久々の文献購読。PEAKS59号(2014年10月)。
○山岳スーパースター列伝 草野俊逹
筆者は、森山憲一さん。最近よく名前を目にするクライミング・ジャーナリスト(っていうの?アウトドア全般か?)。「石の人」草野さんの学生時代からの「伝説」。
伝説その1。草野さんは女子大の石垣でトレーニングに励み、変人扱いされていた。トップクライマーの間では常識であった派手なタイツを拒否し、頑なにジャージを履き続けた。
どこで読んだのか忘れたけれど、山岸尚将さんも草野さんと同じ大学で、当時、「これを履かなければ強くなれない」と言われてタイツを履かされそうになり困ったと書かれていたような。どちらが真実でどちらが伝説なのか?
日本フリークライミングルート図集には、草野さんがド派手なタイツを履いて河又のマンモスケイブを登っている写真が掲載されています。ということで、森山さんが紹介されているエピソードが「伝説」。
伝説その2。大人気のボルダリング・エリア「御岳」の有名課題の多くは、20年前に草野さんがたった一人で作り上げた。
たった一人?草野さんに先立つ池田功さんの功績や、草野さんに続いた室井登喜男さんの業績はどこに行った?これも「伝説」。
筆者も書かれている通り、どれも「伝説」。読者であるハイカーに、クライマーって変な人って思ってもらって、笑ってもらうためには、すごくいい記事なんだと思います。
○Because it it there... なぜならそこに山があるから vol.50 田中幹也 文・寺倉力
たまたま読んでとてもよかったのがこれ。「ちなみに田中は49歳になった現在まで、一度として定職に就いたことはない」。素晴らしい!
何も仕事はしないけど給料を払ってくれる会社は見つかったのだろうか?
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