3連休の最終日、混雑を避けて小川山は自粛し、奥多摩へ向かった。
前日の大雨もあり、ルートはびしょびしょ。予定通り、いつものパートナー松氏と僕は、以前から目をつけていた水平クラックに挑んだ。
ほぼ間違いなく未登のこのクラックは、薄暗く、短く、地味で、厳しい、奥多摩らしいクラックだ。
最奥からスタート。岩は前傾しているが、スタートにはぴったりのガバがあった。足をクラックに差し込んで、クライムダウン気味に数手。そこから先が厳しかった。フリクションのないチャートのクラックの縁は外傾していてうまく持つことができず、かといってフィストはすかすかでジャムも決まらない。さらにその先、バチ効きのフィストは決まり、視界の隅にはガバが見えるが、ガバに到達するムーブがなかなか見つからない。
長時間の格闘の末に、なんとかムーブは発見した。しかし、フィストの圧痛に堪えかね、敗退。数日経ったいまなお、拳には痛みが残っている。
両足をクラックに突っ込んでクラックの縁をパーミングで耐えたり、右足をクラックに突っ込んで両手それぞれにフィストジャムをきめて身体を真反対に振って左足をクラックに突っ込んで次の手を出したり、短い中に楽しいムーブが満載だった。
プロテクションも問題なく、持って行ったキャメの5番までとテクニカルフレンズの5番が大当たり。ただし、片手フィストでカムをセットするのは結構つらい。
また行きます。
0 件のコメント:
コメントを投稿