2018年7月20日金曜日

Slate Quarry@North Wales - 二日目

North Walesのスレートの岩場、二日目。すでに僕はポンコツだった。

Rainbow Slab Area


最初に行ったのは、Rainbow Slab Area。このエリアのメインの岩であるRainbow Slabには、ジョニー・ドウズによる高難度のスラブがずらりと並んでいる。


前日の酷暑の経験から、日陰の岩場がいいねと言って向かったものの、直射日光をもろに浴びて、黒いスレートは火傷しそうなほど熱くなっていた。しかし、岩は素晴らしく、どうしても登りたくなったので、リードすることにした。


Pull My Daisy E2 5c


僕が挑んだのは、Rainbow Slabに架かるRainboの左脇に走るシンクラックを辿るルート。ちょうど真ん中あたりにダイナマイトの穴があって、そこに鉄の棒が刺さっている。それにスリングを巻いてプロテクションにしたら、あとはひたすらランナウトするらしい。その少し下はクラックが広がっていて、ハンドサイズで休めそう。さらに下部はクラックが細くて難しそう。と見立てて登り始めたら、やっぱり難しかった。細いクラックにはプロテクションがなかなか合わず、マスターカムの紫が半身飛び出ているのとマイクロ・ストッパーの一番小さいやつを祈るようにセットした。その上は、メトリウス・カーブナッツの最小サイズ。で、その上のムーブがわからず、断念。泣きながらプロテクションを回収しつつクライムダウンした。オンサイトトライ継続中ということで、また今度。

Catrin E2 5c


次はニールさんがBela Lugosi SlabでCatrinをやった。下部はカムで上部はボルト。最近登れていなかったニールさんは調子が上がらないようで、途中で降りてきた。僕はカムとクイックドローが残った状態の途中までトップロープスタイルで登った。スラブの中でのアクロバティックなムーブが超面白い。ムーブの強度的にもプロテクション的にも、Pull My Daisyと同じグレードなのはどういうことなのか理解できないが、スレートの岩場なりのディシプリンがあるのだろう、きっと。

Twll Mawr


場所を変えて、ポールさんも合流して、Twll Mawr。なんて読むのか全くわからないこのエリアには、かの有名なThe Quarrymanがある。と言っても、巨大な穴の縁を岩が取り囲んでいるエリアの対岸にあったので、すごく遠くて小さく見えただけだが。

https://www.ukclimbing.com/logbook/crag.php?id=636

Imagine Dragons 6b


登ったのは、Imagine Dragonsというスポーツの2Pのマルチ。1P目はカムでプロテクションが取れそうでもあるが、スレートはそういうものなんだろう、きっと。一本のロープをダブルで使って三人で登るという変則スタイルで、僕は両ピッチともフォローした。どっちもムーブが楽しくて面白いルートだった。

ということで、帰りの運転があるので僕はここで離脱。3時間の快適ドライブで子供が寝る前には家についていた。遠いようで実は意外と簡単に行けてしまうNorth Wales。スレートのスラブは最高に面白いので、また近々行くことになるでしょう。


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