2013年9月11日水曜日

北山公園にはじめまして

はじめての北山公園ボルダー。

夏の北山公園は暑いよと各方面から聞いていたけれど、暑いのは大好きだし、下見がてら行ってきた。

お昼頃、最寄り駅に到着。駅前のブルジョアジー御用達感を前面に出したスーパーでメロンパンとポカリスエットを調達し、いざボルダーエリアへ。

アプローチはこちらのウェブサイト。トポはこっち

テクテク歩いて、ショーギ岩に到着。暑いよ。この時点で発汗量が尋常ではなく、ポカリスエットをがぶ飲み。

ショーギ岩どーん。

さて、クライミング。クラッシュパッドを持ってきていないので、難しいのと下地が悪いのはやる気なし

まずは左カンテの《ショウギ入門》(4級)。落ちた。いきなりの本気トライで2撃。これは難しい。

ショウギ入門

木の根が詰まってなければいいクラックなんだけど、残念。

次はマントル課題の《Sakaマントル》(3級)。もっと離れてると思ってたけど、ショウギ岩のすぐ後ろだった。こちらは数トライしたけど、下地が殺人級。下地の大きな岩の間に隙間があって、そこに真っ逆さまに吸い込まれて頭が地面に埋まる可能性あり。

Sakaマントル

当然敗退。


次はあこがれエリアへ。

パチンコ岩の左の《ゼロファイター》(7級)は意味不明。激ムズ。敗退。北山公園は厳しい。

仕方ないので、右の《カトちゃん》(5級)。中間部で少々苦労した。なんとかムーブを解明して、上部リップ付近で気合のデッドムーブが不発。落下時間が長いよ。しかも瑞牆なんかと違って地面が硬くしまってるから、ケツから落ちると痛い

下地

要注意です。

痛みに耐えて気合を入れ直して、完登。体感3級。北山公園は厳しい。そして暑い。買ってきた1.5Lのポカリスエットは既に半分ほどなくなっている。ここで気付いた。北山公園は厳しい。僕には5級が限界だ。

次はあこがれのハワイ航路を見に行ったけど、草と木に覆われて課題を同定不可能。

これ?

《あこがれスラブ》(6級)は一撃。

あこがれランドに移動して、《あこがれカンテ》(4級)。2手目が出せず、敗退。レイバックの体勢に入ると左の岩に足が出てしまう。

《穴好きんちゃん》7級は快適。ネーミングが秀逸だね。穴好きんちゃんの左のフェースにトポにはないけどチョークがついていて、登ってみたら面白かった。マントルがちょいワルで緊張感があってよろしい。しかし暑い。


エレファントに移動して、《初級スラブ》(7級)。ここの情報だと上部の右カンテは限定とのことだが、下部はどうなんだろう?使っちゃったよ。上部は自然と右手をカンテに出したくなるんだけど、我慢した。なんだか不自然。そして暑い。

お隣の《初級クラック》(7級)は一撃。フィンガージャムがバチ効きで気持ちいい。

《エレファントノーズ》(3級)も触ってみたけど、下地が硬い岩盤で、落ちたら痛そうだから敗退。


ボルダータワー周辺に移動して、マントルロック。

マントルロック

下地が高くなってシットスタートとあるが、謎。右の《ソフト》(6級)は座るところが藪で、敗退。左の《ハード》(4級)は下地がえぐれていて、シットだと届くところにホールドはなし。立って登っておいた。

えぐれた下地

《滑り台》はA5級、B6級、C10級。BとCは完登。Aは左のカンテにぶら下がる様にしてスタートとあるが、その意味がわからなかった。股フックカンテの《マントルスラブ》(8級)はシットスタートなんだけど意味不明。近くの《トライアングル》(6級)は一撃。《練習マントル》(5級)は練習に最適。しかし暑い。

練習マントル

次に目をつけたのが《ミニスラブ》(3級)

ミニスラブ

せっかく来たんだから、やはり3級くらいは登って帰りたい。下地は最高。

下地

しかもトポには、細かいホールドとスタンスを刻んで登るとある。最近の小川山通いでスラブは鍛えてる。これはやるしかない。

まずはオブザベ。右の低い位置にかなりいいホールドを確認。


出だしはこれだな。左の少々高い位置にフットホールド発見。


これは使える。

右手が低いから、これはプッシュだな。そこから細かいホールドをつないでいけば登れそうだ。

さて、トライ開始。左足を高めのフットホールドにおいて、目論み通り右手のプッシュで離陸。ここから、左手を伸ばしたら、リップ付近のガバカチに手が届いて、マントル返して終了。

あれ?細かいホールドは?細かいスタンスは?全然触ってないんだけど?どこかに限定があるのかもしれないけど、両手を大きく広げたほどのこの小さなスラブに限定を設けるようなケチなことが歴史ある北山公園で行われるとも思えないし、謎。そして暑い。


次はボルダータワー。狙いは《ザ・フレーク》(6級)

これはめちゃ高い。落ちたらただでは済まない。しかもマットはない。君子危うきに近寄らず。これはやめておこう。そう一瞬思ったものの、よく考えたらこれだけ高くてしかもラインが斜めにひかれていたら、クラッシュパッドがあったところで落ちたらただでは済まない。つまり、マットがあろうとなかろうと条件は同じ。むしろマットがないこの状況ではこの課題こそお買い得ではないか。ということで、トライ開始。出だしだけちょっと悪い。フレークをとれれば一安心。フレークに生えた松の葉が目に刺さるという想定外の事態と、上部スラブの想定外の悪さに泣きそうになりながらも、完登。最高に気持ちいい。となりの岩に飛び降りる下降路が想定外に怖かった。

次に行ったホールドアップは《右》(2級)も《左》(4級)も意味不明。

ホールドアップ

左は石の上からスタートってことなんだけど、離陸不能。石の上からスタートすると落ちるのも石の上。心折れて敗退。


次は木下フェース周辺のバーカーヘッドへ。

バーカーヘッド

まずは《スラブ》(6級)。これは簡単。次は《ヒールフック》(5級)。ヒールフックはしなかったんだけど、どこでやるの?さらに《ワンムーブ》(5級)。ちょっと苦労した。

それから、《ホールド》(4級)

出だしはダブルカンテを抱え込む感じ。左足は良いのがあるけど、右足は何もなくて、初手が出ない。ああでもないこうでもないといろいろやってみた結果、右足トーフックで右手を何もないスローパーにデッドというムーブを発見。そこから、左手を大きいけど方向の悪いカチへ強引に出すムーブも発見。右足を大きくあげて、右手を方向の悪いフレークへこれまたデッド。で、身体を引き上げる。というムーブを組み立てたころにはポカリスエットはなくなっていた。暑い。

しかし、ここまでムーブを組み立てたんだから、登っておきたい。疑惑の3級がこの日の成果では悲しい。ぜひともこれを登って成果として持ち帰りたい。

十分にレストした後、本気トライ。しかし、暑い。フレークに出した右手がぬめって保持できない。フレークで落ちること数度。最後と決めた渾身のトライも、フレークに跳ね返されて終了。

といったところで水分が不足し、登る元気もなくなり終了。


北山公園、素敵な花崗岩が狭い範囲に集まっていていいエリアだった。また行きたい。涼しい時期に。

2 件のコメント:

  1. 暑い…いや、熱いレポートありがとうございます。
    近所に欲しい岩場っすね

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  2. ほんと、近くに欲しいです。御岳のチャートと北山公園の花崗岩があれば最強ですね。
    あ、キャッスルヒルの石灰岩も欲しい。

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