2015年9月4日金曜日

《バイシクル・ダイク》day1@小川山

ジャムセッションで出会ったS氏にそそのかされて、《バイシクル・ダイク》。怪我と天気で随分とクライミングから離れてしまっていましたので、晴れ間を見つけて一人で小川山に向かいました。

岩の上の大木から取り付きまで、50mロープで一杯。終了点のさらに上の岩と岩の隙間には、大蛇が二匹。蛇が苦手な僕は心臓が止まるかと思うほどびっくりしましたが、あちらもまたびっくりしていたようです。

《バイシクル・ダイク》は、岩と雪111号において初登の報告がなされました。初登記事では《バイセクル・ダイク》となっていますが、100岩では《バイシクル・ダイク》となっています。初登者の北山真さんが編集している100岩が誤りということはないと思うのですが、変更の理由はわかりません。初登時のグレードは5.11c、ボルトは3本です。現在ある4本のボルトのうち、下から2番目の錆びたRCCボルトは、後から打たれたもののようです。

下部のバイシクル・ムーブで名高い《バイシクル・ダイク》ですが、上部スラブはそれ以上に厳しいものでした。ムーブはおおよそ全て理解できたのですが、あれを下から上まで全部つなげるには、相当な力が必要です。《ジャーマンスープレックス》、《ブラック&ホワイト》、《南風》のように、分かれば登れるというものではありません。《JECC》ルートの感触に近いかもしれません。厳しいスラブの中にいつまでも居続けられるような、そんな強さが必要です。指皮のダメージも大きい。

大変勉強になりました。

3時前には雨が降りそうな気配があり、早めに撤収。駐車場で休んでいたら立派な雨が降り始めました。ボルダーもあきらめ、瑞牆に移動し、瑞牆大橋エリアを見学。分厚いコケに覆われた岩と対面しました。

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