2024年3月1日金曜日

センチュリーバレー探索:鏡餅スラブ・裏のスクイズチムニー・ジョーズライト

 センチュリーバレーへ。

まずは、道路から見上げて誰しもが気になっている岩へ。メゴスの真上の鏡餅状のスラブ。岩の上に歩いて回ってフィックスを張ってラペルで降りてみると、なんとボルトが残されていてたまげた。おそらく40年ほど前の古びたRCCボルト。このエリアがその時期に登られていたという情報には触れたことがなかった。

岩は硬く締まっていた。フリクションスラブとマントリングを繰り返すクライミングになりそう。薄いダイクを頼りにするクライミングが悩ましいに違いない。最終局面で傾斜が落ちた頃に出てくる顕著なダイクがここまでたどり着いたクライマーを迎えてくれる。全長は25mくらいだろうか。ボルトが生きているかは怪しいけど、現代の技術に頼ればバックアップを用意することは可能。近々登りに行きたい。


なお、取り付きがわかりにくくて、下から近づいても木とゴチャゴチャっとした岩のフォーメーションで、肝心のスラブが見えない。スラブの取り付きまで登ってピッチを切ってビレーするのが良さそう。そこまでの道のりを多少整備したほうがいいかもしれない。

スラブの次は、その裏のワイドクラック。こちらはすごく短いうえに苔で汚れている。しかし、ホールドがないので典型的なスクイズチムニーのムーブになるので、面白いと言えなくもない。もっと下にあれば、センチュリーかアメジストの帰りに10回登って筋トレっていう使い方ができるけど、それにはちょっと離れている。取り付きまでの泥登りも厄介。一度上からアプローチしてフィックスを張ったほうがいいかもしれない。

最後はジョーズ岩まで上がって、ジョーズライトP。ムーブができるかどうかの瀬戸際で、プロテクションがセットできるかどうかの瀬戸際で、ホールドがもげるかどうかの瀬戸際。左手のまるっこいカチホールドが取れたら登れなくなりそう。プロテクションが怪しいので十分リハーサルしたいけど、やりすぎるとホールドが取れる、っていうジレンマ。手前に引くとあっという間に取れると思うので、なるべく下向きに優しく引きたい。最下部のオープンブックを抜けられるかは不明。

これで、アメジストと並行してやるルートが5本になった。少しずつ進めていきたい。



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