2016年5月16日月曜日

センチュリーday6

konさんとセンチュリー。

11時頃までゆっくりメゴスでアップした後、センチュリーは2回。

1回目は、取り付きにテントのグラウンドシートを敷いてしゃがんで靴を履いたらシートが浸水してお尻がびしょびしょ、フットホールドの上を芋虫が歩く、最初のジャムを決めたらその下からムカデ(か、見たこともない巨大なヤスデか)が登場、レスト中に大量の蚊に襲われ背中じゅうを刺される、レスト中に肩の上をアリが歩いていることに気づく、上部クラックの奥に苔が繁茂してモイスティ、という感じで、全然集中できませんでした。

しかし、前回わからなくなってしまっていた2箇所を整理して、上部プロテクションも1箇所工夫して、進歩あり。

じっくり休んでの2回目は、切り株を超え、最後のジャム取りでドボン。1テンでTO。

なぜだかわかりませんが、この失敗で、このクラックのことがとても好きになりました。ただ完登したいというだけではなくて、このクラックに挑むこととその過程が楽しみなものになりました。次回は過度に緊張せずに臨めそうです。心の持ちようは、悪くない。

センチュリーの谷は美しいです。特に気持ちがいいのが、木漏れ日の時間。13時を過ぎると、太陽は尾根の向こうに回り始め、岩全体が影に入ります。空気もひんやりとしてきて、この日は肌寒いくらい。日が当たる時間の方が、気持ち良く登ることができます。岩のコンディションよりも、心のコンディションが大事です。

歓喜の瞬間が近づいている感触はあります。でも、シーズンの終わりも近づいています。

0 件のコメント:

コメントを投稿