2012年11月11日日曜日

氷川屏風岩にはじめまして

初めての氷川屏風岩。アプローチがつらいという噂を聞きつつ、様子を見に行ってきました。

山の斜度にビビりつつ、アプローチ開始。(2013年4月修正しました)

氷川屏風岩・遠景

ビジターセンターの横を入って、てくてく歩く。



あいさつ通りを右へ。



消火栓を左へ。



こんな感じの細い階段を上がる。



山に入って、踏み後をたどる。写真だと分かりにくいけど、顕著な踏み後がありますよ。



しばらく歩く。黄色い道標で、左にトラバース。25mくらいで、右に上がる。



こんな感じの黄色い道標があったら、右へ。


ここからひたすらジグザグジグザグ、高度をかせぐ。ここがつらい。頑張って歩くと、山火事防止の看板。ここを左に行くと、C峰の上に出る。ちなみに、ここを右に行ってすぐ上に上がると、A峰。



途中には、何ということでしょう、はじごまで登場。



途中からトラバース。



奥多摩の町並みを見下ろしつつ、歩くと、到着。



過去最難のアプローチでした。ポンコツの膝を守るために一本ポールを持って行ったものの、傾斜がありすぎて無用の長物となりました。

さて、クライミングはというと、この日の目標は《フラッシュダンス》(5.11a)を登って、《イクイノシシ》(5.11d)をお触りすること。

まずはA峰の《フラッシュダンス》へ向かう。C峰の頂上から、B峰とA峰の間を、フィックスロープを掴んで下降。滑って落ちたら死ねる。純粋フリークライマーにはこういうのはつらい。A峰右面は、完全にスラブでした。

フラッシュダンス(5.11a)

お隣の《直上右ルート》(5.10a)でアップすることにするも、この段階でいやな予感。チャートのスラブは厳しい。なにしろ、天王岩の《冥土の土産》(5.10c)をまだ登れていない。

案の定、一本目にクリップした後にスリップ・フォール。出直すものの、上部でどはまり。ちっちゃいカチで耐えるのがつらい。テンションかけつつ、いろいろムーブを試して、一応トップアウト。もう一回やると一日がかりになりそうなので、回収。

本題の《フラッシュダンス》。こちらもいやなイメージを払拭できず、下部のフレークを抜けるところでどはまり。かなーーーーり長い間ハングドッグして、なんとか抜ける。ちっちゃいカチで耐えるのがつらい。上部でもどはまり。またもやちっちゃいカチ。どうにかこうにかトップアウト。なんだかフィジカル面でいやな感じがしたので、RPは諦めて回収。

《イクイノシシ》を触りにいくことに。取り付きは、C峰頂上から、B峰とC峰の間を、フィックスロープを掴んで下降。こちらもつらい。

イクイノシシ上部
イクイノシシ下部

《イクイノシシ》、難しい。これを登るにはよりいっそうの鍛錬が必要です。



以下、ムーブメモ

・スタートは顕著な斜めホールド。左手を奥まで突っ込むと、多少良く持てる。右手は軽くマッチ
・下の岩に右足。左足をガバ足に置いて、右上のちっちゃいカチ
・右をガッツリ保持して、左手を悪いサイドプル。指2本くらい
・右足を突起に上げ、左足を左の凹みに置いて、右手を平らなホールドへガストン
・そのままの姿勢でぐいっと体を引き上げて、左手を2本突起のアンダーへ
・この後が未定。目下のところ、右足で右上の縦ホールドを蹴って、体を安定させて、左手を右上の水平カチへクロス。松氏は、右足をさらに上の横ホールドへ上げて踏んで、右手を水平カチへ
・そこからガバマッチ。ここまでの下部ムーブがパワー全開
・大して休めないこのガバマッチから、右上のカチを右手でとる。ここは、中指を穴の中で下向きに突っ込む
・左足をガバのすぐ下まで上げて、膝を内側に折り込んで、右手パワー全開で保持しつつ、左足の推進力で体を引き上げて、遠い遠い左上のカチを左手で。ツイストロックっぽい感じ。このとき、右ヒジが上がってしまうと右手を保持出来なくて、体が上げられない。脇を締めると、右手の小指と人差し指のフリクションが生まれて、保持できる。右足は一歩上げて、横に走る亀裂に上げると良い
・左カチをとったら、体を上げて、右アンダーのガバ
・そこから、今度は上のホールドを左手で保持して、右足を上げてツイストロック。右手で上の遠い水平ホールドへ
・3つある水平ホールドをどれかを両手で持って、右のガバを目指して数手(この辺りはまだ固まっていない)。足がいいところにないのがつらそう
・ガバに到達したらほぼ終了


ということで、初めての氷川屏風岩はコテンパンに打ちのめされて終了。帰りは落ち葉に足を取られて滑り落ちそうになりつつ、命からがら奥多摩の街まで帰還。


さて、この日の調子の悪さの原因は何かというと、
・2日前に3ヶ月ぶりのジムで傾斜壁を登りまくって体幹に疲れが残っていたこと
・アプローチで疲れたこと
・朝ご飯がいつもより少なくてアプローチをこなすエネルギーが不足していたこと
・つらいアプローチにそなえて食料を少なめにしたため、休憩中の栄養補給が少なめだったこと
・実力不足

このあたりかと。

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