2014年9月23日火曜日

《ホップ・ステップ・ジャンプ》RPから、烏帽子岩アプローチボルダー@小川山


久々の小川山。今シーズン全く登れていないスラブの成果を求めて、《ホップ・ステップ・ジャンプ》

今回は、マラ岩のアプローチを上がって、マラ岩下ボルダーから右に踏み後をたどってみた。100岩に記載された涸れ沢のアプローチよりも楽ちん。

《ホップ・ステップ・ジャンプ》は3日目。

参考:1日目 2日目

当初あれだけ苦労した下部のムーブは問題なし。両手ポケットをプッシュして、右足でエッジに立ち上がって、左手が出る。

前回は最上部は左寄りを登ってて、かなり難しいと感じていた。今回は右のカンテ沿いのラインを登ってみた。途中までは、手か足にしっかりしたホールドがあるけど、少々厳しいムーブ。終了点直下は、傾斜は落ちるけど手も足も何も無くなって、しかも岩茸で、緊張感あり。

初登時は左寄りのラインを取った様子もあるんだけど、右寄りのカンテ沿いも一番露出した所を登って爽快だし、ムーブも楽しいので、今回は右寄りのライン取りで良しとした。あの岩は弱点を突いて一番登りやすいところを登るのがいいんじゃないだろうか。

3日目でRP。初日と3日目は午前中のみだったので、実質2日ってとこか。まだまだ実力不足。これからだ。

成果が出たところで、烏帽子岩アプローチボルダー。前回見学に行ったときはイマイチ魅かれなかったんだけど、今回行ってみたらとてもよかった。見通しのきく広場にボルダーが鎮座する雰囲気が良くて、居心地最高。トポは、ロクスノ55号で発表されて、その後、100岩の伊豆・甲信増補改訂新版瑞牆山ボルダー収録バージョンに掲載されています。最近出た日本ボルダリングエリアには何故か掲載されてないので、訪れる人が増えることはないでしょう。

まずは《Kamokana》(3級)。ガバからガバへの一手。一撃。

Kamokana

それから、《青大将》(3級)。見た目に反してパワフル。一撃。

青大将

さらに、《どんぐり》(2級)。バランシー。2撃、と思いきや、トポにはないけど、実はシットスタートという話。どうりで、同じ2級の《急流》との差が激しいと思った。

どんぐり

で、その《急流》(2級)。これは難しい。ポケットから、左のカチをとったものの、フットホールドが悪くてそこから動けない。ポケットの保持で指の真ん中あたりの皮が持って行かれるので、深追いはしなかった。今回は持って行かなかったロクスノのトポには、「顕著なポケットから豪快に上部のカチホールドを取りにいく」とあるので、もしかしたら左のカチは使わず右手出しなのかもしれない。

急流

で、本題の《濁流》(1級)。これは面白かった。下段のガバカチマッチから左上の遠い一手。そこから、右上の遠いカチへ。

途中、裏烏帽子のロケットマン帰りのクライマーがやって来て、ちょっとだけ一緒に登った。遠い一手目を、キャンパでとめていた。さらに、二手目は手に足でかきこんでスタティック。強かった。あれは3段クライマーは確実、もしかしたら4段クライマークラスかもしれない。勉強になった。

非力な僕は、一手目は右足ヒールで身体を持ち上げて、えい!手に足で引きつけができないので、足技でごまかす。右足をわずかなフリクションに頼って下部に残しつつ、一瞬マッチして、そこから右上の遠いカチへ。カチを保持したら、足ブラでスタートホールドに右足を上げて、左手寄せ。そこから、右上の丸みを伺う。

これからだ!と気合いが入ってきたころに、二手目の右手の保持で、結晶が食い込んで中指の皮が盛大に破けた。痛いのなんの。さらに、血もにじみ出てきて、終了

また行きます。


トポを見てて気付いたんだけど、ボルダーエリアのずっと先の裏烏帽子に、《窓から這い出せ》っていう5.11cのスラブがあるんだな。気になるー。

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