山の上の方は雲に包まれていたのが原因じゃないかという話し。めちゃくちゃ立派なクラックなのにクラックの中も外もまだ泥がついていて、登られ足りないんだと思う。たぶん遠いからだと思う。なお、《即決》も《トイストーリー》も濡れてたらしい。
そうこうしてるうちに西條さんが到着して、みんなで《くまのプーさん》方面に移動した。ロジャーさんは《クリボー》をやってたような気がする。ガイドブックによると「C3サイズの広めのハンドクラックが美しい好ルート」で「手の小さな人には厳しいサイズ」らしい。自分には無理。
いちご農家がビレーしてくれたので、《くまのプーさん》に取り付いた。前回発見したTスタック前進を目指して登り始めたけど、クラックの中は水が流れてびしょびしょで、そこまで到達できなかった。テンション。カムをつかんで抜けて、終了点を工作した。《くまのプーさん》の終了点は上の方の木2本からおろしたロープ&カラビナ2枚の残置あり。ロープの結び目が擦り切れていて芯が出ていたので、ロープを交換しておいた。2点から別経路で支点をおろしてて、左右の長さが揃わなかったのでカッコ悪いけど、勘弁してほしい。
そうこうしてるうちに、ロジャーさんが降りてきて、《くまのプーさん》をRPしてた。ナイスクライミング。コツは気合らしい。そのあと自分もRP。右のフィストとTスタックが決まる手前の抜けそうなチキンウィングで頑張るところがポイントだった。フィストがキマればTスタックも予定通りにキマって、順調に登れた。
無事にRPして安堵したので、そのあとトップロープで2回登った。1回目は右挿しのフィスト禁止で。自分のような高身長&腕長クライマーは、ワイドで普通のクライマーではフィストが届かないような場面でフィストがキマったり、早めにフィストがキマったり、ありがたいことも多いけど、だからといってフィストに頼っていると、どうやってもフィストが決まらないワイドでなんとかする技術の習得が遅れるので、フィスト禁止の試みは重要。今回はライトバルブチェンジャーでなんとかなることがわかった。テンション入ったけど。なお、フィストより10倍きつい。2回目は左挿しで。こちらは下部の岩の傾斜の影響で出だしからめちゃくちゃ辛かった。ほぼサイドワインダーに近い体勢になった。中間部はフィストがキマらなかった。前回の末端の末端でわかったんだけど、左のフィストは右のフィストより3ミリ位小さい。それでフィストがキマらない。しょうがないからハンド&フィストのリービテーションで、ところどころダブルフィストスタックで、ちょっとずつズリズリずり上がった。途中、足がキマらないところで、「Tスタックやったら?」ってロジャーさんが声をかけてくれて、リービテーションにTスタックっていう組み合わせもあることがわかった。左挿しも1テンションでトップアウト。なお、右挿しフィストの10倍きつい。ついでにもう一つの発見として、リービテーションでは下を通る腕の肘の位置取りが重要ってこともわかった。めちゃくちゃ勉強になった。
この間、いちご農家と西條さんは対岸の《マリーゴールド》に行ってて、キャッキャウフフと楽しそうな声が響いてきていた。こちらのうめき声とはえらい違いだった。あとで聞いたら、いちご農家はナッツが2本弾けとんでグラウンドフォールしたらしい。
といったところで終了。《くまのプーさん》を4回やって、帰りの歩きはヘロヘロだった。
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