2015年7月28日火曜日

《かにもどき》@藐姑射岩・小川山

小川山でのトラッドな1日。藐姑射岩に向かいました。

昨年の小川山でご一緒させていただいてとても楽しかったもびさん&ポキさんとお会いし、また楽しい1日になりました。プロテクションのセット、ジャミングのムーブ、ルートへの取り組み方などなど、盗み見たりお話ししたり、とても良い1日でした。でも、一番はやっぱり、クライミングを楽しむ態度でしょうか。昨年ご一緒させていただいたときに、あくせくしないクライミング・スタイルに感銘を受けて、今年はそんなスタイルを実践しようと心がけているのですが、それが間違いではないと改めて思います。そういう目でルートを選んで、そういう目でルートに取り組むことで、得られることがあると思うのです。

《森林浴》(5.8)、再登。

このルートは、クライミングジャーナル29号(1987年)に掲載されたこのエリア全体の開拓者によるトポでは、《初夏の日ざし》となっています。関東周辺の岩場でも同じ。100岩場で、《森林浴》に変更。事情を察するに、藐姑射岩の開拓者たちが初登して記録を発表したものの、その後になって、じつは先に登られていたことが判明した、といったところかと思いました。100岩場では、《森林浴》の初登者は小林敏さん。しかし、事情はどうも違いそうな感じもします。クライミングジャーナル29号のトポには、初登者の名前と初登の日時が書かれているのですが、《初夏の日ざし》だけはそれがありません。開拓者の方々は、初登ではないことを知っていたと推測しました。ところが、ルートの名前についてはわからなかった、あるいは、間違えて伝わっていた、それが100岩場の刊行の際に正された、と言ったところでしょうか。いずれにしても、プロテクションのセットの練習になる、良いルートです。

ところで、クライミングジャーナル29号のトポは、とても良いです。丁寧な手書きのトポとルートの解説だけでなく、グラウンド・アップという開拓のスタイルや、思いにも触れられ、このエリアの自然を愛する気持ちも伝わってきます。

《冬のいざない1P目》(5.9)。上部がなかなか厳しいです。OS。回収トップロープでもう一度。

冬のいざない1P目

2階に移動して、本題の《かにもどき》(5.9)。3Pのマルチです。1年前にもびさん&ポキさんから話を聞いて、興味を持っていたルート。その名の通りトラバースということで、挑戦することにしました。

ここから

1P目(5.9)、リード。《冬のいざない 2P目》の取り付きから、左へ上がって、トラバース開始。左のルートのクラックに合流する手前が、すごかった。なんという充実感。グレードは5.9ですが、奥多摩で5.12のスポルトを上るのと同じくらいの充実感を得られます。素晴らしい。核心部のプロテクションは、もびさんは僕とは違う選択をしたそうで、これは悩みます。上部、テラスに出てから、どこでビレーするかも悩みます。それから、ある程度やむを得ないところもあるのですが、それにしてもロープの流れを悪くしてしまいました。これは反省。一つ勉強になりました。

2P目(5.7)フォロー。これまた緊張感満点。リードした松氏に感服。

3P目(5.5)リード。これはなんてことない。

ルート全体の構成が素晴らしいと感じました。これをグラウンド・アップで開拓したというのですから、恐ろしい話です。

最後は、《春の訪れ》( 5.10a)。《冬のいざない2P目》のアプローチ途中右上にある水平クラックです。なかなか厳しくて、2回やって、ピンクポイントに成功。ギアをセットしながらのクライミングは厳しいものになりそうです。あと、右側に乗っ越した先が苔と岩茸で怖い。掃除したら、トラバースまで楽しめる良いルートになりそうです。

春の訪れ

7時間近に下山し、1日楽しめました。

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