2013年6月30日日曜日

2013最初の小川山 & 海への道 #1 から、瑞牆ボルダー

おがわやまに行く。そう決めたのはいつのことだっただろう?

記録を見返してみると、障子岩で《お局様》をRPして小川山シーズンの開始を宣言したのは5月の末だった。そのあと仕事とか天気とかでタイミングが合わず、6月末になってようやく今年初めての小川山。

いつものパートナー松氏の都合が付かず、ソロで行く予定を立てていたところへ、天気予報の変化を見たsghr師が便乗宣言。さらにそれを見たmrkmくん改め新撰組も便乗宣言。3人で楽しく小川山に向かう予定が、sghr師がまさかのget up late。結局、新撰組と2人。

中央道の事故による通行止めによりいつもより1時間ほど時間がかかり、9時過ぎに廻り目平着。

向かった先は左岸スラブ。この日の目標は、昨年宿題にしてしまった《ジャーマンスープレックス》(5.10c)のRP。

足慣らしのため、まずは、左岸スラブの奥の方、《春の戻り雪》の取り付き一歩手前から右に入ったところへ。



《ビスタの夏休み》5.9

マスターOS。これは面白い。スメアリングのスラブ。ほぼノーハンドで進むセクションなんてのもあって、スラブの面白さを味わえた。最後のランナウトもあり、グレードにもかかわらず、小川山のスラブの魅力が詰まっている。


《往年の乱》(5.10b)

オンサイトトライはルートファインディングを誤って失敗。フットホールドを追いかけていたら《ビスタの夏休み》に寄りすぎてしまった。ロワー中にムーブを確認したら、ボルト沿いに直上できた。たぶん、岩の弱点じゃなくてボルトに忠実に登るのが正解。次の便でRP。件の直上部分は、ボルトの上で、右手はほぼ何もなし、左手は親指一本でプッシュで、右足を微妙なへこみにハイステップで立ちこんで、左足を左手付近の何もないところに上げるという緊張感たっぷりなムーブを要求されて楽しい。


《走れメロス》(5.10a)B&NP

《往年の乱》のロワー時に上部のクラックの幅を覗き見て、キャメ3番までを抱えてトライ開始。1本目と2本目のボルトの間にキャメ2。上部クラックでキャメ1(だっけ?)とマスターカム6。これもほぼノーハンドのスメアがあって楽しい。

この3本はどれも楽しい。ちなみに、終了点はボルトハンガー×2にリング。回収時は結び変えが必要です。

新撰組はというと、初めてのスラブにもかかわらず、《ビスタの夏休み》をいきなりリード。すばらしいモチベーション。1テンでトップアウト。RPトライはせずに、《往年の乱》へ。直上ムーブをこなせず心折れてました。しかし才能はあるね。なにしろ、ボルトより上のスラブであれだけドッカンドッカン落ちれる奴はそうはいまい

3本登った後に《ジャーマンスープレックス》を見に行ったら案の定先客がおり、時間がかかりそうだったのでパス。順番待ち核心を乗り越えるのは難しい。しょうがないので、ボルダーへ。

その前にソフトクリーム

クラッシュパッドを抱えて歩き始めたところで、。この時点で1時頃。

しばらく待ったものの、雨が止む気配はないので、雨でも登れる木の下のボルダーを登り始める。下のキャンプサイトの黒豆岩。課題は3つ。左が2級のマントル、真ん中が1級のマントル、右が2級のマントル。

黒豆岩


黒豆岩の右(2級)

フットホールドが小さい。スタートは、右手はリップ上、左手は下の水平カチ。結構苦労したけど、スタートの右手の親指がかかる浅いポケットを発見して、左手の1手目で浅い段差に親指がかかることを発見したら登れた。その後4回くらいやって、確実に登れた。


黒豆岩の左(2級)

こちらは両手リップ上からスタート。リップ上には段差もポケットもなし。フットホールドは大きい。何もないリップを押さえて、強引に左手を奥に出して、これまた何もないふくらみを叩いて、左足を一段上に動かしたら、登れた。

マントルはリップ上のわずかな凹凸をうまく使うことが必要で、数センチのフットホールドの違いも大きく影響するようだ。

真ん中の黒豆(1級)はおあずけ。新撰組は、土砂降り寸前、岩が濡れ始めた時に右の2級を完登。土砂降りの中を車に逃げ戻った

この段階で3時。乾くのを待つような時間ではなく、新撰組は瑞牆に行ったことがないということで、瑞牆ボルダーへ移動。瑞牆はボルダーエリアの一歩手前から路面が濡れていた。とりあえず、皇帝岩で登る。

まずは、100岩11番の4級。スタートからフットホールドが全然なくて、ちょっとしたへこみにスメア。薄いフレークをラップで持って、足を踏み替えて、右手でデッド。と書いている通り、激ムズ。体感3級。

次は、シットスタートだと《皇帝》になるところの上部マントルだけ、14番の5級。これは激ムズ。必死のアザラシマントルを繰り出してなんとか完登。体感3級。

それから、《ロイヤルポケット》(5級)。これまたフットホールドがなくて、微妙なへこみにスメア。持ちづらい左手のポケットとほぼ持てない右手の浅いポケットで、強引に右足を上げて、次のポケットへデッド。これが取れたら終わり。体感3級。

最後は《鏡》6級。めちゃ高い。その上、上部核心で、ハイステップでの薄いダイクへの立ち込みが要求され、しかもその後の右手が甘いスローパー。そこから一踏ん張りして左手のガバポケットが取れたら終わり。これは難しい。体感3級。メンタル的には2段。新撰組が反対側でマットを使っていたのでノーマットで登り始めたら、居合わせたクライマーさんがマットを敷いてくれた。クライマーって優しいですね。

と言ったところで、5時半頃かな?雷鳴が轟き雨も降り始めたので、撤収。雨の中車に逃げ戻って、本当に終了。


○海への道 #1

ボルダーの目標として、《豊の海》と《静かの海》を登ることにした。どちらもマントルが難しそう。最近はボルダリングをやってないので、マントリング技術の習得が課題。

今回、まずは2級のマントルを登れて、海への道の第一歩を踏み出したといったところ。あと4グレード。

2 件のコメント:

  1. 1日後悔して終わりました。

    静かの海は分かります。
    だが豊かの海はヤバい。あれ登れたら俺もテナヤ履きます(^_^;)

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  2. 豊の海、難しいんだ〜。知らなかった。
    でもなんとかなるでしょ。

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