キャンプ6日目。2日。
この日はのりさんを甲府でピックアッップして、金色森周辺へ。
まずは下の谷でボルダリング。
「隕石ロケット」を登り、ヒレスタートで登っていた左上のクラックを下のシンハンド・フィンガー・スタートで登り、ワイド・ボルダーの「まきびとひつじを 守れるその宵」を登り、その左下に、なかなかの岩を見つけました。
岩茸まみれのフレーク状のクラックが上に伸びています。これだけだったらわざわざ登ることもないかという感じだったのですが、左の顕著なフレークから、縦に伸びるクラックまで、綺麗にホールドが繋がっています。右にトラバースして、上に登るライン。楽しそうです。
スタート付近の倒木を盛大に整理し、トラバースのホールドを掃除し、準備万端。トラバースの手のあたりにツツジの小枝が、足元にモミ(?)の小枝が出ていますが、これは残しました。のりさんはあの草野さんの薫陶を受けていて、生きた木を取り除くことは許してくれないのです。縦クラックの岩茸は、登りながらブラシでこすってなんとかする予定。
トラバース部分は、意外とホールドのかかりもよく、問題なし。縦クラックに入ると、なかなかシビアでした。安定した体制にはならず、ブラシを受け取る体制にも、ブラシをかける体制にもなれません。不安定な体勢でバシバシとデッドをかまして登っていくしかありません。時折手のひらで岩茸をこすり落としつつ、両腕をパンパンに張らせて、両足をジャリジャリ言わせて、完登しました。
持てる力を出し切ったいいクライミングでした。「くすしき光の 導くまにまに」。
お昼は、黄金森、ナメクジの前でコーヒータイムでした。僕はこの森が本当に気に入っています。陽の光が明るく溢れていて、鳥の鳴き声がにぎやかに響いて、暖かくて。下のエリアはちょっと薄暗いです。シンクラックPは寒々しく厳しいです。
午後は、上のフィストからワイド。これは勉強が必要なので、トップロープを張って何度も登りました。やはり、カムが邪魔、カムを踏む。ダメですね。最後に、右肘を入れると実は楽、ということに気づきました。そのあと、ロジャーさんに聞いたら、「あれは右肘を入れるとロックが効きそうな形状だ」と言われ、やはり何が有効なのかを見抜く目を身につけなければならないのだと、学びました。
薄暗い中を撤収していたら、ナメクジに人が。じゅんさん、西條さん、ロジャーさんでした。
ロジャーさんはナメクジ、じゃなかった、「たえなるみ歌は 天(あめ)よりひびきぬ」を完登されたそうで、「いい課題」と褒められちゃいました。嬉しい限りです。
夜は皆さんと一緒に丸亀でうどんを食べ、楽しいお話を聞き、ロジャーさんと翌日の約束をして、解散しました。
「いつもの場所」にキャンプイン。
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