2015年2月2日月曜日

岩と雪 #161

謎は解けた!ゴリラの話しが一番面白い、岩と雪161号(1993年)。


ゴリラの登攀能力は?
「人間に登れるところはゴリラでも登れますから」と言って、上野動物園が、新設するゴリラ舎の運動場の擬岩をゴリラが登ってしまわないかの判断をJFAに依頼してきて、北山さんが試登して、弱点となるワイドハンドのクラックを見つけた話し。

○記録
・越沢・お宮のハング《ピンチは右手?》Ⅵ+

・丹沢・広沢寺・対岸の岩場《ダグアウト》、《スティックアウト》

・小川山・スラブ状岩壁南面
《穴があったら出たい》、《song of pine》、《デロリンマン》
誰に聞いても謎だった《デロリンマン》のライン取り。3がそれ。「下部は1本目のヌンチャクをあらかじめセット(2のガバから可能)してスタート。核心は左のスプーンカット状のフットホールドから右へもどり2本目のボルトにクリップするまで。」発表時のグレードは5.11c/d。右下からスタートだったら5.11c/dというグレードもあり得るかもしれない。100岩では5.11d。機会があったら登ります。


・小川山・妾岩
《クレインⅠ》、《クレインⅡ》、《ザ・ファーム》、《ジェラシー》、《テンプテーション》、《アント・アンド・グラスホッパー》

・小川山・屋根岩2峰南面
《ちゃわんむし》、《オーロラⅡ号》

・東股沢・雨降山西尾根末端壁
《時代逆行フェイス》(5.10d)20m。92年5月、北山真。林道沿いの堰堤から見える顕著な一枚岩で、傾斜は80度くらい。ボルト6本。

○アジアにもあった "本物"の石灰岩壁 南タイ プラナーン岬とピーピー島 安江斉
あこがれのリゾートクライミングの先駆け。

○フリークライミングの危険を考える 小日向徹
賠償事故。日和田山の裁判例の解説。

○ビッグウォールやろうぜ マイク・ストラスマン編 最終回
9.ソロの概念と実際 スティーヴ・シュナイダー
ソロ・システムとして、「タイイング・ノット」、「グローブ・ヒッチ法」、「ザ・チャールズ・コール法」、「ソロイストとソロエイドによる方法」、「サイレント・パートナーによる方法」を紹介。
10.初登攀するということ スティーヴ・グロスマン
「プレミアがつくような未踏の岩壁でも、よく登られている人気の岩場でも、ある種のプレッシャーによってそのパーティーの実力を見事に反映したようなルートしか、しょせんは開拓することはできない。すばらしい可能性を秘めているにもかかわらず、そうやって無理やりに開拓されたできそこないのルートを見るのは、本当に悲しいものだ。」
ある種のプレッシャーって、なんのことだろう?
11.ビッグウォールの登攀倫理 スティーヴ・グロスマン

○人工壁の老舗アントレプリーズから、電動回転式ウォール、220万円。

○日本の100岩場 六甲・不動岩

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