2016年5月11日水曜日

第5回・隙間でズリズリ有志の会@日本一つらい初段


暖かくなり、場所をかえての隙間でズリズリ有志の会。山森さん、じゅんさん、松氏と、「日本一つらい初段」に挑みました。



結果は、全員揃って敗退。これは難しいです。

ということで、目標は達成できなかったのですが、このエリアのことがいっぺんで気に入ってしまいました。広葉樹の緑で覆われる谷、透明な川のゆるやかな流れ、流れに寄り添う砂浜、真っ白に輝く美しい花崗岩。最高です。登りがなくても訪れたい場所です。

登りの方は、近くの隙間を幾つか。「日本一つらい初段」の対岸すぐの隙間は快適。ちょっと離れた別の隙間は、ツルツルに磨かれたスラブにルーフが蓋をしているものです。



前半のトラバースはスメアも効かず足がツルツル滑り、渾身のチキンウィングで挑みました。しかし、山森さんが匠のスメア技術を発揮していとも簡単に解決。真似したらできました。背中プッシュも重要で、つらいですけど。抜け口はツルツル度合いがさらに増し、苦労しました。思い切った発想の転換で打開。とても面白いです。が、もしかしたら、日本一つらい3級かもしれない。

この隙間のすぐ向かいのマントル課題では、またしても山森さんの足使いの技術に感激したり。勉強になりました。

クライミングシューズを履いたまま上流にお散歩に行き、可愛らしいスラブを登ったり。最高です。



コケだらけのカンテに敗退したり(冒頭の写真)。

隙間のボルダーは、ちょっとした工夫で打開できることが多いです。ほんのひと押しで体が10cm上がるだけで、その後の展開が開けたり。「日本一つらい3級」もそんな感じ。そこで得た両足後ろムーブが、「日本一ついら初段」でも使えるんじゃないか、そんなことを考えつつ、次にこの美しい谷を訪れる日を楽しみにしています。

3 件のコメント:

  1. こんにちは。おもしろそうなクライミング、いつも楽しく拝見してます。
    私もワイドクラックがなのですが、ボルダーのワイドは登ったことがなく、非常に興味があります。
    ぶしつけですが、エリアを教えていただくのは難しいでしょうか。
    当方、パートナーが妊婦さんになり、ボルダーに注力するかソロでクラックをするか、思案中です。
    ご検討よろしくお願い致します。

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  2. ご覧いただきありがとうございます。ワイドのボルダーは楽しいです。ぜひやってみてください。
    公開エリアの課題や奥多摩周辺で僕が活動しているエリアであれば、お教えできます。瑞牆にはトポに掲載されている課題もありますし、トポにないルーフの3段の隙間もあります(検索すれば出てきます)。御岳でもいくつかの課題を登りましたし、三峰でも登っています。
    ただ、この記事のエリアをはじめいくつかのエリアについては、僕は連れて行ってもらっている身分ですので、申し訳ないのですが他の人に教える立場にありません。
    奥多摩の課題については、まとめを書いている最中ですので、近々ブログを更新します。

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  3. こんにちは。ご丁寧なご返事ありがとうございます。
    ご事情を確認もせず、ぶしつけなお願いをしてしまい、大変失礼致しました。
    ご教示いただいたあたり、調べてみたところ、楽しそうなものがたくさん出てきました。ありがとうございます。
    また、奥多摩について纏めて頂いてるとのことで、そちらも楽しみに待っております。

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