狙いは屋根岩4峰サラダむし。その前にクラックを幾つか登りたいということで、キャメ6までを抱えて足取り重くアプローチ。4峰周辺は踏み跡薄く、軽く迷いつつ顕著な斜上ダイクにたどり着いた。まずはアップを兼ねてトキオ83'。
トキオ83'は2Pのルート。1P目はスラブからクラックの5.10a。松氏がリードしてオンサイト成功。僕はフォロー。スラブ部分はなかなかのクオリティで面白い。上部の短いクラックもバランスが悪くて厳しい。終了点は木にスリングにリング。
2P目のクラックは5.9。僕がリードしてオンサイト成功。フィンガーからワイドまで盛りだくさんでとても良い。形状が複雑なため先が見えないので、プロテクションのマネージメントにも気を使う。手持ちのカムが例によってマスターカムとキャメ1セットずつだったのでかなり不安。結局、ハンドサイズ以上のカムを早々に使い果たし、ヘキセンまで全部放出したころに、終了点が見えてきた。持ってて良かったDMMトルクナッツ。終了点は木に腐れスリング、残置ビナ1枚あり。下降は懸垂2回。このグレードとしてはオンサイト・トライの充実感高し。★★
アップのつもりが、なかなか厳しいスラブと先の見えないクラックへの突入で消耗し、お腹いっぱいになった。大満足。そうは言っても本題が残っているので、サラダむし。
サラダむしは5.10のスラブ。グラウンドアップで拓かれているようでなかなかのランナウトっぷり。ただ、難しいムーブはボルトのすぐ上なので、問題なし。核心部のムーブで勇気が出ず、テンション。分かればできるムーブなのに、オンサイト・トライでそれができない。できないというより、できるかできないかの判断ができず、ムーブをおこすことができない。思い切って突っ込むことができない。スラブの経験が圧倒的に不足している。とても悔しい。
精神的に消耗したので、あとはボルダー。親指岩下エリアでマントルサーキット。マントル課題だけを下から順番に登って、たどり着くまで。小川山マントル(5級)を登ることができたのが、良かった。小川山マントルは左のクラックと右の足元の岩の間にラインが引かれていて、右よりと左よりの2通りが登れる。両方を登った。特に右が面白くて、今はやりの地ジャンから被った岩の上にマントルを返す。失敗すると岩が露出した斜面に吹っ飛ばされて緊張感満点。そのあとはその右の4級のマントル課題に敗退して終了。
この日は瑞牆の岩が濡れていたようで色んな人が小川山に大集合。じゅんさんとロジャーさんは、ちょっとまえに書いた「小さな親切大きなお世話」の記事を読んで登りに行ったそうで、嬉しいことです。
この日は瑞牆の岩が濡れていたようで色んな人が小川山に大集合。じゅんさんとロジャーさんは、ちょっとまえに書いた「小さな親切大きなお世話」の記事を読んで登りに行ったそうで、嬉しいことです。
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