いつものパートナー松氏と小川山へ。
2峰でセレクションをやるつもりだったけど、雨がいつ降り出すか分からない状況だったので、予定変更。腰痛を抱える松氏と、前夜遅く出張から帰って寝不足の僕との絶不調コンビだったので、アプローチが近い弟岩へ。
《ジョイフル・ジャム》
登ったのは《ジョイフル・ジャム》(5.8)NP。岩峰の頂上に立てる気持ちのいいルート。狭めのハンドでちょっと上がったら左のフェースのガバに手が伸びて、また狭めのハンドでがんばって、上部はバチ効きのハンドジャム。プロテクションは、出だしにキャメ4を横向きに突っ込んでおいて、あとは黄キャメまで。オンサイト。
松氏もフラッシュして、あとはトップロープで練習。左のガバを使わずにクラックだけで登ろうとしたら難しかった。ハンドは入らず、フィンガーには広く、サムロックを使おうとしてもうまくいかず、ギブアップ。最終的にはサムロックで登れる感触を得つつも、登れず終了。また来ます。
良いルートだ。
《最高フレーク》
続いて、すぐ近くの兄岩の裏面、《最高フレーク》(5.9)NP。
見たところムーブはフェース的。離陸して少々上がったところでカムを2つセットして、そこからずっと上がってフレークが水平になっているガバを掴んでプロテクションをセットしようとしたら、ガバじゃなかった。しょうがないからいまいちなホールドをもったまま目の前にカムをセットしようとしたら、クラックが浅くて効きはいまいち。落ちたら外れそう。しかも、前腕はパンプして今にも落ちそう。その上のムーブも悪そう。必死でさっきのカムのすぐ上にナッツをセット。一安心。そこからのムーブがやっぱり悪くて、落ちそうになりながらも、カムをセットしつつなんとか完登。オンサイト。
クラック内がガタガタで、その上、フェースのムーブだからクラックの中を見にくくて、プロテクションのセットが難しかった。斜めに登るから回収も大変。
《八王子ルート1P目》
次は兄岩の下部に移動して、《八王子ルート1P目》(5.9)NP。
下部はコーナーをバック&フット。プロテクションは左のクラックに小さなカムとナッツが入る。バック&フットでずりずり登るのって楽しいね。ちょうど真ん中くらいでコーナーを抜けて、左上に移ったすぐ後が核心部。左手のフレークと右手のクラックで挟み込んで、力技で切り抜けた。その後は、レイバック。中間部から、プロテクションはほぼナッツだった。
テラス上でビレーして、松氏はフォロー。テラス上には講習パーティーがおり、何も登らず裏から歩いて降りました。
コーナーのずりずり、緊張感ある核心部のムーブ、悩ましいナッツワーク、良いルートです。
《タジヤン4》
それから、腰痛を抱える松氏が腰にはスラブが良いというので、下部で《タジヤン4》(5.10a)。この日初めてのボルト・ルートのスラブ。松氏オンサイト。僕はフラッシュ。
なんてことない少々長いスラブ。トポを見ても右のルートとの関係がいまいち理解できず、また、左をどこまで使っていいのか分からなくて、モヤモヤ。
といったところで、ルートは終了。プロテクションのセットとジャミングについて大変勉強になった一日でした。
一旦駐車場に戻ってボルダーの準備をしてたら雨が降ってきて、ボルダラーも撤収開始。しばらく待ったものの、雨は強くなってきたので僕らも撤収。しかし、その後すぐやんだようで、もうちょっと待って、少々の雨では濡れないボルダーを登れば良かった。反省。
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